今日は次第に天気が回復するようですが、家を出た頃には霧が出て、視界が悪かったです。
まなは気にせず、足取り軽やかに坂を上って行きました。
慰霊碑の近くに来ると、まなが早足になりました。
あ、おじさんが居るね

優しい声のおじさんが慰霊碑の周りの清掃中で、まなは「おはよう〜」と言わんばかりに歩み寄りました。

まなちゃん、おはよう〜」
私「おはようございます」
おじさんはホースで水撒きをしながら「まなちゃん、雨が上がって良かったね」と声をかけてくれました。
10月も終わりが近づいているのに、おじさんは衣替えが出来ていないと言っていましたが、今年は暑い日が続き朝の清掃も汗だくになったのから漸く解放されたと笑っていました。
おじさんも今まで、こんな暑い日が長く続いた記憶がなく関東に住む娘さんも暑くて大変だと言っていたとかで、子供達には心配させたら駄目だと思うそうです。

息子は市内に住んでいますけどね。
奥さんも居るし、僕らと別居です。
奥さんの親と同居する人も居るし、その逆の人も居ますね。
気を遣うだろうなと思いますよ」
私「私は主人の親と途中から同居でしたけど、気が休まりませんでしたね。
物音や話し声にもピリピリしました」

介護もあったでしょう」
私「主介護者ではなかったですが、有り難うと言われませんでした。
して当然の感覚だったでしょうね」
おじさんは自分達の介護を子供にさせたくないし、子供の家庭も壊してしまうのは避けたいと言っていました。
おじさんがホースを片付け、礼拝室の方に行くよと言うと、まなが少し先を歩き出しました。
まなが軽やかに歩き出したのを見て、「まなちゃんが歩くのを後ろから見るのが少ないけど、元気いっぱいやね」と、おじさんは笑っていました。


礼拝室に着き、おじさんが鍵を開けるのを見届け、家に帰りました。
今日も、おじさんに朝の挨拶が出来て良かったね。