2つの虹
5月2日
「FMあおぞら」さん、「りんごラジオ」さんに行った後に、仙台三高へ行きました。
私が高校で野球部のマネージャーをやっていた時に監督だった「高橋秀夫先生」が、現在は仙台三高の野球部で監督をされています。
まだ練習中だったので、終わるのを待っていました。

実は1年前の5月3日にも数年ぶりに会いに行っていました。
その日は雲1つ無いようなとっても天気の良い日で、同じように先生を待っていました。
ふと空を見ると、突然真っすぐ伸びるキレイな虹が現れたのです。
私はビックリして思わずビデオをまわしました。
そして、その時も一緒に連れて行ってくださっていたプラスヴォイスの三浦社長に、もう1つ虹が出ていると教えていただき、さらに上を見上げると・・・
太陽の周りを囲む丸い虹が出ていました。

今まで見た事も無い虹に、とても不思議な気持ちになりました。
この虹を見た後に、翌日の遠藤未希さんの葬儀で歌を贈ってほしいというお話をいただきました。
遠藤未希さんは、南三陸で最後まで防災アナウンスで避難を呼びかけて亡くなられた「天使の声」と呼ばれた方です。
未希さんは秋に結婚式の予定でした。
その為に葬儀では明るく送りたいというお話でした。
本当に私が行っても良いのか・・・本当に悩みました。
ただ、未希さんにお会いできるのは光栄なことと思い、伺わせていただきました。
1年前の5月4日のことは、こちらの記事でお読みください。
http://ameblo.jp/mana-ttoc/day-20110504.html
この時に初めて未希さんが手話を勉強していたということを知り、呼びかけていた防災無線も、大切なラジオの情報も、耳の不自由な方へは届いていないという事の深刻さを、改めて感じました。
今私が災害エフエムさんをまわって呼びかけているのも、未希さんが教えてくれたことでもあります。
そして6月にお線香をあげさせていただく為に、未希さんのご自宅を伺いました。
その時、祭壇にたくさんの写真が飾ってあり、その中に虹の写真がありました。
なぜ虹の写真が飾ってあるのか聞いてみると、未希さんがご自宅に戻られ、棺を家の中に入れた瞬間出た虹だったそうです。
私が見た、あの2つの虹でした。
きっと未希さんは何か伝えたくて、私を導いてくださったような気がしています。
私にできることは何か必死に探していましたが、手話シンガーとしての使命と役割を教えて下さいました。
これからも未希さんの思いを忘れない為にも伝え続けて行きたいと思っていますし、様々な障害を持っている方の大変さや手話の魅力を伝え続けて行きたいと思っております。
秀夫先生には、その時の虹のお話もお伝えしました。
仙台三高は、春の大会で強豪の東北高校に激闘の末、サヨナラ勝ちをおさめたそうです!
今年は甲子園出場の手応えをつかんでるようなので、私も楽しみです。

先生と熱い握手も交わしました!
ここで見た虹のパワーも信じて、甲子園出場を期待しています!

今回5月2日に撮ったそら。虹が出た同じ同じ場所です。
