昼過ぎに2回目の散歩に行きました。
まなは今日も休憩所に行き売店の方を見ていましたが、売店の中で軽食を口にする人が結構いて、出入りも多く、優しいおばさんに会えませんでした。
おばさんは忙しいからね。
まなに、おばさんには会えないよと言い聞かせていると、休憩所にいた2人の女性に声をかけられました。
まなは犬が好きな人のオーラを感じ、2人の傍に歩み寄りました。
2人は昨秋に会った人達でした。
まなが元気な姿を見て安心したと言っていましたが、まなは2人に耳の後ろを撫でて貰い、気持ち良さそうに身体を伸ばしていました。
覚えてくれていたのが嬉しいね

まなも可愛がってくれた人のことは、よく覚えています。
娘さんの家に5歳の柴犬がいるとかで柴犬には親近感を覚えているそうで、2人の表情は優しく穏やかでした。
オオデマリ、コデマリが植えられた所から少し離れ、白、オレンジ、赤紫に混じり紫や黄色のジャーマンアイリスも咲いていました。
ジャーマンアイリスの色は派手ではなく、水彩絵の具のように柔らかく淡い色合いをしていますね。
礼拝室の方に向かう途中、優しい声のおじさんに会いました。
おじさんは、お参りに来た人への案内を終えて事務所に戻るところでした。
おじさんに「お疲れ様です」と声をかけると、おじさんが「有り難うございます。まなちゃん、またね〜👋」と、軽く手を振りながら事務所に戻っていきました。

木陰に行くと、花に詳しいおじさんが椅子に座り芝桜の株分けの準備をしていました。
今日も、おじさんが居るね。
まなはチャンス
と言わんばかりに、おじさんの傍に歩み寄りました。

おじさんの表情が和らぎ「来たんか」とゴム手袋を外し、まなの首周りを撫でてくれました。
おじさんが「あ、首元を冷やしとるな」と、クールネックに手を当てていましたが、程良い冷たさで気持ちが良いとニコニコ笑顔でした。
まなは、おじさんの傍で見守り柴と化し、土の匂い嗅ぎをしていました。
「君の仕事やからな、構へんで」と、おじさんが笑っていましたが、以前に家に居たヨークシャーテリアは全盲で殆ど寝たきりになり、耳が聞こえなくなり、歯が殆ど無くなっても最後まで嗅覚が残ったそうです。
おじさんは、おばあちゃん犬を抱いて散歩に連れて行ったら、僅かに身体を動かしたり、何かの匂いを嗅いだし、ウェットフードを口元に持っていくと食べたと懐かしんでいました。
ヨークシャーテリアを家に迎えた時は自分は50代前半で、まだ元気だったけど、ヨークシャーテリアが最期を迎えた時は70代前半で、犬との生活は出来ないと悟ったと言っていました。
高齢者のおじさんの言葉は重く、心に突き刺さります。
長々と話し込むのも悪くて、おじさんに「お疲れ様です」と告げて、池の前の坂を下りて池の畔に行こうとすると例の小型犬飼い主が知り合いと思しき人達と木陰で話し込んでいました。
その人達も小型犬2頭を連れて来ていて、犬同士で遊ぶのを目にしました。
散歩道の一帯はドッグランではないのにノーリードにした犬もいました。
他に通行人もいましたが、その人達と犬を見てか、近くには誰もいませんでした。
例の飼い主は知り合いがノーリードにしても何とも思わないようです。
類は友を呼ぶんでしょうね。
小型犬だからと皆が可愛いと思っていないし、ノーリードにする犬の飼い主には良い印象がありません。
自分の犬がどんな行動をするか、想像も出来ない人達だと思っています。
関わりたくない為、池の畔には行かずコースを変えました。

最後に嫌な場面を見ましたが、まなは楽しいひとときを過ごせたようです。
GWも終盤を迎えました。