小牧市での名鉄ハイキングに参加したコースに

メナード美術館も含まれていたので、年間パスを

利用して開催中の所蔵企画展「歳・時・記 花ひらく春」を

鑑賞してきました。(23日)

 

 

歳時記とは、季節の年中行事や自然を記し、

俳句の季語を解説、分類した書物のこと。

古来より四季に親しんできた人々は、

四季折々の自然の姿を掛軸、屏風、工芸に描きとめ、

季節の装いとして室内を飾りました。

「歳時記」と題した本展は、

一年間に季節にあわせた全三回の展覧会を開催し、

所蔵コレクションが見せる移ろいゆく季節の情景を、

歳時記をめくるようにお楽しみいただきます。

第一回「歳時記 花ひらく春」では、新春から夏が近づく春の終わりまでを、

日本画を中心とした作品約50点で紹介します。冬を越えた植物の芽吹き、

さえずる小鳥、咲き誇る花々など、メナード美術館の春を・・・。

(チラシから)

 

美術館に着いたのが開館10時の15分前だったので

別館アネックス(上の画像の右側の建物)で開館を待ちました。

 

館内の案内

 

撮影スポットは、宝船と一緒に。

よく考えればスマホで自撮りできましたね。

 

小さな作品展は

 

クレヨンなどを利用して

用意してある紙に描き

 

投函します。

 

投函された作品が奥の掲示板に掲げられていました。

 

10時になり入館。

展示目録、チケット、チラシです。

 

 

数多くある中から数点の作品を紹介します。

説明は展示室でメモして。

画像はチラシと手持ちの図録からです。

 

 

小林古径《八重山吹(瓶花)1941

ゆったりとした形の大徳利は、古径自身が愛蔵した

古九谷。鮮明に描かれた赤絵が印象的です。

 

 

安田靫彦《春暁富士》1967

日の光を受け朱色に染まった空の中、丸みを

帯びた姿で画かれた富士が春の空気の

まどろみを伝ええています。

 

 

前田青邨《紅白梅》1960

可憐な白梅と紅梅が咲き乱れる本作からは、

華やかな風情が感じられます。

梅の枝には11羽の小鳥を見つけることが

できます。

皆さん見つけられましたか・・・

8羽しか分からなかった秘書です。

 

 

画像大きくしましたよ。

 

 

奥村土牛《紅白牡丹》1958

冬に咲く寒牡丹が誕生し、紅白牡丹は縁起の良い

色彩から新年を祝う花として親しまれてきました。

 

 

福田平八郎《躑躅頬白 (つつじ ほおじろ)》1956頃

明るい日差しのもと鮮やかに咲くツツジと戯れる

二羽のホオジロ。平八郎の優れた色彩調和を

見ることができます。

ホオジロこの冬はまだ出会っていないです。

 

 

島田章三《ミモザの頃》2000

初春の季語であり、ヨーロッパでは「冬の太陽」と

呼ばれ、春を告げる花として親しまれています。

次女宅に毎年咲いていたのが

昨年枯れてしまって残念なことに。

 

 

瀧下和之《七福神図 宝船》2021

輪郭は利き手とは逆の左手で下絵を描き、

その上から彫刻刀で掘って表しています。

遊び心ある独自の手法が取られています。

 


 

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