今日は実家→母の面会に行きましたが午前中のリハビリが遅めの時間だったらしく、母は眠くて仕方がない様子でした。
リハビリの病棟に移ってから、日常の動きも一つ一つリハビリと思いながら行っているそうです。
杖歩行でのリハビリは思うよりハードで、リハビリ室の凸凹がない所は歩けるものの、1cm位の段差でも怖いと言っていました。
私が左足関節を骨折し、松葉杖歩行を余儀なくされた時、母と状況が違っても左足の筋力が衰えていたのもあり、1cm位の段差でも転倒しないか不安になったのを思い出しましたね

散歩道の一角に植えられたアネモネが咲くのも間近で蕾が膨らんでいます。
帰宅後、2回目の散歩に行きました。
家の近くでザザッと土を浚う音が聞こえると、まなが早足になりました。
花に詳しいおじさんが階段を降りながら土を入れた黒いビニール袋を道路の端に置きに来ましたが、まなが傍に歩み寄る前に、おじさんから「お〜い、来たんか」と、まなの傍に座り込み、まなの首周りを撫でてくれました。
おじさんは今日も一人で作業を行っていたそうです。

まなが、おじさんに撫でて貰い、目を閉じるのを見て「首周りは凝るしな。気持ちがええんやな〜」と、おじさんの表情がすっかり和らいでいました。

私「はい、昨日シャンプーしました。
分かりますか?」

おじさんは今月半ばくらいから、まなの毛並みも変わってきた感じがしたと言っていました。

柴犬も抜け毛が多いけど、それは欠点とは違うしな。
掃除が時間がかかったやろ?」
私「はい、排水溝に抜け毛が多かったですけどね。
まなが元気な間、月に一度シャンプーをしていきますよ」
おじさんは何度も、君はいい子やと言いながら耳の後ろを撫でてくれましたが、まなの顔周りが白くなってきたのも元気な証だと笑っていました。
自分も、もっと若く病気なしなら犬を迎えるのに、高齢夫婦の二人暮らしで犬を迎えても、人間が先に死ぬかもと思うと無理だと悟ったそうです。
おじさんが作業を再開するのを見届けて、坂を上りました。
日本水仙が植えられた場所の近くで、まなが大好きなおじさん、新しく来た人が剪定中でした。
まなは恋する乙女と化し、少し離れて剪定を見守っていました。
剪定された枝が長さを揃えて地面に置かれていましたが、1年でよく伸びるものだと何時も驚いています。

枝の長さを揃えるのは美化センターで決められている為だそうです。
てんでバラバラの長さはNGで、引き受け拒否されると聞きました。
通路を通り過ぎながら二人にお疲れ様ですと一言告げて立ち去りました。
家に帰っていると花に詳しいおじさんが作業用一輪車を押して、歩いて来るのが見えました。
おじさんが私の傍に来て「今日の作業は一先ず終わりや。またね」と、まなに声をかけていました。
今日も優しい人達に会えたね
