手術後に義長姉の病院へお見舞いにいきました。
義母と義次姉とと一緒に病院へ向かう道すがら
頭は開いて見たものの 頭頂に蝶が羽を広げたように悪性腫瘍が広がっており、
言語野や運動野に今以上の障害が起こる危険があり、何もできずに頭を閉じたこと、
本人が気を落とさないよう、「手術は成功して回復を待つだけだ」と口裏を合わせること、等
詳しい内容を聞きました。
また 義次姉から
「相手が病人だから我慢しているけど、私もう堪忍袋の緒が切れそう」と打ち明けられます。
義長姉は 義母の最初の旦那様の子で、義母だけ追い出された形で離婚しています。
その後、継母と折り合いが悪く、高校卒業と同時に両親と絶縁し、
義母の兄である伯父に世話になります。
義母は既に再婚しており、義父が引き取ることを許さなかったので
義父が仕事で居ない時間に こっそり会いに来ていました。
年齢の差もあり、血はつながっていても一緒に育った訳ではないのです。
その姉が 自分の年老いた母にわがままを言って辛く当たり、
老舗のウナギのかば焼きを買って来るよう言いつけ、
「こんなんじゃないっ」と そのウナギを病室の天井に投げつけて汚したり
義母が泣く姿を見て、許せないの、ってこぼしました。
義母と義次姉に 私は何も力になれず申し訳ありません、
交通事故にあったり、脳の外科手術をした方はせん妄状態で
混乱して粗暴な態度をとることがあるそうなので
義長姉の性格が変わったのではなくて、
一時的な症状だと思って様子を見ましょう、とお伝えしました。