画像は Yahoo!きっず図鑑 さんからお借りしました。

 

コザクラインコを小鳥屋さんで購入しました。

コザクラは元気で陽気な♂と病気で成長の悪い♀の2羽しかいませんでした。

 

その女の子が何ともいじらしく愛着が湧いて連れて帰りたいというと

店主が「この子は弱いから長く持たないかも。だから売れない。」と言われました。

どうしてもこの子がいいこと

いままでたくさん鳥を飼ってきた経験があることを伝えました。

 

実は 店主さんも愛着があること

命が長くないかもしれないから、

購入後、何かあっても文句を言わないこと

大切に飼うことを約束して

譲ってもらうことになりました。

 

COCO(ココ)ちゃんが我が家にやってきました。

 

 

 

小さめの鳥かごにタオルを敷いた休む場所を作り、暖かい部屋の中で飼いました。

幼鳥用の栄養餌をお湯でふやかし柔らかくして、少しづつ日に何度かあげました。

家に来た時から細身で痩せていて、下痢をしがちと聞いていました。

水様糞にちょっと固形が入っていいたり、

マヨネーズの硬さぐらいの塊の糞をしたり、

行ったり来たりの体調でした。

 

でも 愛らしく、居るだけで幸せな気持ちになれます。

 

 

 

飼い始めて数ヶ月経った頃、

母が「なんか鳥が変だよ」というので見てみると

タオルの休む床部分にじっとうずくまって小刻みに震えています。

タオルに水様糞が染みて変色しています。

清潔なタオルでそっとくるんで手で覆って温めました。

じっと動かず辛さを耐えている様子でした。

 

夜になって 硬く重くなりました。

もう反応がありません。

COCOちゃんが亡くなって

次の日会社へ行きましたが、1日放心状態でした。

可愛かったな、せつないな、

あの子は家へ来て、幸せだったのかな?

 

 

 

それから半月程して

突然のお腹の激痛に襲われ救急病院に行ったものの

盲腸でもなく、原因がわかりません。

激痛で水も飲めず、一日1回ブドウ糖とモルヒネのような鎮痛剤の点滴をします。

 

1ヶ月経って、さらに大きな病院の婦人科に紹介されます。

子宮内膜症と病名はわかったのですが

子宮がん患者優先で、何の治療もせず元の病院で毎日点滴だけしてもう1ヶ月経ちます。

婦人科2回目の通院の時に担当医がお休みで婦人科医長の別の先生に受診になりました。

すると「あなたこのままじゃ(命が)2週間持たないよ。明日緊急オペだ!」

 

開腹手術を受けてみると

子宮内膜症の重症で

親指の先位の大きさの左卵巣が卵大に腫れ、チョコレート嚢腫になって子宮に癒着、

右卵巣に水が溜まってピンポン玉大に腫れている、

骨盤凍結といって腹腔内の腸などが内膜症で蜘蛛の巣状に癒着して固まっている。

ダメになっている組織や癒着の切除をし、腹腔内を洗浄して

溶けるシートでそれぞれの組織を包んでお腹を閉じたそうです。

21歳の冬でした。

 

 

 

COCOちゃんは愛おしくて 別れが辛かったけれど

私の所に来てくれたのは

もしかして 私を助けてくれたの?

 

偶然かもしれないけれど

看取らせてもらったことが

何か ご縁のように感じたのでした。

 

 

 

以上で 鳥遍歴は修了です。