朝はヒンヤリしていましたが、午後は風が殆どなくて暖かく、散歩に最適な天気になりました。
西に向かうと、まなの歩く速度が上がり何かと思ったら、石段に班長さん、優しいおじさん、市の職員、柴犬が好きなおじさんが休憩中でした。
まなが班長さんの傍へと駆け寄ると、班長さんの表情が緩み「今日はこっちで散歩か」と、まなの首の周りを撫でてくれました。
優しいおじさん、市の職員にも声をかけられ、背中を撫でて貰ったね。
優しいおじさんは「葉がいっぱい落ちてくるけど、風の向きでも違うからね。キリがないね」と苦笑いでした。
おじさんも、まなが来ると一気に表情が緩んでいました。


私「はい、7時頃に坂の上にいたんですが、その辺りを通られたんですか」

おじさんは、今日の作業場所の下見に行ったそうです。
私の家の近くでも、よく作業をすると聞きましたが、私が住む地域も田畑が減って住宅地に変わった話をすると、土地を所有しても税金が高いし、いざ売るとなっても直ぐ買い手がつくとは限らんからなと言っていました。
おじさんも以前に、この近くに住んでいたとかで私より詳しかったです。
子供の頃に、低山で水晶採り?もしたでと懐かしそうに話していました。
おじさんは、まなが背中を向けるのを見て「撫でてくれと言うとるな〜」と嬉しそうでした。
まなが、なかなか帰ろうとしないのを見て柴犬が好きなおじさんが「さあ、家に帰るで〜」と帰るフリをすると、漸く歩き出しました。
おじさん達に落葉の回収をして頂き、有難い旨を告げ、坂を上りました。
夕方になり、礼拝室の方に向かうと、眼鏡のおじさんがやって来ました。
おじさんは各礼拝室の鍵を閉めに来たところでした。

まなちゃん、また会うたね〜」
私「こんにちは」
おじさんに首周りを撫でて貰い、まなは気持ちが良さそうにグーンと身体を伸ばしていました。
まなは、おじさんに同行する気満々で寄り添っていましたが、おじさんは「まなちゃんが傍で歩いてくれて嬉しいね」とニコニコ笑顔でした。

おじさんも、まなの毛が柔らかくて、手触りが良いと言っていました。
「今度は土曜日に来ますね。
まなちゃん、またね」と、おじさんが声をかけてくれましたが、途中までの同行でも、まなは満足そうでした。
まな、今日も優しい人達に会えて良かったね。