今日は冬かと思うほど空気が冷たく、風が吹くたび落葉が舞い体感温度が更に低く感じます。
つめたい北風吹いたら吹いたらと、ふたりで半分この歌詞を口ずさみつつ、昼過ぎの散歩に行きましたが、まなは私と違って少々の寒さもへっちゃらです。
1ヶ月くらい前はサラッとした夏毛が大半だったのが、現在はフワッと柔らかい毛が生えてきて、冬への準備が着々と進んでいる感じです。

また下手な歌を口ずさんでいるね


散歩道は銀杏の葉が積み重なり黄色い絨毯を敷き詰めたような所もありますが、日差しを受けると明るく輝いて見えます。


まなは家を出ると、東に向かって一直線でした。
土の広場の前にある公衆トイレでは、まなが大好きなおじさんが掃除中で、トイレの前の床を洗い流していました。
床にゴミや落葉が散乱していましたが、落葉はまだしもゴミは近くのゴミ箱に捨てればいいのにと見ていて嫌な気持ちになりました。


まなは今日も恋する乙女と化して、おじさんの傍に行きたくて仕方がない様子でした。
おじさんはトイレを綺麗にしてくれているからと制止し、少し離れた所にいました。
😃「こんにちは。今日は寒いな」
私「こんにちは。
トイレは相変わらず汚いですか」
😃「最近はマシやけどな~。
でも、ゴミはよう落ちとるな」
おじさんはトイレ前の床のゴミや落葉をかき集めて、ゴミ箱に捨てていました。
まなは、トイレの近くに落ちた葉を暫く凝視していましたが、おじさんが「食べられへんで~」と声をかけると、おじさんの方を見つめていました。

私「昨日も坂を上る途中の所で、落葉を回収している人達がいましたけど、暫くは大変ですね」
😃「なんぼでも葉が落ちてくるやろ?キリがないけど。
でも、ここの落葉があるから、僕らの仕事があるんや」
おじさんは、僕らを見下す人が居るのは分かっているし、筋が通らないことを言う人が多いと呟いていましたが、私がいつも綺麗にしてくださり有り難いと思っていると伝えると、表情が和らいでいました。
おじさんに寒い中、掃除お疲れ様ですと一言告げた後で、別の場所に向かいました。


案内のおじさんに会えるかと思って礼拝室に向かったものの、おじさんは居ませんでした。
予約が入らない限り、おじさんに会えないよ😏
まなに家に帰ろうかと声をかけていると、花に詳しいおじさんがやって来ました。
😃「お~い、来たんか」
私「こんにちは」
おじさんは、まなの耳の後ろや背中を撫でながら「君は寒いのに適応できるからええな」と優しい笑顔を浮かべていました。
おじさんは、今日もモチノキの剪定を行っていたそうです。
😃「よう伸びるからな~」
私「放っていたらマズイですか」
😃「かなり高くなるし密集したら風通しが悪いから、虫が発生しやすいんや」
おじさん曰く樹形を整える為に剪定しているとの事でした。
まなは、おじさんの傍で頻りに土のにおいを嗅いでいましたが「何もないけどな~。
こうやって散歩に行けるんは、気分転換になるやろ?
足腰が丈夫なんが一番やで」と、おじさんが笑っていました。
おじさんが枝の長さを揃えながら「元気な内に、いっぱい散歩に行かんとな。走り回らんでも、家にずっと居るんとは違うしな」と、まなに話しかけているのを見て少し切なくなりましたね。

おじさんに「寒くて風が吹く中での作業お疲れ様です。
怪我に気をつけてくださいね」と声をかけると「うん、有り難う」と返ってきました。
まな、おじさん達に会えて良かったね☺️