高校生の時に 遠足で箱根旧街道の杉並木を散策しました。
ひんやりと マイナスイオンたっぷりで
3人で手を繋いで やっと幹回りを一周するほどの巨木もあり
抱きついて耳を当て 水を吸い上げる音が聞こえないか?
樹皮に両掌と額で触れ その杉の個体のバイブレーションを感じてみたり
この土地の波動に同化するような とても満たされた気持ちになりました。
社会人になって 20歳の時に 伯母・叔母・母と4人で
近場に旅行に行こう、という話になり
鎌倉から関所、箱根旧街道というルートで移動しました。
残念ながら 強い雨が降ってしまい
街道沿いの舗装された道路を少し歩くだけで終わりました。
交通量が多く 道路脇の樹木が随分と枯れてしまっていました。
暫くして とても印象的な夢を見ます。
意識の 深い深いところへ降りていって
媒介する意識体と共に 実態を見るのですが
そこはまるで グレた杉の個体意識がセル状に密集してマンモス化し、
巨大な塊となっているようでした。
「グレた」という表現は あまり正しくなくて
実際には 「杉」本来の種の 本意を全うできない生育環境への
違和感が蓄積してしまっているだけのようで
特段 人間を恨んだり、公害や自然破壊に憤りを訴えているわけではないようでした。
古来より ずっと杉の木はあったと思います。
なぜ 近年こんなにも花粉症が増えてしまったのでしょうか。
大規模な伐採や植樹、アスファルトでの舗装面積の増大により土に花粉が吸収されなくなった
そうした 現物質的な原因もあるでしょう。
杉族の総体が伝えたかったこと それは
鮭が産卵期に川を登って 海のミネラルを山へ運んでくれるように
それぞれの樹木も 根を張って山の土台を支えたり
自然界の調和・循環に参画する 種ごとそれぞれの役割を全うするのが本意なのだと思います。
その均衡が崩れるとき、
「ゴメンね。」と
杉族の総体から 人類の総体への
ご挨拶があったのかもしれません。
夢は
表面意識の残留情報で創造している世界であったり
潜在意識や超意識からのコミュニケーションであったり
意識体同志の連絡会議であったり、します。
地上の生命体たちの 種を超えた申し送りの場でもあったのですね。