昼過ぎに2回目の散歩に行ってきました。
朝と一部同じルートを歩き、涼しい場所に向かうと花に詳しいおじさんが居て、何か草を植えているのを目にしました。
おじさんは「おーい、来たんか」と目を細めながら、まなに優しく声をかけてくれました。
私「こんにちは」
😃「こんにちは。ええ風が吹いとるやろ」
まなは、おじさんの呼びかけに尻尾を振りがら答えていました。
おじさんの傍で頻りに土のにおいを嗅いでいましたが、おじさんは「何にも食べるものはないで。情報収集しとるんか?」と笑いながら、まなの耳の後ろを撫でてくれました。
おじさんが植えていたのは芝桜だそうです。
「ピンクと白の小さい花が咲くやろうけど、どうかな?」と言っていました。
おじさんは、これまで自分の家に居た犬の話について色々と教えてくれました。
😃「子供の時は雑種の犬ばかり居ったけど、今みたいに血統書がある犬は少なかったで。
だい分経って柴犬、ゴールデンレトリバー、ヨークシャーテリアと飼うてきたんや。
この子に会うたら柴犬を思い出すな~」
私「それぞれ思い入れもお持ちでしょうね」
😃「うん、犬種や大きさは違うけど、色々とあったな~。もう飼えへんのが寂しいな」
おじさんが最後に迎えた犬はヨークシャーテリアで、20年近く生きたそうです。
😃「年を取って何年かは寝たきりに近うなったんや。最後は目も白内障で見えんかったし僕が抱いて近所だけ歩いたんやけどな。
小さい犬を抱いて歩くおじいさんが気持ち悪いって言われたのは辛かったで」
こう話すおじさんの表情は寂しげでした。
私「それだけ長生きしていた証ですね。
私も前に居た犬が高齢で歩くのがおぼつかず速度を合わせて歩いていたら「虐待」だとか、「可哀想」とか言われたことがありますよ。
その言葉に心が折れましたよ」
😃「事情を知らん人は何でも言うんや。
こっちは年をとっても可愛いと思うけどな。
介助されながら歩く犬を見たら、傍に居ってもろうて幸せやなと思うし」
おじさんは愛犬が健康で居るのが一番やでと言っていました。
おじさんに一言告げて帰る途中、朝に会ったおじさんに再び会いました。
シャツとスラックス姿で颯爽と歩いていましたが、まなの姿を見て「まなちゃん、会うの2回目やね」と言いながら、耳の後ろを軽く撫でてくれました。
(おじさんは事務所に戻る途中でした)
ほどなくして、まなが大好きなおじさんにも会いましたが、おじさんとは「こんにちは」と軽く挨拶をして終わりでした。
まなは恋する乙女と化して、おじさんの傍に行きたそうにしていたものの、同じ班の人に呼ばれているからと制止しました。
また会えるからね😌
愛犬との暮らしは、いつか別れがきますが、まなが今後も家に迎えられて良かったと思ってくれたら幸いです。