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先週水曜日、マナがお世話になっている がん研有明病院 へ、病院開院80周年のチャリティー講演会に行ってきました。

先日名古屋へ遠征した ”がん治っちゃったよ全員集合!” で初めてお目にかかり(この時は落語ではなくお話でしたが、とっても面白くて軽快なトークに引き込まれ)、いっぺんにファンになった  命の落語家樋口強さん の講演会がありました。

樋口さんは、肺の稀少がんからのサバイバーである大先輩。
前回も、とってもお元気に、いろいろと共感できることをたくさんシェアしてくださり、希望を与えてくれた方なんです


名古屋では落語はなかったので、是非一度きいてみたい!思っていました。

10月の通院時、病院でチャリティー講演会のチラシを目にして、この時は へ~病院で落語やるんだ~ と思った程度でしたが、名古屋のイベントの時、あれ?がん研のチャリティー講演会って、もしかしてこの方??だったら行きたい!!とヒラメキ、調べてみたら当たり!

Kおばちゃん(2年前に乳がんが発覚、先日無事2年検診を終え経過観察中)も落語好きなので誘ってみると、二つ返事でOK!

やきもちを焼かれるのがイヤだったし、ママも誘ってみたけれど・・・
落語にそもそも興味があんまりないようで、2人で行ってくれば~というので遠慮無く

いつもは車で通院しているマナだけど、この日はおばちゃんとゆりかもめに乗ろうか!と、遠足気分で行きました。
マナの家からは病院のある有明まで、実は埼京線(りんかい線直通)で1本で行けるんですが、おばちゃんは千葉から来るので、新橋待ち合わせだとわかりやすいし、ってことで、大回りでもいいじゃない

早めに待ち合わせして、ランチ
病院となりのワシントンホテル最上階の中華屋さんにて)も楽しみました

病院に講堂があることにもびっくりしましたが、その立派さ加減にも驚きましたよ~。
さすがです!!

がん研有明病院は、ホテルのロビーのような感じで、明るくてとっても雰囲気が良く、病院特有の辛気臭さがまったくないんです。

普通、病院なんて、用がある時しか行きたくないだろうけど、こうして講演会にいそいそと出かけたくなるなんて、不思議な病院だな~と改めて感じました 笑
(おばちゃんは入院時にお見舞いに来てくれたので、2回めです)

講演会は2部制。

前半は病院長のお話や肺がんについて、など。
病院長も肺がんについて説明してくれた先生もおちゃめな感じで、もっと権威的で威圧的ないや~なイメージ(白い巨塔とか)だったから、拍子抜けでしたよ。

中でも、院長先生の話で、


どう生きて、どう逝くか


は、とても深いテーマだなと思いました。

生存期間をあげることだけをみて、やみくもに治療するだけでなく、
患者さん自身が望むQOLを考えた治療が必要だってこと、

そのためには、どう生きるか、をそれぞれがきちんと考えることが大事です、とお話になりました。

そうだよな~なるほど納得!と思えたけど、そういう話を病院長みずからがされたことに対して、驚くとともに、
こういう考え方をする人が病院長なんだ、、、!と、ちょっと嬉しくなりました。

他にも、世界における各国の治療体制に対する満足度や、自分が受けた治療に関する満足度調査で、日本はいづれも低い結果。
医療先進国なのに、それはどういうことか?医師と患者の信頼関係が希薄である、という結果が導きだされてしまう。どうしてなのか、みなさんと考えていきたい、と問題提起されました。


おばちゃんは、日本人は従うからね~国民性の問題かね・・?と言ったのですが、

マナは国民性だけじゃなく、どんな治療(どういう副作用の含めて)があって、プランAならこう、プランBならこう、と、あらゆる治療方法から、どれを選ぶかを一緒に決めるという作業がないからじゃない?と反論すると、
(最近のドラマ、素敵な選Taxi大好きです!

そうだね!たしかにそうかも!おばちゃんはいつも先生に言われるがままだあわ~と。

(でも今思うと、日本では、告知が一般的ではなかった時代があるから、そういう背景も考えないと、、かもしれませんね!?)


