雲が出てきたのを見て、再び散歩に行きました。
家の近くでは柴犬が好きなおじさん、気さくなおじさん、優しいおじさん、手際の良いおじさんが作業をしていましたが、まなは少し離れた所から作業をじっと見つめっぱなしでした。
市の職員が軽トラックでゴミ袋を回収に来て「まなちゃん、曇ってきたから散歩しよんやね」と、まなの背中を撫でてくれました。
よく見ると、ゴミ袋が何箇所かに集められていて昨日、今日と側溝の掃除も行っているとのことでした。
ゴミ袋は軽トラックで一括回収し、市の焼却施設に持って行くと言っていました。
木の枝や葉、何かの蔓もゴミ袋の中に入れているそうです。
おじさん達が作業を終えて事務所に戻るのを見て、まなが一目散に駆け寄りましたが、柴犬が好きなおじさんが駆け足で追いかけてきた後、まなの首周りを撫でてくれました。
おじさんはニコニコしていたね。
気さくなおじさんが「まなも手伝ってくれたらええのにな〜」と冗談を言いながら、まなの背中を撫でようとすると、まなが反復横跳びをし、おじさんを見つめていました。
「自分から来るのに避けるんか。
ツンデレやな」と、おじさんがボヤくと、まなは傍に行き、おじさんに寄り添って歩いていました。
おじさんは「しゃあないな〜」と言いながらも、まなを見つめる表情は穏やかでした。
柴犬が好きなおじさんが「一緒に歩こうと言いよるみたいやな」と笑っていましたが、優しいおじさんも手際が良いおじさんも皆、笑っていました。

気さくなおじさんが「かなわんな〜」とブツブツ言っていました。
おじさん達にモラルに欠けた人がいるのを見かけるたびに私も嫌な気持ちになる、注意したら逆ギレか無視をするしタチが悪いのにウンザリしている、申し訳ないですと謝りましたが、何だか悲しくなります

気さくなおじさんは愚痴ばかり言うのではなく私に、変な飼い主に気をつけなあかんと言ってくれました。
途中まで同行し、おじさん達が事務所に戻るのを見届けて家に帰りました。
短いながら、まなも楽しいひとときを過ごせたね。