フラワーパーク江南で、ハロウィン花のオブジェ展を

見た帰りに、市内にある「内藤記念くすり博物館 」の

薬草園を散策してきたので紹介します。(8日)

 

約3か月ぶりになったくすり博物館で、施設内には

図書館、本館、展示館、温室、薬用植物園があり

全て無料です。

 

初秋に咲いていた花の一部の紹介です。

説明は薬草園の表示板から。

 

ハネセンナ・・・熱帯アメリカ原産。キャンドルプッシュともいわれ

健康食品(サプリメント)として利用されているが、全草に

センノシドを含み、摂取量が多いと下痢を起こすなどの

副作用が報告されている。

 

クミスクチン(ネコノヒゲ)・・・インドから東南アジアに分布。

長く伸びる雄しべと雌しべからネコのひげのように見えるので

この名がある。

インドネシアの有名な民間薬でカリウムを多く含み、利尿、血圧

降下、腎臓炎、尿路結石などに良いとされる。

 

ローゼルソウ・・・アフリカ北西部に分布し、日本には明治時代に

伝わったとされる。花後に果実を包むガクをハイビスカスティー

やジャム、ソースの原料にする。また若葉や種子を食用に、茎は

「ローゼルヘンプ」という繊維の原料にする。 

 

チンネベリーセンナ・・・アラビアからインドにかけて分布。

豆果がやや湾曲していて耳の形に似ているのでアラビア語の

耳(sana)に由来する。

昔から便秘に用いていた優れた生薬。

 

トウガラシ・・・熱帯アメリカ原産。中国を経て日本に来たことから

唐辛子の名がある。成分のカブサイシンは消化官運動を進め、

少量で唾液、胃酸分泌を促進する。また皮膚の血管拡張作用

がある。

多趣味は辛いものが大好きなので、もちろん

赤い唐辛子も好きですよ~・・・・

でも食べるといつも汗かいてます。

 

シオン・・・シベリア原産で薬用として渡来した野菊の一種。

「枕草子」や「源氏物語」などにも書かれている。淡紫色の

花が咲き、観賞用に栽培される。根を乾燥したものを紫苑と

いい漢方で鎮咳、去痰薬とする。

 

キダチトウガラシ(シマトウガラシ)・・・アマゾン川流域が原産と

され、熱帯から亜熱帯地域に広く分布。果実は小さく、萼と果実

が離れやすい。乾燥させた果実を泡盛に漬けこんだコーレーグス

(高麗薬)という調味料があり、沖縄ソバなどにかけて食べる。

 

イヌサフラン・・・ヨーロッパ・北アフリカに分布。球根や種子を

リウマチ治療薬等に用いたが毒性が大変強い。成分の

コルヒチンは植物の染色体を倍化させるので品種改良に

応用され、種なしスイカが作られた。

 

ニチニチソウ・・・マダガスカル原産。初夏から晩秋にかけて

次々と花を咲かせ続ける。抽出されたビンクリスチン・ビン

ブラスチンなどの成分は抗がん剤の原料とされ白血病など

に使用されるが植物のままでは毒性が大変強い。

 

トウワタ・・・南アメリカ原産。切り花や園芸植物として栽培される。

全草に強心配糖体のアスクレピンなどを含む。催吐作用があり、

南アメリカでは根をトコンの代用品としたが毒性が強い。

 

薬草園から温室へ

 

果実は、チョコレートやココアの原料になる

カカオだけが実ってました。

 

小さな花が幹などにたくさん咲き、

そのうちの数個が大きな実に。

熟し始めると実が茶色に代わってきます。

 

 

ご訪問ありがとうございます。

 

今よく咲いているのを見かけるニチニチソウ

植物のままでは毒性が強いって皆さん知ってました?

知らなかった秘書です。

 

 

(今回は、コメント欄は閉じています。)