実家に立ち寄った後に2回目の散歩に行ってきました。
土の広場に行こうかと坂の途中から眺めているとノーリードのトイプードルが2頭(前に注意をしても飼い主は何とも思っていないようです)フラフラ歩いているのが目に入り、コースを変えました。
リードを繋ぐように看板が設置されていても、飼い主は見てもいないようです。
西に向かい、坂を下りて行くと柴犬が好きなおじさんが道具を置いて階段の下で休憩しようとするのが見えました。
まなが一目散に駆け寄りましたが、気さくなおじさんが傍に居て「まな、散歩に行きよんやな。お前さんも休憩しに来たんか」と笑っていました。
柴犬が好きなおじさんに先に耳の後ろを撫でて貰い、その後、まなは気さくなおじさんをじっと見つめっぱなしでした。
「撫でてくれと言いよんな。
しゃあないな」と、おじさんが首の周りを撫でると、気持ちが良さそうにグーンと身体を伸ばしていました。
市の職員や班長さんも後からやって来て、2人にも背中や顔を撫でて貰いました。
班長さんは、まなに「こっちの方が暖かいぞ~」と少し高い位置に来るように言っていましたが、確かに風も来ず、同じ班の人達も「ほんまや、暖かいな」と移動し、休憩を兼ねて日向ぼっこをしていました。
私が「飼い主さんも感じの良い人ですよ。リードの長さも的確で傍に寄り添っていますね」と言うと「儂も犬を飼いたかったな~。
柴犬とかもっと大きい犬が好きやけど、留守が多かったしな。今は高齢者やし…」と、まなの顔を撫でながら呟いていました。
柴犬が好きなおじさんは「柴犬は家の周りをちょっと歩くだけの散歩は物足りひんからな~。
年寄りには散歩が難しいで」と、気さくなおじさんに言っていました。
まなは日当たりの良い場所で、不動柴と化して家に帰る気無しでした。
市の職員や班長さんが「帰らへんのか~」と声をかけても右から左で、気さくなおじさんが「まな、まだ居りたいんか」と笑っていましたが、柴犬が好きなおじさんが「さあ、帰ろうか」と帰るふりをして首周りを撫でると、漸く身体の向きを変えて歩きだしました。
4人に挨拶し暫く経って礼拝室の方に行くと案内のおじさんに会いました。
おじさんは礼拝室の鍵を閉めに行く最中でしたが、まなは朝と同じく、おじさんの傍に一目散に駆け寄りました。
おじさんが身を屈め、まなの耳の後ろを撫でながら「礼拝室に行くよ」と声をかけると、おじさんに寄り添い、他の犬が散歩をするのを横目に、おじさんの傍を離れようとはしませんでした。
おじさんを守るようで頼もしさも感じました。
礼拝室に着き、おじさんに「また3日後ね」と声をかけられると、まなはクルッと向きを変えて、家へ直行しました。
まな、おじさんたちに会えて良かったね☺️