昼過ぎに2回目の散歩に行きました。
途中まで車でしたが、まなは今日も足取りが軽やかでした。
木陰では、まなが大好きなおじさんが腐葉土作りをしているのを目にして、まなは恋する乙女と化して、おじさんの傍に行きたがりました。
通行人が多く、おじさんが黙々と作業をしていたのもあり、お疲れ様ですと声をかけ、別の場所に向かいました。
ほんの一瞬だけ、おじさんの表情が和らいだね。
木陰では朝に引き続いて、優しい声のおじさんに会いました。
おじさんは、日傘をさして礼拝室を見に来たところでした。
彼岸中は案内業務が休みだそうです。
まなが、おじさんの傍に歩み寄ると、「まなちゃん、また会うたね」と声をかけてくれたね。
おじさんが案内をする時、事務所から移動するのに眩しくて日傘をさしているそうで、私の上に日傘をかけてくれましたが、日避け効果大でした

まなが途中まで同行して、おじさんが事務所に同行するのを見届けていると例の小型犬飼い主をチラッと見かけました。
こちらから死角になっていたものの、リードは長めで犬が引っ張りながら花やコキアの周りで動き回り、頻りに匂い嗅ぎをしていました。
まなを見るとサッと抱き上げて行くのに通行人がいてもリードを短くしないのにはビックリです。

駐車場に戻ると柴犬が好きなおじさんが花壇で水やりをしていました。
まなは一目散に、おじさんの傍に歩み寄りましたが、おじさんは笑いながら一旦手を止め、まなの首周りを撫でてくれました。

私「はい、水で冷やしています」
おじさんは天気予報通り、まだ10月も気温が高いみたいやな〜と溜め息をついていました。
昨日、今日は朝が涼しく、寒いぐらいに感じたなと言っていましたが、私がエアコンをタイマー予約していたと言うと風邪引くでと笑われました。
もうすぐ10月で秋祭りの話題になり私の実家の地域でも、太鼓や掛け声がうるさいと苦情が入り、今日から太鼓の練習が始まるそうですよと言うと、おじさんは「最近は太鼓の音や掛け声がうるさいと言うけど、年中祭りとは違うやんか。何でも文句を言うんやな」と呆れていました。
世知辛い世の中になったと、私自身も折に触れて感じています。
おじさんは私が住む地域での祭りとは違って派手で、大いに盛り上がるのを知っていました。

おじさんは何故か私の家を知っていましたが、家の裏で作業をしていると、まなと一緒に出てくるのが見えたとかで、朝も時々見るとのことでした。

私「私は気づかないですけど、坂の下の辺りで見かけますか」

おじさんは元気で散歩に行っているなと安心しているそうです。
おじさんと話をしていると、気さくなおじさんがホースの具合はどうや?と様子を見に来ました。
まなは気さくなおじさんにも会えて、大喜びでした。
「まな、元気そうやな〜。
お前さんも休憩中やな」と、おじさんに耳の後ろを撫でて貰ったね。
柴犬が好きなおじさんがホースの隙間から出た水が、まなの背中にかかり、悪いな〜と慌てていましたが、まなは水浴びをして気持ちが良さそうに水の方向に合わせ身体を傾けていました。
気さくなおじさんも「冷たいから気持ちええんやろな」と笑っていました。
気さくなおじさんが「まな、またな」と事務所に戻るのを見て、柴犬が好きなおじさんにも一言告げて、家に帰りました。
まな、楽しい時間を過ごせたね
