新 三つの個・展
6月に入って、ますます日差しも強く初夏らし日が増えてきましたね
本日も快晴で、お昼頃にはかなり気温も上がっていました
さて、現在ホール1・2では、
新 三つの個・展を開催しています
福井の現代美術をけん引してきた画家の五十嵐彰雄さん、和紙造形の橿尾正次さん、前衛書の山本廣さんによる三人展です。
「三つの個」は1990年に誕生し、2002年までに6回開催されていて、そのうちの2002年に開催されたのがまなべの館で「いろとかたちの誕生」展で、それからなんと20年ぶり!まなべの館では2回目となる今回
各分野の根源を基に唯一無二の美を追求し続ける3人の作品を新作含めて計52点展示しています
絵画の五十嵐さんは、塗ることで何層もの塗面をつくり、さらに削ることで絵画の表面を作っています。さらに「塗る」という工程を増やし新作も展示しています
キャンパス地に小さな穴があるものもありますが、それも作品の一部になっているそうです!
和紙造形の橿尾さんは身近にある植物の種や葉の形に着想を得て、鉄線で作った枠組みに和紙を貼り表面に柿渋などを塗って土臭さを醸し出しています
草木染の和紙にこんにゃくのりを塗った作品もあり、とても優しい光沢を感じます
触って音を出すことができる作品もあるので、どんな音を奏でるのか優しく触れてみて
ください
前衛書の山本さんは、「描く」と「書く」を墨の線と面で表現されています
「宇宙の卵」シリーズでは、宇宙の広がりさえも感じられるようです
コロナ渦のうっ屈した気持ちや、それを乗り越える希望などをイメージした新作シリーズ「M・Dの窓から」も展示されています
3人の「個」がそれぞれに輝いていて
その三つの「個」の素晴らしい輝きが心地よく合わさり、優しい空間に癒されてしまうかも
です
そして、会期中の6月4日(土)には、特別講演も予定されております!
申込不要・無料ですので、ぜひともご参加ください
特別講演
「美術の味方、楽しみ方」
国立国際美術館 上席研究員 安來 正博氏
日時 令和4年6月4日(土)
時間 14時~15時30分まで
会場 鯖江市まなべの館2階 演習室
料金 無料
新 三つの個・展
会期 令和4年6月1日(水)~6月5日(日)
時間 9時~17時まで(入館は16時30分まで、最終日は16時まで)
会場 鯖江市まなべの館
料金 無料