
5月は「ロボクリーン」です。
ゴミに見立てたちり紙をまいています。ロボットは、ブラシ代わりのロッド(赤い部品)をクルクル回転させながら前進してゴミを回収します。
ブラシと床の間隔が絶妙で、これくらいのちり紙なら(進行方向にあれば)しっかり回収していきます。
このロボットは、パーツ寸法の妙で成り立っています。タイヤは2個しかないので、ロボットは、電池とモーターが収まっている重たいおしりを引きずりながら前進します。タイヤLの寸法と取付けた位置が、ロボット底面と床の隙間を僅かなものにしている為、前進する勢いを失わず、かつ、ブラシでゴミも上手く回収できる高さを保つのです。しかも、タイヤLよりも僅かにギアLの直径が少ない為、ギアに邪魔されることなく、タイヤが接地できています。
各パーツの関係性から幅・厚さ・長さを決めるルールを「モデュール」といい、組立て式ロボットの良し悪しを決める、重要な要素となっています。
このパーツのモデュールは抜群に良く、しかもかなりこだわった作りになっていると言えます。