
5月2回目のテーマは「電気分解」です。写真はいわゆる、電気ペンです。電解物質と試薬を入れた溶液を作り、アルミ皿の上のろ紙に塗り、通電した鉄釘でろ紙の上をなぞると、試薬が反応して文字がかけます。フェノールフタレインが反応して、薄い赤紫色になっています。
この手の実験では、先にホワイトボードで原理を説明してから実験を行います。多くの理科実験は、「仮説の検証」という意味合いが強いです。
生徒の「予想」から仮説を立て、原理を知ることで、考え方を学ぶことができます。そして、自分の予想(=仮説)を検証する為に実験を行った方が、実験を能動的に行え、かつゴールが見えているので、実験のポイントをつかみ易いメリットがあります。さらに、実験が上手くいかなくても、原理説明->実験->ふりかえりとなりフォローがし易く、生徒にも満足してもらえます。
先に実験の結果を知っていても、驚くことに変わりはありません。電気ペンでも、色が変わることを体験すれば、
「あ、本当だ!!」
って必ず言いますから。