昼過ぎに2回目の散歩に行ってきました。
今日も散歩道の一角でブロワーの音が鳴り響いていましたが、まだまだ落葉の回収作業があるようです。
まなは耳を澄ませながら、坂を上って行きました。
朝と違う場所にある礼拝室が見えると、まなの足がピタッと止まりました。
1分も経たずに案内のおじさんが礼拝室から出てきましたが、おじさんの表情が一気に和らぎ「まなちゃん」と身を屈め、まなの背中を撫でてくれました。
まなは、おじさんが居るのに気づいていたようです。
今日はそれ程、予約が立て続けに入らず時間的に余裕があるとおじさんは言っていました。
おじさんが「また3日後ね~✋」と事務所に戻るのを見届けて、礼拝室周辺を歩いていました。
ベンチに座った女性が、まなを見つめていましたが、その人も家に柴犬が居たそうです。
20年以上前、13歳で病気で死んでしまったと寂しそうに話していました。
その人が今も柴犬が好きで、他の犬も元気でいて欲しいと言うのを聞いて、まなと何れ別れの時がくるのを改めて思い、私も切なくなりました。
最後に背中を撫でて貰ったね。
それから坂を下りながら、土の広場を見渡しました。
土の広場では小型犬が3頭いましたが、ノーリードだったり、リードを長く伸ばし飼い主同士が話している光景が目に入り、まなを一方的に避ける飼い主も居た為、コースを変えました。
(ノーリードの犬は年末に見かけた犬ではありませんでしたが)
何でこっちがと不快な思いをしつつ歩いていると、班長さんや優しいおじさんが枯れた何かの枝や落葉を回収するのが見えました。
まなは二人に挨拶するように、坂の上から見つめていました。
二人は「枝が絡まって取れんな。なかなか取るのが難しいね💨」と溜め息をついていましたが、突然、スッと1頭のマルチーズが来て匂い嗅ぎをするのに驚きました。
まなを一方的に避ける飼い主は私が居ると気づかなかったようですが、私を見て即、向こうに行きました。
まなは今日も無反応でした。
石の下で柴犬が好きなおじさんと気さくなおじさんが枝の除去と、落葉の回収を行っているのが見えましたが、まなは離れた所でじっと見つめていました。
気さくなおじさんが石の隙間に入り、何かの枝を取り出そうとしながら「根がビッシリ張って取れへんな~。まな、お前さんも手伝ってくれんか」と冗談を言ってきました。
柴犬が好きなおじさんが「その根は取れへんやろ~」と言うと、気さくなおじさんは「雑やとか言われるやんか。でも取れんな💨」と溜め息をついていました。
私が知らないところで、色々と苦情が入るようです。
気さくなおじさんが「ちょっと休もう」と手を止めて、まなの耳の後ろを撫でてくれました。
まなは気持ちが良さそうに身体を伸ばしたかと思うと、体勢を変えて左右に動いていました。
「まな、お前さんは元気やな」と気さくなおじさんが笑っていましたが、柴犬が好きなおじさんも手を止めて、まなの背中を撫でてくれました。
二人の表情が和らいでいたね。
作業の邪魔をしないように別の場所に行くと、また一方的に避ける人に会いました。
反対側の歩道を歩いていたのに自分の犬を抱き、わざわざ階段を下りて行くのを見て、よほど私達が嫌なんだろうなというのが分かりました。
その後、まなが不動柴を発動し私がせっせと宥めている所に、気さくなおじさん達が事務所に戻るのに出くわしました。
おじさん達は「家に帰りたくないんか?」とか、「何をやっとんやろと思って見とったんや」とか、まなに話しかけていました。
班長さんが「おい、帰らなあかんぞ」と、まなの後ろ足の付け根を撫でてくれましたが、班長さんの表情は優しかったです。
久しぶりに、まなに会えたと嬉しそうでした。
おじさんはブロワーと落葉が入った黒いゴミ袋を持ち、集積所にゴミ袋を置いていました。
「お疲れ様です」と声をかけると少し表情が和らぎ「ありがとう」と返ってきましたが、まなは恋する乙女と化し、ソワソワして落ち着きがありませんでした。
また会えるといいね😌
愛犬だけ見て、周りの状況には無頓着な飼い主になりたくないと改めて思いましたが、まなは今日も優しい人に会えて楽しい散歩になったようです。