マナは、がんかもしれない・・?!って思った時点で、大腸内視鏡検査の名医をネットで検索し、そのドクターご指名で、内視鏡検査の予約をとり、検査を受けました。

検査当日、50%の確率で大腸がんかもしれない、といきなりの半分告知があったので、

慌てて、大腸がんの名医(10人、だったかな?)が載っている本を読み、

1週間しか時間がなかったけれど、検査結果が出る日までに、どのドクターにお願いしたいか、を自分でしっかり考えました。


自分の命を預けるドクターだもの。
しっかりと調べ、本を読み、考えて・・・ 自分の意志で決めました。


これは、マナにとっては、ものすごーーーく大事なことでした。


自分で決めた ”ドクターご指名の紹介状” を書いてもらい、
そのドクターが、マナの主治医のFドクターです。

(詳しいことは、以前のブログを参照してくださいね。リンクを貼ろうと思ったけれど、大腸がんかも?と思った時、ガンかも知れないと思った時、など、いくつかのブログにまたがっていたので、リンク貼るのは断念しました。。)


ここまできちんと ”自分で選択” したので、あとは信頼してお任せするしか無い!と思えました。


なんとな~く決まった主治医、なんて、私の中ではナシ。

だって、自分の命を預けるんですもの、、!


手術だって怖かったけど、ドキドキしながらも ”自分で選んだスーパードクターだもん!大丈夫!!” と、ある意味安心できたし、まな板の鯉に徹し、
無事成功!!
今は経過観察中です
(おかげさまで、もうすぐ5ヶ月)。

実は術後の抗癌剤について断ったという経緯がありますが・・ → その時のブログ


信頼しているドクターだけど、だからこそ、ちゃんと自分のキモチもちゃんと伝えたかった。

そして、どうしたいかをちゃんと決めさせてもらえて良かった~!と改めて感じました!


今回、院長先生の考えに触れ、患者の希望を汲むという考え方もある病院だったのかも?!と思えたのも、講演会に参加してよかったことの一つ、です。


どう生きて、どう逝くか、という深いテーマ。。

人生って、そもそも、、、何のため・・?と、昔から考えるのが好きだったんですが、、

いつの頃からか、人生は修行!って思ってしまい、必死でがんばってきちゃったけど・・どうやら、がんばる教の熱心な信者だったみたいですね~


両親もがんばる教の熱心な信者だったからかも~?!
ママはいまもがんばる教の信者です。。が、私が自由にしているのをみて、ちょっと変化がみえるようになりました。

以前の私なら、”なんでそんなこというの!頭来る!!
”って思うことを言われたりされたりしても、

今は冷静に、「なんでそういうの?何がイイたいの・・?」って聞けるようになった。
ママの真意ってなに?って思えるようになったから、かな?!

そしたら、きっとこうだろう!(てっきり責められる)と思っていたのに、全然そんなつもりじゃなかった、ってことが、たくさんみえてきて。。

そうすると、ママって損な性格だな~
口がわるいから仕方ないよな~

ザンネン!って思えるけど、でもそれはママのこと。
マナが悲しむことでもないんだな~と思えました。

だからか、
話をしていても へーそう思うんだ、面白~い と思えるようにさえなりました!笑


マナは、今がんばる教から改心しています。。(笑)
(いや、途中かな・・?!油断するとすぐまた戻りそうになっちゃうから、、、)


いまは、与えられた命(マナの魂)が喜ぶような
、楽しくて輝く人生にしていきたいと思っています。


せっかく与えられた命ですもの。。ね!



そうそう、今日のブログタイトル ”ふたつめの命” ですが、樋口さんの言葉なんですが、と~っても気に入ったんです。


ガンという病気になったけど、2つ目の命を与えられたと思いましょう(だったかな?!)、と、そんなニュアンスでお話になりました。


マナも、ちょうど40歳になる時に罹患して、最初は悲しくて、なんで・・!!と思ったけど、

どん底まで落ち込んだら、あとは上がるだけ!

イイ風に考えなおしたら、いいタイミングじゃん!!
40歳、新しい私の誕生にしようっと!!と、まさに新しく生まれ変わった気がしています



それまでのマナ(ガンという病気になってしまったマナ)を、最初は否定ばかりしちゃってた。

でも、もう悔やんでも仕方ない。
身代わりになって傷んでくれた患部へ、ごめんね&ありがとう。

スーパードクターに手術をしてもらい、もう悪いところをとってもらったんです!


