実家に行った後、帰宅し2回目の散歩に行きました。
散歩道では初夏の訪れを告げる白い花が幾つか咲いています。
八重桜が咲く所から離れて白ツツジ、ハナミズキ、ジャーマンアイリスが咲いた光景は爽やかで、清々しさを感じました。

白いハナミズキは、一見しただけだとヤマボウシにも似ています。
いつの間にかジャーマンアイリスが咲いていましたが、花が大きくて存在感がありますね。

オオデマリの色が明るい黄緑色から、少しずつ白くなってきました。
鞠のような形状で、紫陽花にも似ています。

まなが頻りに西の方を眺めていると、眼鏡のおじさんが礼拝室から出てくるのが見えました。
おじさんは、お参りに来た人の案内を終えたものの、落葉が多くて、室内の清掃をしていたそうです。
少しの間、出待ちをしたね。
「まなちゃん、散歩やね」とニコニコしながら、おじさんに首周りを撫でて貰い、まなは上機嫌でした。
「またね👋」と、おじさんが事務所に戻るのを見届けて間もなく、お参りに来た夫婦に声をかけられました。
まなは犬好きな人のオーラを即、感じ取り、2人の傍に歩み寄りました。
「可愛いね」と軽く耳の後ろを撫でて貰いましたが、以前に小型犬が家に居たそうです。
まなは優しく接してくれる人に恵まれているなと実感しました。

少し経って慰霊碑の東側にある木陰に向かうと、まなが大好きなおじさんが黒いゴミ袋を道路脇に運ぶのが見えました。
まなは恋する乙女と化して、おじさんを見つめっぱなしでした。
「こんにちは」と、おじさんに声をかけられましたが、まなと行こうとする場所にブロワーや塵取り、箒が置かれていて「今から此処で作業をされるんですか?」と尋ねると「勿論」と即答され「桜の花びらも多いからな、悪いな」と返ってきました。
「お疲れ様です」と一言告げ、まなに諭して、別の場所に行きました。

坂を下りて西に行くと班長さん、柴犬が好きなおじさん、優しいおじさんが側溝の掃除中でした。
まなに掃除中で行かないように諭していると、班長さんが黒いゴミ袋を持ちながら道路脇に運びにきました。
「散歩か」と、班長さんが声をかけてくれてゴム手袋を外し、まなの耳の後ろを撫でてくれましたが、すぐ近くに吐瀉物がある、そんな物を口にしたらあかんと、班長さんがサッと回収し、程なくして市の職員が軽トラに乗ってゴミ回収に来るのを目にしました。

市の職員が軽トラから下りてゴミ袋を手早く積み込み、まなの傍に来て声をかけてくれました。
「まなちゃん、10歳やったね。
まだまだ元気いっぱいやね〜」と笑っていましたが、まなも市の職員に懐いていて傍で皆の作業を見ていました。
ゴミ袋の横にキャットフードが落ちていて(多分、ばらまかれたものです)市の職員が又かとウンザリした表情で回収しながら「相変わらず勝手に猫の家を設置するし、餌やりだけしてゴミを片付けん人が居るから苦情が多いね〜」と、溜め息をついていました。
事務所の人が注意をしても看板を設置しても、そんな連中はどこ吹く風で、屁理屈を言うそうです。
市の職員は野良猫に餌やりだけする人は、体調の悪そうな猫を見ても自分の猫じゃないと都合良く解釈するだけでタチが悪いと言っていました。
駐車場やトイレの中で餌やりする人に注意してハイと素直に聞く訳が無く、逆に危害を加えられる可能性があり、まなちゃんも嫌がらせされるかもしれず関わらんようにと忠告されました。
班長さんや柴犬が好きなおじさんに、最後に軽く撫でて貰い、今日も楽しいひとときを過ごせたね
