彼の名はレオ・リズナー

EDFにお勤めの陸戦兵隊。

30万人いるというEDF内最年少の14歳。

かつて両親を失い孤児だったところを偶然ある人に拾われて

そのある人がEDFの隊員で。

そしてそのままEDFの隊員になってしまったのだった。

別に拒むわけじゃないが周りからの視線はよくないものも多い。


「暇だな・・」

今は陸戦兵隊の昼休み。

オレは自室でゆっくりしてる。

EDFに入って行動が大きく制限されたのだ。

昼休みは意外と暇でしかない。

ま、寝るのもオレの趣味の一つなんだけど。

まぶたが少しずつ重くなる。

そしてうとうととねむりに・・


ビーーーーーーーーーーーーー!


「どわぁ!?」

オレの眠りを妨げるヤツは誰だ!?

じゃなくていきなり緊急指令!?

「全隊に告ぐ、スクランブル(緊急指令)だ。ロンドンにマザーシップが出現した。急いで現地へ向かえ。」

オレの眠りは見事に邪魔された。

おまけに昼休みに入ったばっかなのにこれはないだろう。

これって帰ってきたときちゃんと休ませてもらえるんだろうな?

そんなことよりもなぜスクランブルなんだ。

あんたただスクランブルって言いたかっただけなんじゃ・・。

とか何とかつぶやいてたらオレの部屋にごつい男が入ってきてそのままほぼ強制出動させられたのだった。


ロンドンにマザーシップが現れた。

やっぱりでかい・・。

前戦の時も一般としてみたけどやっぱでかい。

引き連れてきたそれよりちょっとちっこめのUFOがでかい巨大生物をばら撒く。

人はみんなパニックに陥ってる。

ま、当然か

だって蟻だからな。

蟻ってあのてくてく地面を歩いて頑張って巣に餌を持って帰るやつだろ?

ちっちゃい子に襲撃され攻撃されたり巣が水攻めされたりするアレだろ?

蟻にしてみれば巨人が自分達を襲い掛かってきた感じだろうけど今度は逆。

巨大な蟻が人間を襲い掛かる日が来たのだ。

※生き物は大切にしましょう。

女の人もサラリーマンも中年っぽいオッサンも悲鳴を上げて必死に逃げ回る。

本当にイギリスの人なのか疑ってみたい。


「巨大生物かぁー。今度は戦う立場なんだよな」

オレが持ってきたのはアサルトライフル(初期型)

そしてロケットランチャー(初期型)

・・なんで初期型なんだ?

陸戦兵ってごくごく最近に現れ始めた軍隊だったか?

なにかの陰謀を感じるが細かい突っ込みはなしにした。

だがそれを思わせない部分もある。

小柄なオレでも扱えるくらい軽い。

本当にロケットランチャーなのか?これ?

実際訓練でも反動とかは気にならなかった。

インベーダーの技術力ってヤツか?

最も反動の大きいショットガンやスナイパーライフルを使うにはもっと鍛える必要がありそうだったが。


あーだこーだしているうちに巨大生物が接近してきた。

巨大生物は蟻のような形をしていているだけあって強いあごの力を生かした噛み付き攻撃を行ってくる。

足が速くて割と驚くが冷静に距離さえ置けば脅威じゃない。

アサルトライフルを使って次々と屍に変えていく。

それにしてもゴムマリみたいにはねるやつらだな。

ある程度近くにいるやつらを片付けたら奥に妙な群れを発見した。

「これの出番か・・?」

オレはロケットランチャーを取り出して巨大生物の塊に打ち込んだ。

爆風により爽快なくらい吹き飛ぶ巨大生物とオッサン。

ん?オッサン??

しまった!

それで巨大生物があそこにたかってたのか!

しくじったなぁ・・。

急いでそこに駆け寄った。

「おい、大丈夫か!?」

そんなオレの心配をよそにオッサンは立ち上がった。

オッサンに外傷は一切なく服とかも全く汚れていない。

「ああ、大丈夫だよ。助けてくれてありがとう」

そしてそのままオッサンは何事もなかったかのようにその場から走っていった。

・・・深く気にしたら負けだ・・。

そう自分に言い聞かせ巨大生物の相手を再開した。


"ザザー"

無線だ。

"なんだこいつらは!一匹残らず殲滅したはずなのに!うわぁーー!"


・・仲間の悲愴な叫び声。

本来悔しかったり悲しかったりするはずなのだがなぜだろう。

無性に腹が立つ。

そんなことを伝えるためだけにわざわざ無線を使ったのか?

ばかばかしい。


巨大生物はあらかた片付け終わった。

もうこの辺には巨大生物はいないだろう。

やっと一息つけた。

なんとなく頼りがいのない隊員たちに不安を覚えながらもとりあえず勝てた。

今日はそれでいい。

EDF本部に戻りゆっくり休ませてもらうことにした。


ここからとても長い戦いが始まろうとしていることを彼はまだ知らない。

そしてそれに巻き込まれ抜け出せない状況へなっていくことも・・。