このブログの登場人物含め内容は 全てフェイク
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⏰21:00⏰
先輩、もう帰りたいです〜
私も帰りたいよ〜
でも今日中にこれ作らないと明日が地獄だよー
夜な夜な何を作っていたかと申しますと、軟膏の予製(よせい)です。
日中の患者さんの待ち時間を短縮する為に、よく出る軟膏のMIXをあらかじめ作り置きしておくのです。
昨日作ったのはこのレシピ
混合
アンテベート軟膏 50g
白色ワセリン 50g
このレシピのMIXを50個くらい作りました。
昨日は新人のプラダちゃんに作り方を教えつつ軟膏を詰めておりました。
そもそも何で前もって混ぜなきゃいけないんですかー!それぞれ別々に処方して、2つ塗って貰えばいいじゃないですかー
最初から混ざっていた方が患者さんは楽だからね
コンプライアンス向上のためですか?
でも、ヒルドイドとかの保湿剤も同じ処方せんに書かれてますよね?
2倍に薄めちゃう位ならアンテベートよりランクの低いものを最初から処方すればいいんじゃないですか?
プラダちゃん、もう文句言ってても仕方ないし、ちゃっちゃと終わらせて帰るよ
心の声:確かステロイドの軟膏って保湿剤で薄めても効果変わらないって聞いたような…。でも確かじゃないから後で調べよ。
22:30にやっと帰れた
てなわけで、帰宅中に調べてみました。
やっぱりステロイド軟膏はプロペトなどで希釈してもほとんど効果に差はないみたいです。
ステロイドの軟膏は薬効成分が飽和状態であり、大部分は結晶として存在。皮膚を通過するのは溶解しているものだけ。なので、2倍希釈程度では透過性に変化無し。
ちなみにアンテベートは16倍希釈まで変化無し!
しかし、
アンテベート軟膏➕ウレパールクリーム
みたいな組み合わせは、基剤に変化があり皮膚透過性が増す。
そして、国が違えばステロイドの区分分けも違うことを知った。
日本のステロイドのクラス分けは5段階
アメリカでは7段階
ヨーロッパでは4段階
なんですって!
しかも、アメリカでは同じ成分でもローションは1段階下がったりと、剤形によってもランクが分かれます。
そういえば、希釈しても効果が変わらないなら、手持ちのプロペトと混ぜて薬代を節約できるな…と思ったり。
薬局で混ぜてもらうと混合加算とられるので注意⚠️
薬局が予製しているものなら加算が少し安いけど。
今度数カ所虫に刺されたら本当に効果に違いないか試してみよ〜っと
では、みなさんもおだいじに〜