岐阜県養老町高田で行われた「高田まつり」を
初めて見に行ってきました。(21日)
高田まつりは曳き軕まつりで、3両の軕があります。
防火、現在では広く防災を祈願して行われる、
愛宕神社の例大祭に合わせて開催されます。
高田まつりの起源は、1759年(宝暦9年)で
西町軕組の猩々軕、東軕組(東町・中町) の林和靖軕、
下河原軕組の神楽獅子軕の3軕が曳き出されます。
商店街を神社へ向かう軕、両脇には露店が並び賑やかでした。
愛宕神社前で
最初の下河原軕組の神楽獅子軕の奉納が始まります。
2人の獅子舞、このあと3人による乱獅子もありました。
下川原町の神楽獅子軕、東町・中町の林和靖軕、
西町の猩々軕の3輌が曳き揃いました。
奉納が終わって商店街へ戻る、神楽獅子軕
車輪が静止したままで軕の向きを変えられる回転機構があり
ほかの祭りでまだ見たことがない構造で珍しいです。
神社前に広場がなく軕が90度回転して奉納できるようにしたのでしょうね。
東軕組(東町・中町) の林和靖軕の精巧に動く鶴からくり。
林和靖軕の奉納が終わり
西町軕組の猩々軕
立川流彫刻の作品群が素晴らしさも見どころです。
この春に見た、犬山祭、高山祭、大垣まつりのユネスコの無形文化遺産に
なっている山車と比べても遜色ない軕、こうした地方の町にも残っている
のは素晴らしいことで、いつまでも伝承してほしいですね。
歩き回って祭りを見た後のランチは、
名鉄岐阜駅近くで海鮮丼とビールで
祭の余韻を楽しみました。
ご訪問ありがとうございます。
この日は、名鉄、JR、養老鉄道を乗り継ぎ1時間半ほどで
美濃高田駅へ、駅から徒歩10分ほどで商店街から
愛宕神社での奉納を見て、この日の歩数は約7千歩でした。