昼過ぎに2回目の散歩に行ってきました。
葉桜を見ながら気ままに歩いていると、まなが突然立ち止まり、坂の下をじっと眺めていました。
何かと思ったら、まなが大好きなおじさんが池の畔で休憩しているところでした。
まなは恋する乙女と化し、少しでも早くという感じで、おじさんの傍に駆け寄りました。
おじさんは「いらっしゃい」と笑いながら、まなが傍に行くのを見つめていました。


😀「さっきトイレの掃除をしてきたけど、今日はマシやったで。酷い時は絶句して二度見するけど」
私「いつもありがとうございます。ゴミとか平気で捨てる人も居ますね」
😀「そうなんや。そんな人は注意しても無駄や」
おじさんも今は少々の事で驚かなくなったそうですが、汚れが酷いと夢に出てきたと言っていました。

おじさんが紫陽花や水仙に水やりを始めると、まなは土の上の水の流れを見つめていました。
時々、おじさんの方を振り向いては土の上を見つめての動作を繰り返しましたが楽しそうでした。
😀「来月に花が咲くと思うとったけど、早う咲きそうなのがあるやろ?4月中に咲くやろな」
私「ここは他の所より日当たりが良さそうですけど、土が十分、湿っているみたいですね」
😀「同じように水やりをしよんやけどな~。肥料も満遍なく混ぜとうけど、生命力の差かな」
おじさんは同じ班の花に詳しいおじさんについて、色々話をしてくれました。
以前から知り合いで、自分より10歳年上ながらも動作はキビキビして元気で、何より性格が穏やかで人間が出来ているとのことでした。

私「あの方が私の母より年上と知りませんでした。
早足で、あちこち行かれる印象ですけど」
😀「そうやろ?あの人は僕よりも元気やで」
おじさんは仕事をする上で一番、気が合うと言っていました。
私「まなにも優しく声をかけてくださるんですが、口調が柔らかいですね。まなも懐いています」
😀「あの人も長いこと家に犬が居ったらしいから親近感があるんやろうな。この子はおとなしいし、懐っこいって言うとったで」
私「そう言っていただくのは嬉しいですね。柴犬は敬遠されることもあるんですけど」
おじさんは中型の雑種犬が家に居た経緯もあって、柴犬は特に怖い印象がないそうです。
😀「前にドーベルマンが近所に居った話をしたことがあるやろ?最近、見かけんな~と思うとったら病気で死んだって聞いたけどな」
私「ご近所のドーベルマンですね。大型犬は小型犬より早く歳をとるそうですけど、見かけなくなると寂しいですね」
😀「散歩の時に口に輪みたいなものをつけとったけど、あれは何やろな~」
私「犬用の口輪ですね。噛んだり吠えたりするのを防ぐ為に付けるそうです」
😀「万が一を考えて付けとったんやな」
おじさんは大型犬を飼うのは簡単ではないなと言っていました。
おじさんが水やりを終えたのを見て家に帰ろうと促しましたが、まなは心配なのか何度も後ろを振り返り、おじさんを見つめていました。
「大丈夫やで。僕も戻るからな」とおじさんに声をかけられ帰途に着きました。

まな、おじさんに会えて良かったね☺️