朝の散歩に行って来ました。
今朝も坂を上りながら、黄金色に染まった銀杏を眺めていましたが、晴天だと葉の色が一層映えますね。
写真を撮る人も結構、多かったです。

まなは慰霊碑が近づくと、歩く速度が上がりました。
今日は眼鏡のおじさんが居るね。
おじさんの姿を目にした途端、まなが一目散に駆け寄りました。
私「おはようございます」

まなちゃん、おはよう〜。
今日も元気いっぱいやね」
おじさんもニコニコ笑顔だったね。
おじさんは今週の月〜水曜日は能登の被災地にボランティアに行っていたそうです。
もっと早く行こうと計画しながらも、重機を取り扱う資格もない自分が現地に行っても作業の妨げになると思い、ためらっていたと聞きました。
知人の勧めで自分でも何か出来るかもと考え、仮設住宅に向かい、被災者と話をしたり、片付けを手伝ったりしてきたと教えてくれました。

あまり報道されなくなりましたが、今も人手不足の為か復旧が進んでいない所もあり、おじさんも迂闊に言葉をかけられなかったと言っていました。
頑張っての言葉は弱った心に鞭を打つようで、グッと堪え、片付けを手伝い話を聞くことに専念したそうです。
娘さんが芦屋に住んでいる人が居て、兵庫県南部地震に見舞われた話を聞いて被害状況に違いがあっても、親子で違う場所に住みながら、地震で生活が変わってしまった人が居る事を忘れてはいけないねと、おじさんはしんみりした口調で話していました。
犬と一緒に住んでいる人もいて心の支えになっている様子を見て、おじさんもホッとしたとの事でした。

おじさんから貴重な話を聞けたね。
自分が元気なうちにと考えたそうですが、なかなか実行は出来ませんね。
「無理を言って休ませて貰ったので、しっかり仕事します」と話すおじさんの表情は明るかったです。