今日は昨日と一変して、カラッとした空気に包まれています。
木々の間を吹く風も心地良く、新緑が眩しい中、2回目の散歩に行ってきました。

八重桜も随分散りましたが、まだ花をもう少し楽しみます


まなは花が植えられた一角へと行く気満々でしたが、礼拝室の前を通り過ぎようとすると立ち止まりました。
ゴトゴトと物音が聞こえ、優しい声のおじさんが塵取りと箒を持って出てくると、まなが途端に出待ち柴と化し、おじさんが階段を掃くのをじっと見つめていました。

「朝も掃いたんですが、ここは落葉が多いでしょう。キリがないけどね〜」と、おじさんは苦笑いでした。
一通り掃き終わり、おじさんが階段を上ってきて「まなちゃん、またね👋」と、声をかけてくれたね。
おじさんが事務所に戻るのを見届けた後、別の場所に向かいました。

桜の下では花に詳しいおじさんが土を耕していました。
おじさんと、ふと目が合い「お〜い」と声をかけられましたが、まなが土の匂い嗅ぎをしながら、おじさんの傍に歩み寄ると、おじさんは手を止めて、まなの耳の後ろを撫でてくれました。
今日もクールネックが冷たくて気持ちがいいと笑っていたねニコ

おじさんに池の畔のオオデマリが綺麗で、しっかり伸びた枝を覆うように花が咲いている旨を伝えると、おじさんは「あ、見てくれとるんやな〜。
向こうのオオデマリは成育がええのに、この辺のオオデマリは花つきが悪いんや」と溜め息をついていました。
私「同じ種類でも成育の状況が違うんですね」
ニコ「いや、剪定がマズかったんや。
向こうのオオデマリは殆ど手をかけてないけど、剪定の時期に花芽を切ってしもうたみたいやな〜。
オオデマリは、そんなに小まめに剪定せんでもええんやけどな」
私「枝が混み合ったりする木は剪定をした方がいいと思いましたけど、一概には言えないんですね」
ニコ「そうやで。なかなか思うようには上手いこと育たんからな〜」
おじさんは花つきが悪そうだと思っても、予想に反して、しっかり咲く場合もあり難しいなと言っていました。

まなが大好きなおじさんが竹の支柱にネットを張り終えて、作業用一輪車を押して来るのを目にしましたが、まなは今日も恋する乙女と化し、おじさんを見つめっぱなしでした。
通路の端に居て「お疲れ様です」と声をかけると、おじさんの表情が一瞬、和らぎ、花に詳しいおじさんの傍に行き、仕事の話をしていました。
まなに向こうに行くよと諭し、曲がり角を下り東の方へ足を伸ばしました。



いつの間にか近くでアイリスも咲いていました。
スラリとした紫の花が美しいですね。




梅や照手桃、ベニバスモモ等が植えられた場所に向かおうとすると、優しいおじさんがやって来ました。
おじさんは同じ班の人と近くで桜の萼や落葉の回収をしていたそうです。
「キリがないね」と苦笑いしていました。
まなは、なかなか帰ろうとせず歩く気満々でしたが、近くで鳩の💩が落ちていた為、まなを抱いたまま、その辺を歩いていました。

後ろから市の職員と気さくなおじさんが話をしながら歩いて来ました。
まながソワソワし始めましたが、その姿を見た気さくなおじさんが傍に来て「おい、まな。
抱っこして貰っとるんかい」と笑いながら、まなの耳の後ろを撫でてくれました。
おじさんは仕事が一段落したそうで、表情が穏やかでした。
市の職員にも「まなちゃん、ええな」と声をかけられたね。
おじさん達に「お疲れ様です」と声をかけると「おう、お疲れさん」と返ってきましたが、2人が事務所に戻るのを見届け、漸く家に帰りました。

今日も優しい人に会えて良かったね。