アウラ学びの森では、毎週金曜の16時20分から、「読書表現」という授業に取り組んでいます。
「読書表現」は、大人と子どもが一緒になってひとつの物語を読み込むところが最大の特徴です。
前回から読んでいる『王さまとくつ屋』。
今回はそのクライマックスのところをみんなで考えました。
考えるポイントは3つ。
そのひとつひとつについて、大人と子どもがペアになり意見を交換します。
このときいつも感心するのは、子どもの発想の自由さです。
えー?!そんなんありなん?!
という読みをどんどん出してきます。
その読みを聞いていると
自分はなんてつまらない人間になってしまったんだ…
と、頭の硬さに軽く絶望することも(^_^;)
もちろん、物語の大筋を読み取って、そこから推測する力もとても大事です。
なぜなら、そこにはしっかりとした論理があるからです。
でも、それだけでは面白くないですよね。
だって別に「正解」はないんですから。
子どもの読みは、こうした「正解」に縛られていないからこそ自由なんだと思います。
そして、その自由な読みに触れるうちに、だんだん楽しくなってきて、大人も自由な読みができるようになってくるんです。
そうなってくると、もう大人も子どもも関係なく
ああでもない、こうでもないと
自由な読みがあふれ出します。
アウラの「読書表現」は
子どもにとっては、論理的な思考力を養うための
大人にとっては、今までの勉強では得られなかったものを学び直すための
新しい学びの場だと言えるかもしれません。