圧倒的な存在感を放つ未在社さんの「えとの現代書展」が、今年も始まりました!
タイトルは『[トリの目]・・・と、なる。』。
平面な紙に書かれた「書」。
のはずですが、未在社さんの現代書展は、今年も平面に収まったりしません。
水平線まで続くような、書による波まで現れました。
そして床に広がる作品を囲む、壁面の大きな書。
むっくりと起き上がってきたようにも見えます。
この目を奪う空間は、見る者が鳥のように俯瞰しているような展示にされたそう。
絵にも見える、「墨のかたち」である「書」。
でもやっぱり文字であり言葉であり、意味があります。
今回のテーマは2017年の干支のトリです。
鳥・酉・隹といった漢字をトリらしく(?)表現し、
あるトリは毛を震わすように、あるトリは今にも飛び立ちそうに見えます。
波に書かれた文章も、すべてトリに関わる書物を書き写したものだとか。
紙の上だけでなく空間全体で作品が羽ばたく「トリ」展。
足元の作品を見下ろし、壁面の作品を見上げたとき、
私達の目線は、[トリの目]に近付いているかもしれません。
墨で、常に新しい表現に挑戦し続ける未在社さんの現代書展。
どうぞお越しください。
2017 えとの現代書[トリ]展 [トリの目]・・・と、なる。
12月25(日)~1月9日(月・祝)
※最終日は午後4時まで
※12月26日、12月29日~1月3日は休館日
入場は無料