昼過ぎに2回目の散歩に行ってきました。
ソメイヨシノが開花し、淡く柔らかな桜色に包まれて、今日も花見をする人が多かったです。
池の畔では家族連れが談笑しながら、弁当を食べていました。
まなが物欲しげに眺めていましたが、その近くに居た別の家族連れに「可愛い柴ちゃん」と声をかけられ、自分から匂いを嗅いでいきました。
その人達も家に犬が居ると言っていて、まなも犬好きオーラを感じたようです。
背中や耳の後ろを撫でて貰い、上機嫌でした。
その人達にお礼を言い、坂を上って行くと、犬好きなおじさんに会いました。
ゴールデンレトリバーが居なくなり犬の散歩に行っていた時の習慣で、今も散歩コースだった所を歩いているそうです。
ゴールデンレトリバーの前には柴犬が居て、柴犬もじっと見てしまうと言っていました。
おじさんにも撫でて貰い、まなは気持ちが良さそうに身体を伸ばしていました。
今日も風が吹くたび桜の花びらや木の葉が散っていました。
来週明けに雨が降る予想が出ていますが、土・日は花見をする人が多くなりそうです。
まなは朝に続き、昼も礼拝室のある所へ行きたがりました。
礼拝室から、もう一人の案内のおじさんの声が聞こえて来ると少し離れた所で出待ち柴と化し耳をすませています。お参りの人達が礼拝室から出てきても、おじさんが出てこず、まなは南の方を頻りに眺めていましたが、突然何かに吸い寄せられるように歩き出しました。
通路にゴミが落ちていて、拾ってゴミ箱に直行すると、まなが大好きなおじさんが通路の下の階段で草抜きをするのが見えました。
まなは、今日も恋する乙女と化し、おじさんの傍に行きたくて仕方がない様子でした。
😃「こんにちは~。
温くなって草が次々生えとるで」
私「こんにちは。
砂利の間も草が生えていますね」
おじさんは彼岸が過ぎた頃から草の生長が進んでいると苦笑いしていました。
今週初めに私の家の近くの草も抜いていたそうです。
私「綺麗になっているなと思っていました。有り難うございます」
😃「よう伸びとったからな」
おじさんも通勤中に目について気になっていたそうです。
まながグレーチングを覗き込むのを見て、おじさんが「猫を探しよんか、まなちゃん」と声をかけた後、私に「ここに居った猫は死んだで」と言ってきました。
白の毛色で顔の一部に黒い斑があった猫ですが、職員が世話をし片付けも行っていました。
私「まなが猫を気にして、よく覗き込んでいましたけど、最近は見ないなと思っていました」
😃「まなちゃん、よう見よったやろ?」
私「はい、見に来ていましたね」
おじさんは近くのトイレ掃除をしている時、まなが見ていたのに気づいたそうです。
😃「1ヶ月位前かな~。
同じ班の人が猫が死んどったのに気づいたんや。
近くの斎場に連れていったんやけど、前にも死んだ猫を連れて行ったことがあるで」
私「若い猫ではないなと思いましたけど病気だったんですかね」
😃「さあ、分からんけどな」
おじさんは猫の遺体引き取りは無料だったそうですが、職員だけでなく此処にいた猫に餌やりをしていた人も気づいていた筈だと呟いていました。
まなは、おじさんの傍に寄り添い離れようとしませんでした。
おじさんが時折、まなを優しく見つめていましたが、通行人もいた為、そろそろ帰ろうとすると、もう一人の案内のおじさんが来て「まなちゃん」と声をかけながら、耳の後ろを撫でてくれました。
先程まで、礼拝室の前の階段に無数の葉が落ちていて、箒で掃いていたそうです。
もう一人の案内のおじさんは、「お疲れ様」と、まなが大好きなおじさんに一言声をかけながら事務所に戻っていきました。
まなが大好きなおじさんにも、お疲れ様ですと告げて帰途に着きましたが、まなは何度も振り返っていました。
もうちょっと、おじさんの傍に居たかったようです。
まな、今日も優しい人達に会えて良かったね☺️