生きる、ということはあたりまえで、80歳くらいにお迎えがくるんだと信じて疑わなかったけれど(祖父母がそうだったから、なんとなくそう信じていました)、

だからか、やりたいことがあっても、”いつか” やればイイ、と思っていたけれど、、、、


いつか、じゃなくて、今やりたい!
に、最近は思考が変化しています。

自分を喜ばせること、自分が嬉しくなること、をどんどんやっていこう!という方にフォーカスしてます。

だって、それが、人間になった一番の目的じゃない?と思えるようになったから



やりたいと思うことがあったら(病んでいるときはそんな気にはならなかった!キモチが元気になった証拠です!!)、

やれるカラダ(うごけるカラダ)があるのなら、

どんどんやろう!!って思えるんです




先日から始めたマグマピラティス、実は、2月のセドナ旅行時にもやりたいな~と思ったのに、帰国してすぐ、3月には今通っているスタジオを調べてあったのに・・・

電車で、しかも乗り換えないといけないし~とか、
もっと近くでいいところない~とか、
ぐだぐだ決められず、、、、

そんなうちに病気が発覚!!

そうしたら、今度はやってみたいキモチがムクムクと湧いてくるんですよ~~

術後すぐは体調も考えてしっかり休養に専念。

そろそろ動きたいな~と思った矢先、ホノマラウォークへの参加を決意。

それなら、、、少しでもカラダを動かしておきたいぞ!!と、マグマピラティスの体験へ行き、気に入ったので、しばらく続けよう!と思っているところです。

昨日は3回めのマグマピラティスのレッスンでした。
が、前回までの先生は3週間お休みだそうで、代行の先生のレッスンはかなりハード。。。!(同じビギナー向けのハズだけど・・!?)
終わってすぐに、筋肉のハリを感じるくらいで、今日も太もも・ふくらはぎ当たりが筋肉痛です
イタタ

でもね・・・それも、それさえも!カラダを使ったからだ~!って思えるし、生きてるってことだ~!って思えて、なんだか嬉しいんですよ~ うふふ



罹患して、いいことばかりじゃぁもちろん無いけど、

イヤだな~とおもったら、ちゃんとイヤだって伝えるようになってきたし、

見たくないな~と思ったら、見るのをやめたり・・
(ツイッターをやめたのも、大きいな~)


2つ目の命をもらったと思って、大切にしていきたい!と思い、
自分のココロが自由になって、軽くなってきているのを感じています



今は、いろんなモノ(情報も含めて)があふれているから、
必要なときに自分から取りに行く、くらいがちょうどいいです。


まだ経過観察中の身で、心配なし!となるのは、5年経過した時なんだろうけど・・

じゃあ5年たったら絶対にならないのか?といったらそうではない。

5年を、まだか、まだか、、と生きるのか、


新しい命をもらった!と思って、おNewな私に、ちゃんと喜びと栄養・休息などを与え、丁寧に育てていきたいな~と思っています


落語の話を書こうと思って書き始めたブログだったのに、思わぬ方向へ進んだな~
(いつものこと、ですね、、

落語は、樋口さんオリジナルで、ブラックユーモア?!たっぷりのお話でした。
病院のドクターの免許が更新制になったら・・・?!というフィクション仕立て。
更新するためには患者さんを毎回笑わせるのが必須、先生たちは笑わせる方法を学ぶ塾に殺到し、そこはとても大人気で予約がなかなか取れず、予約時間が押して待ち時間が長くて・・という、私達がいつも病院で待たされりする病院あるあるの逆バージョンのようなお話で、とっても楽しかったです。

一緒に聞いていた病院長たち、怒らないのかな~~と思うような内容でしたが、、本当に楽しかったです。

涙あり・笑いあり!たっぷり元気をもらいました~!!!!!


マナも 救ってもらったふたつめの命 を しっかり悔いなく、輝かせられるよう、大切に過ごしていこうと思いました


P.S. ↑の最後の部分、”しっかり悔いなく” って、、、
やっぱり、頑張る教の信者だわ~~!!と思ったので、変更しなくっちゃ!(笑) 


救ってもらった ふたつめの命 おもいっきり楽しみながら、輝いていきま~す!に変更しまーす!!!