「わかりあえる幸せ」を形にする
何年か前にあるイベントで皆さんに手話歌をいっしょにやっていただいた時、それまでとは打って変わって、会場にものすごい一体感が生まれ、私自身がこれまでに経験したことのないような幸せな感覚に包まれたことがありました

今考えるとこれは、言葉だけでは伝わらないこと以上のものが伝わって、わかり合えたことの喜びだったのだと断言できます

この体験が実は、今の私を支えているといっても良いくらいです

理屈とかを越えたところで、人と人が理解しあえるとこの空間が生まれるのだと思います

(スポーツのチームが上手くいってるときとか、応援している観客の人たちに起きていることと似ているかもしれませんね
)そして、この体験をみなさんにも感じていただきたく、手話歌の活動をしているうちに活動が広がり、イベントだけではなく、学校に呼んでいただき子ども達の前で講演をさせていただけるようにもなりました


そうなってくると、
「手話歌の秘密って何だろう」とか
「本当にわかり合えることってどういうことなんだろう」とか
「きちんと説明できるようになれたらすごいことかも」などと思うようになってきました

私なりに勉強もしてみたのですが、実際に手話歌を体験いただくことで、文字とか平坦な会話では伝わらない情報が、ダイレクトに心や感情に届くということだけはわかってきました

つまり、「歌詞(意味のあることば)+曲(メロディ)+手話(意味のあることばと運動)」を同時に表現しようとすることが、脳を活性化させているみたいなのです

歌に込められた想いやご自身の体験などが、言葉ではないところで共感に変わり、一体感が生まれるのだと思います。
そこでひとつ気づいたのは、私たちの日常生活ってこの一体感からくる幸せを感じられる機会が極端に減ってきているということです

原因は、スマホやネットとかの情報があふれすぎていて、人と人のコミュニケーションの中で生まれる人間関係の良さとかを経験できなくなってきているからでしょうか。。。
だとすると、手話歌に隠れている要素を取り出して、体験したり理解したりしてもらう場を皆さんに提供できれば、皆さんのお仕事や人づきあいがより幸せなものになるのではないかと思い、講座(ワークショップ)もしています

私は、もともとコミュニケーションが苦手だったのですが、文字情報ばかりの現代で、人間関係に苦労されている方が多いと思います

そんなときは、身体を動かして、脳も動かすと、根本から変化できると思います

心から伝わる表現力デザイン講座を、次回は7月6日(日)に行います

よろしければご参加ください

手話歌の要素の他にジャグリングや、グループワークをします

小さなお子さんからご年配の方まで、ご満足いただけている講座です

http://www.manakomi.jp/hyogen/hyogen140706.html
