心ざわついた午後
今日は晴れたかと思ったら雨が降ってきたり、また晴れたりと変わりやすい天気でした。午後に散歩に行き木陰で寛いでいましたが、ビニール袋にパンの耳を入れたものを持ち歩く年配の男性が池の前に立ち、袋を裏返しパンの耳を池にばら撒くのには唖然としました。池の鯉に与えたつもりでも、パンの耳をばら撒く行為自体がハッキリ言って迷惑ですね。通行人も近くに居て、え?と目を疑う人も見かけました。私が「池にパンの耳をばら撒くな」と注意すると、そそくさと立ち去りましたが、まなが大好きなおじさんが近くで草抜きをしているのには気づきませんでしたまなは恋する乙女と化し、おじさんを見つめていました。何とも気まずい空気が流れて「大きな声を出して失礼しました」と謝ると、おじさんは眉間に皺を寄せて溜め息をついていました。「池の鯉に大きなパンの耳をやっても食べへんやろ」私「そうですね。水も汚れますし、鯉の身体にも悪いですけど」おじさんに「あんなんに注意しても、餌やりは止めへんやろ」と言われましたが、おじさんの表情はどことなく険しかったです。作業をする人が近くにいるのに、池にパンの耳をばら撒いて平気な神経が私には理解できません。🐴うましか🦌に注意しても、私の方が悪者みたいですどっと疲れを感じつつも、おじさんにお疲れ様ですと告げて、別の場所へと向かいました。ベンチに座ってジュースを飲んでいた男性が、まなに声をかけてくれたね。まなは男性の傍に歩み寄り、じっと見つめていました。男性に背中を撫でて貰い、まなは気持ちが良さそうでした。暫く経って、年配のおじさんが歩いて来るのが見えました。おじさんは笑いながら「まなちゃん、また会うたね」と、まなの耳の後ろを撫でてくれましたが、このところ涼しくなり歩きやすいと言っていました。まなは、おじさんに同行する気満々でした。おじさんの傍を離れず、おじさんに合わせて歩く姿が微笑ましかったです。おじさんも「ついて歩いてくれるんやね〜」と笑っていました。最後に閉める礼拝室では、お参りの人が居て、おじさんは礼拝室の外でゴミを拾いながら、まなに頻りに声をかけてくれました。お参りに来た人が「可愛い柴ちゃん」と優しく声をかけてくれたね。おじさんは「まなちゃんは、私の友達なんです。可愛いでしょう」と笑っていました。おじさんが礼拝室の鍵を閉め終わり、「今度は10月2日です。まなちゃん、またね👋」と事務所に戻るのを見届け、帰りました。最初にとんでも餌やりに遭遇し、心がざわつきましたが、途中から優しい人に会えて良かったね。