<自社アンケート引用です。あえて加工せず、生データにしています。>


【教科書だけで十分!教科書活用の極意】
教科書の内容をとりあえず全て覚える。それこそ、一連の流れを関連付けて、時系列や登場人物の歴史を丸暗記する。
(早稲田大学 2年生 男性)


地理のオススメの勉強法です。

学校で配布されるような教科書、資料集だけで十分です。用語集等は使いませんでした。資料集を一通り読みながら大事そうなところに付箋を貼っていきました。写真のキャプション等にも気を配るのがポイントです。
(東京大学 1年生 女性)


日本史は似たような名前の人物が登場する事が多いが、教科書を何度も読んだり、名前を書いて覚える。
(立教大学 4年生 女性)


これは、国立大学でよく出題される日本史の論述問題に対しての勉強法です。

私の考えでは、国立の日本史論述対策には参考書は一切必要ありません。必要なのは、山川の教科書と大学の過去問のみです。
なぜなら、国立の論述問題では山川の教科書の範囲を逸脱しての問題はほとんど出題されないし、もしされてもそれは捨て問としてカウントして大丈夫だからです。

ではこの勉強法について説明します。
まずは、とにかくひたすら教科書を読み込みます。大事な所には下線を引きましょう。この時ポイントなのは、単語ではなく文章に下線を引くことです。論述問題では単語よりも出来事の背景や順番などが大きな鍵になります。木を見るのではなく森を見るような意識で教科書を読みましょう。
5週くらいして大体教科書の内容は頭に入ったな、と思ったら過去問に取り組みましょう。過去問はとにかく量を解くことが大事です。自分の志望校だけではなく、傾向の似ている大学やレベルが同じくらいの大学の過去問も積極的に解きましょう。1日に2、3題解くのを3ヶ月続ければ、200~300題ほどの論述をこなすことになります。そうすると、内容の被る問題も多く、頻出の分野はカバーできるはずです。
この時、問題を解くプロセスは、①自力で解く②教科書を見ながら補足する③解答を見る④先生に見てもらう、という順番にしてください。いきなり解答を見るのではなく教科書から答えを探すことで脳内に内容がインプットされますし、赤本は回答が間違っていることも多々あるので学校や予備校の先生に解答をチェックしてもらいましょう。この時大切なのは、解答は教科書に書いてある内容で構成することです。

ちなみに、教科書を繰り返し読むと言いましたが、出題傾向が特徴的で出る時代が大体わかっているときはその範囲だけ読めばいいと思います。例えば一橋大を志望するなら近現代だけやればいいと思います。あとの範囲はセンターの勉強をするくらいでカバーできるでしょう。
(一橋大学 2年生 女性)


例えば世界史について。
日本史の教科書が不要になったので、日本史選択の友達に世界史の教科書と交換してもらい、世界史の教科書を手元に2冊用意する。
そして、文字が隠れるペンで、1冊の教科書をすべて穴埋め形式の本にし、繰り返し問題集のように使用する。
(跡見学園女子大学 2年生 女性)


細かい知識よりも、歴史的な流れをいかにしっかりと理解しているかを問われるような試験の対策であったため、学校で購入した山川出版を読み込み、頻出分野の箇所は文字通り教科書の文章を丸暗記していった。読み込み、暗記をしていく過程で自然と単語も覚えられるので1石2鳥だった。
(東京大学 2年生 男性)


教科書をひたすら読む。

私大の重箱の角をつつくような問題ならともかく、国立の問題なら知識量的には教科書で十分。また、流れをつかむことができるので記憶の引き出しが大変良くなる。
(早稲田大学 4年生 男性)


参考書をいっぱい買ったもん勝ち、多く読んだもん勝ちと思われがちですが違います!

大事なこと、覚えるべきことは特に社会科科目の場合教科書に詰まっているのです!私は世界史で一日見開き一頁ずつ丸暗記、それを一年間続けましたが最終的にセンター本番で世界史100点取れました。教科書に集中して暗記、おすすめです!
(早稲田大学 1年生 女性)


教科書を読んで自分で要点をまとめると、流れがわかって理解しやすくなります。問題を間違える度にその単元のページの要点をまとめると、何度も復習出来て良いです。
(筑波大学 4年生 女性)


日本史に関して言えば山川の日本史Bの教科書があれば他に余分なことをしなくてもセンター、2次ともに十分できると思います。受験生時代は何度となく読みました。但し、早慶に関しては別の補強をしなければ武器になるレベルまでは持っていけないと思います。それ以外の殆どは教科書だけで十分です。
(早稲田大学 1年生 男性)


日本史・世界史などは教科書の内容すべてを頭に入れることが必要なので、教科書には線をまったく引きませんでした。線を引くと引いたところにばかり目がいってしまうと思います。東大入試の論述向けにはとにかく教科書を読みこむようにしていました。単語を拾うのではなく文章として流れをつかむのに適していたと思います。
(東京大学 2年生 女性)


国立でも私立でも教科書のある程度の暗記に基づく理解を前提に作られると聞いたので、ひたすら教科書を読み込みました。日本史と世界史についてですがいちばん後ろの年表をコピーして手元において
今、自分がどの時代を勉強し、同時代の出来事は何があるのかを意識しながら勉強しました。
(明治大学 1年生 女性)


世界史については、センター&東大だけならあまり細かい知識は問われないので、山川の教科書をベースにすれば十分かと思います。私は山川の書込み教科書に学校で習った情報を一元化し、それを繰り返し読み込んだら、東大系の模試で世界史は偏差値60以上とれていました。あとは、たまに王朝の流れが複雑なところや絵画などについて資料集を参照し、山川の論述問題集の大事そうなところにざっと目を通した程度です。

ただし、早慶などの私立については細かい知識も問われるので、一問一答系の問題集で補充する必要があります。私はセンターまではひたすら上記のような教科書読み込みプラスアルファで乗り切り、センターも満点近く取れましたが、急きょ私立受験に転向することにしたので、そこから一問一答の知識を詰め込んだら、私立もまにあいました。細かい知識は枝葉なので、私立志望の人もセンターまでは上記のやり方で基本的なところを押さえておけばよい気がします。
(慶應義塾大学 修士1年 女性)


教科書の文章は校正に校正を重ねた流麗なものです。

何度も何度も読み全てを覚えてしまうくらいの気持ちで学習するいいと思います。また歴史は流れが重要なので、常に教科書の内容を無理やりでもいいので何かしらと関係付けることで、体系立てて覚えることができると思います。教科書で得た知識を骨格に、必要に応じて資料集や用語集の細かい知識を肉付けすると良いと思います。
(東京大学 3年生 男性)


世界史に関しては、とにかく最初に大まかな流れを掴むことができるように、細かい人名や単語はひとまず置いといて教科書を読み込みました。特に、教科書の章の扉に書いてある文章はその章をおおきく言い表してるので、時代のイメージをつかむのに役立ちました。使った教科書は東京書籍の世界史B
(東京大学 1年生 女性)



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