岐阜県岐阜市の岐阜県美術館で「絵本作家・わかやまけん の世界」の

回顧展が開催されているのでお出かけ。(15日)

「こぐまちゃんえほん」の生みの親、わかやまけん(若山憲)は、1930年に

岐阜市で生まれ、戦後ほどなく童画に出会い、グラフティックデザイナーを

経て上京し、様々な創作絵本を手掛け「こぐまちゃんえほん」シリーズは、

15作が生まれ、半世紀を超える大ロングセラーなっています。

本展はその魅力ある多彩な創作活動を探る、

約30冊の絵本のリトグラフと原画、

雑誌の表紙原画や貴重な資料など約230点で

初めての回顧展です。

 

美術館入り口で

「こぐまちゃんとどうぶつえん」(こぐま社)

 

美術館内のホール

 

展示場入り口

 

チラシとチケットに展示目録

 

ホールで。「しろくまちゃんのほっとけーき」

 

こちらもホールで。

「おばけのどろんどろんとぴかぴかおばけ」(1981年)

 

画像はチラシから

 

絵本製作の発色を確認するための、手刷りリトグラフ。

特色6色(スミ(墨)、アイ(藍)、グレー、緑、オレンジ、キイロ)を、

それぞれの色が印刷される個所を「描き分け原画」を用意し、一色ずつ刷り

重ねる方式で制作。絵具やオイルパステルで描いたような、カラー原画は

存在しない。これに対し刷りでの作品は、手作りならではの味わい深い

美しさと魅力となっている。

 

そのリトグラフ作品

「しろくまちゃんのほっとけーき」(1972年)

 

こちらもリトグラフ

「あかべこのおはなし」(1980年)

 

こぐまちゃん絵本シリーズ  文字が読めない子どもでも

楽しめるよう、こぐまちゃんが何をしているか一目で

分かることを重視しています。

 

「りぼんをつけたおたまじゃくし」(1967年)原画

 

「保育の友」1986年8月号 表紙原画

 

新見南吉「ごんぎつね」のカバー絵や挿絵を描いています。

 

「ごんぎつね」(1978年)原画

 

展示会場には、子どもたちが読むことができる

絵本が置いてあり、平日の午前中だったので

幼児連れの家族が結構観に来ていました。

多趣味と秘書たちの子育ての時にはなかった絵本、

なので知らなくて・・・

娘たちは孫に読んで聞かせていました。

 

 

 

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