昼過ぎに2回目の散歩に行きました。
銀杏並木の写真を撮る人が何人かいましたが、まなは犬が好きな人オーラを感じたのか、1人の男性の傍に歩み寄りました。
男性の表情は穏やかでした。
男性は「柴犬ですね。
スカーフを巻いているんですね」と、まなの耳の後ろを撫でてくれました。
気を良くして水仙が植えられた場所に行くと、例の小型犬飼い主がリードを長くしてマルチーズと歩いてくるのに遭遇しました

飼い主はマルチーズに引っ張られているか、マルチーズを引っ張っているかで、リードが長めです。
まなは飼い主もマルチーズも全く眼中にない感じでした

私の姿を見てギョッとしてか花の近くにマルチーズを連れて行かずリードを引いて去って行きましたが、嫌な柴犬飼い主と思われているでしょうね。
通路で伸縮リードを長くしている人は犬の行動を制御出来ていないなと思います。
見る角度や時間によってノーリードに見えることもあり、危ないです。
まなが木陰をじっと見ていましたが、
まなが大好きなおじさんが土を耕しているのが垣間見えると、今日も恋する乙女と化して、おじさんの傍に歩み寄りました。

私「こんにちは。
チューリップを植えられるんですか」

おじさんは今のうちに、下準備をしているそうです。

私「それは有り難いですね」
作業も然程、口出しをせず、おじさん達に一任していて、花壇にロープを張り、囲いをした件も所長は市民からの要望ならと快諾してくれたそうです。
私「経費がかかると言われたらと思いましたけど…」

ここは看板も少ないと思うぐらいや」
私「確かにそうですね。
気にも留めない人がいますね」
おじさんは、ふぅと溜め息をつきながらブツブツ言い始めました。


犬だけの公園と違うのにな〜」
私「年々酷くなっていますか」

相変わらず排泄もさせよるし」
おじさんも周りに看板を建てても無駄で、礼拝室や墓地を何やと思うとるんやろなとボヤいていました。
犬の飼い主にも言及し、何処でも自分の犬を連れて行く人も多いけど、禁止の場所に入り込んでくる自分勝手な人も目につくと言っていました。
おじさんも通路や歩道で伸縮リードを長くしての散歩は見ていて怖いし、使う意味が分からないそうです。
通勤中、私が散歩をするのをよく見るらしく通行人とすれ違う時に、まなが座ったり、端に寄ったりするのが賢いと言ってくれました

おじさんに、お疲れ様ですと一言告げて家に直行しました。
前から一人の男性が歩いてくるのが見え、慌てて歩道の端に寄ったものの、まなはソワソワしっぱなしでした。
よく見ると柴犬が好きなおじさんで、まなも分かっていたようです。
おじさんは「散歩やな」と傍に来て、まなの耳の後ろを撫でてくれました。
私「こんにちは」

おじさんは緑の針金と鋏を手にしていました。
私「ゴミ箱の蓋の固定に行かれたんですか?」

私「この一帯のゴミ箱の蓋ですか」

ずっと歩いとるからしんどいで。
蓋も外れかけたのが多かったし」
おじさんは苦笑いでした。
「明日も仕事や。またな👋」と、坂を上るのを見届け、帰りました。
散歩終わりにも優しい人に会えたね。