さばえ幕末・明治維新を学ぶ会
本日は、学習会の第1回目で、約40名の参加がありました。ご参加の皆さん、お疲れ様でした。
今回は、江戸幕府の組織・役職について勉強しましたが、江戸幕府の役職は、なんと400近くもあるのですね。
このうち、間部詮勝公が2回務めた「老中」は、幕政を担う最高職で、言わば「総理大臣」です。同時期に3~5名いて、月番制でした。
さて、話はまた脱線します。
時代劇「必殺」シリーズの中村主水は江戸町奉行所の同心(どうしん)です。江戸町奉行所は、行政・司法・警察が主な任務で、現在の警視庁と東京都庁を兼ねた役所ですから、彼は警察官
および都庁職員だったわけですね。
一方、「鬼平犯科帳」の長谷川平蔵は火付盗賊改方(ひつけとうぞくあらためかた)で、幕府直属の常備軍から選ばれました。つまり軍人です。職務は放火・強盗・賭博を取り締まることでした。要するに、町奉行所は「文官」で、火付盗賊改方は「武官」と考えると良いようです。
時代劇も、そうした視点で観るとまた違った面白さがありますね。
次回の学習会は下記のとおりです。
【日 時】8月7日(日)14:00~16:00
【会 場】鯖江市まなべの館 2階 演習室
【テーマ】外国船の来航 -江戸後期における幕府の対外政策-