昼過ぎに2回目の散歩に行ってきました。
坂の上の見晴らしがよい場所では、桜の老木を取り囲み、3人のおじさんが長めの剪定鋏や薙刀のような鍬?を持って枝の伐採作業中でした。
邪魔をしては悪いと思い、向こうに行こうとすると、柴犬が好きなおじさんが剪定鋏を置いて声をかけてきました。
😃「こんにちは~。なかなか切れへんのや」
私「こんにちは。お疲れ様です」
おじさんは、まなの前に座り込み耳の後ろを撫でてくれました。
まなは気持ちが良さそうにグーンと身体を伸ばして、背中を向けていました。
新人のおじさんが「いっこも切れへんな~。
細い枝やのに固いし、刃が入らへんで~」とボヤいていましたが、リーダーのおじさんが「隣の枝に倒れとるな」と言いながら、枝を揺らし再度、伐採に取り組んでいました。
四苦八苦しつつ1本の枝を伐採し、リーダーのおじさんが、まなの背中や後ろ足の付け根を撫でてくれました。
😃😃「気になるんか?すぐ切れそうやけど、サッと切れへんのや」
私が「チェーンソーを使われたら早いんじゃありませんか?この道具は時間がかかって作業がとても大変でしょう」と言うと、新人のおじさんが「ほんまやで。チェーンソーがあったら捗るで、班長」と賛同していました。
リーダーのおじさんは「そうやな~」と何か考え込んでいた様子でした。
何だかんだ言いながら、あと2本の枝も伐採が終わり、おじさん達は伐採した枝を車の妨げにならない場所に置いていました。
その後、木陰の方に向かうと、朝に出会ったおじさんが接客をしていました。
(おじさんは礼拝室の案内係です)
朝と違い、セーターにスラックス姿でした。
「まなちゃん、散歩やね~」と声をかけてくれましたが、お客様に「可愛いワンちゃんね」と言われ、まなは尻尾を振っていました。
「おじさんは接客中やから、また今度ね」と、まなに言い聞かせ、坂を下りて行きました。
まなの歩く速度が再び上がりましたが、家に帰る途中に、まなが大好きなおじさんに会いました。
おじさんは溝に落ちたギンナンや銀杏の葉、ゴミの回収作業中でした。
まなは恋する乙女と化して、おじさんの傍に駆け寄りました。
😊「こんにちは~。ギンナンが落ちて臭いが凄いやろ?まなちゃん、汚れるで」
私「こんにちは。この前、回収作業をされていましたけど、また落ちているんですか?」
😊「そうやで。キリが無いけどな~。
ギンナンはそろそろ終わりかな。でも、葉はこれからもっと落ちてくるで」
おじさんは何ヵ所かに纏めて回収するんやと言っていました。
ブロワーは使えず、地道にガンジキと塵取りで取っていくしかないそうです。
何故か病院の待ち時間の話になりましたが、私が昨日、眼科で予約よりも1時間以上待つ羽目になった旨、話すと「あの病院はいつも混んどんな~。僕も8時前に行くけど、事前に検査しても何やかんやで昼過ぎるんや。
しゃあないけどな~。それに間隔を空けんと座ってくる人が多いし、いつも高齢者が大声でベチャクチャ喋っとんや。叶わんで。
まあ僕も高齢者やけどな~」と、おじさんは割りきった口調で話していました。
私が「眼科で難癖をつける人は見たことがないんですけど、内科では年配の男性が受付で文句を言うのをたまに見かけますよ」と言うと「眼科は静かに待っとう人が多いな~。
文句言うても治らんのにな」と、おじさんは高齢者が文句を言うのを聞くたびに溜め息が出るとのことでした。
おじさんから私が帰る方向のギンナン、銀杏の葉、ゴミを回収して行くでと聞き、話を切り上げて家に帰りました。
まな、おじさん達に会えて良かったね😊