午前中は実家→母が伸びた髪が鬱陶しいと言う為、美容室に連れて行きましたが、座席が2つの小ぢんまりとした店で、母はオーナーや、もう一人いた利用客と色々話をしていて、少しだけ表情が和らいでいました。
家の近所で、オーナーも利用客も母と前からの知り合いで、母が1月中旬に左大腿骨を骨折し、2日前まで入院をしていたと言うと驚かれたそうです。
母は家では杖無しでも歩けるものの、屋外では怖いと杖歩行をしています。
杖があって良かったわ〜と言っていました。
2時間ほど経って、母を迎えに行き、帰ろうと家を出た所で近所のおばさんに会い、熨斗書きを依頼され、その後に帰りました。
日中は雨が止んで晴れ間が覗く時間がありました。
花見をする人も多かったです。
物陰では、まなが大好きなおじさんが土を耕していて、まなは恋する乙女と化し、おじさんを見つめていました。
草が沢山、生えて見苦しい為、草抜きもしていたそうです。
おじさんに「お疲れ様です」と声をかけると少し表情が和らいでいました。
まなが大好きなおじさんの近くで剪定をする人にも同じように声をかけて、別の場所に向かいました。
樹齢を重ねたソメイヨシノの幹から花を咲かせているのを見かけました。
胴吹き桜と言うそうです。
花びらが舞い落ちる中、まなは土の匂いを嗅いだり、鳩を追いかけたり、桜の花びらを眺めたりしていました。
途中から、まなの歩く速度が上がりましたが、気さくなおじさん、市の職員に優しいおじさんが前方の石段に座り休憩中でした。
まなは、おじさん達の姿を目にして、一目散に駆け寄りました。
若い頃より走る機会が少なくなったとは言え、まなも元気いっぱいでした。
気さくなおじさんは背を向けて座っていて「あ、まなちゃんが来たよ〜」と市の職員が声を掛けると、おじさんが振り向き「おう、まな」と、まなが来るのを待ち構えていました。

まなはスルーし、優しいおじさんの傍に駆け寄りました。
優しいおじさん、市の職員も「何時もと違うね」と驚きっぱなしでした。
2人も犬が家に居た人で、まなの耳の後ろを撫でてくれました。
気さくなおじさんがガッカリした様子で「まな、俺を無視するんか〜い」と呟いていましたが、まなが上目遣いで気さくなおじさんの傍に歩み寄ると、
「お前さんは俺の反応を見とるな〜。
しゃあないな」と笑いながら、まなの背中を撫でてくれました。

気さくなおじさんは、まなが何時ものように自分の傍に真っ先に来てくれると思ったそうです。
でも、最後に俺の所に来てくれたなとホッとしていました。
おじさん達が作業を終え、事務所に戻るのに途中まで同行しましたが、まなは気さくなおじさんの傍を離れようとしませんでした。
おじさんはニコニコしていたね。
「またな👋」と、おじさん達が去っていくのを見届け、礼拝室の方に向かいました。

夕方近くになり、眼鏡のおじさんが南の方からやって来ました。
おじさんは各礼拝室の鍵を閉めに来たところでした。
「こんにちは。
まなちゃん、散歩やね」と、おじさんが傍に来て、まなの耳の後ろや背中を撫でてくれたね

まなは、おじさんに同行する気満々で傍に寄り添っていました。
おじさんも、ニコニコ笑顔でした。
おじさんが「まなちゃんは何時も傍でゆっくり歩いているね、賢いね」と、まなに優しく声をかけていましたが、今日も優しい人に会えました。
まなも楽しいひと時を過ごせたね
