12月も中旬にさしかかりました。
散歩道の銀杏も、ほぼ色づいた葉が落ちています。
誰かが落葉でハートを作っていましたが、遊び心がありますねニコ


歩道を南下していると水洗い場でカランと音が聞こえました。
まなが耳を立て斜面を駆け上がりましたが、年配のおじさんが慰霊碑の周りの清掃を終え、礼拝室の清掃に向かうところでした。
おじさんの姿を目にし、まなは弾むように駆け寄りました。


おじさんはニコッと笑いながら、まなの耳の後ろを撫でてくれました。
ニコ「おはようございます。
まなちゃん、おはよう〜。
今日も元気そうで安心しました」
私「おはようございます」
ニコ「今朝は思ったより暖かいね。
階段を上るのもサッと足が動かんから一息ついてで体力が落ちたね。はぁ」
おじさんが溜め息をついていましたが結石の治療に気をとられ、日課の散歩をサボったのも良くないねと苦笑いしていました。
まなが、おじさんの傍に寄り添いながら歩くのを見て「まなちゃんは優しいね。僕の話を聞いてくれているね〜」と、おじさんも嬉しそうでした。


おじさんのお孫さんが出産が近いと前に聞きましたが、明日が出産の予定日だそうで、おじさんの誕生日より少し早くなると笑っていました。
ニコ「僕の誕生日と同じよりも別の方がいいね。
孫の世話もしたことがあるけど、孫と僕らの世代は考えも違うし、あんまり口出しはしません」
私「いよいよですね。
娘さんも、お孫さんの誕生で気が気でない心境でしょうね」
ニコ「多分ね。
無事に産まれてくるのが一番ですよ」
おじさんのお孫さんも、無事に出産が出来るといいねニコ


おじさんが礼拝室に着き、鍵を開けるのを見届け、家に帰りました。
今日も朝の挨拶が出来て良かったね。