泰平の 眠りをさます上喜撰 たった四杯で 夜も寝られず
これは、嘉永6年(1853)の黒船来航によって混乱する日本国内の情勢を皮肉った狂歌です。たった四杯(4隻)の上喜撰(当時のお茶の銘柄、蒸気船にかけている)で夜も寝られなくなった、という意味になります。よくできていますね
実はこの狂歌、鯖江藩7代藩主で江戸幕府老中の間部詮勝が詠んだ作品と言われており、今年もこれに因んだ狂歌コンクールが開催されます。
詳しくは応募チラシ(↓)をご覧ください。
今年は明治維新150年
全国的に様々な記念事業が予定されていますが、間部詮勝を検証(顕彰)してきた我々としては、明治政府(有能で善)VS 江戸幕府(無能で悪)といった「薩長史観」ではなく、客観的な歴史としてとらえたいと思います
そこで、筆者もひとひねり
勇ましく 攘夷攘夷と言ってた君が いつの頃から 開国論者