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色彩・コミュニケーショントレーナー
の山田奈生子です
2月3日節分
\鬼は外/ \福は内/
豆まきされましたか?
私は、家内安全、無病息災、幸福をよびこみました☆
いい天気です
『節分』
アルテアデザイン 39ページ
近所のスーパーの「豆まきの豆、豆菓子」売り場で
たくさん
「赤鬼」「青鬼」のお面が売っていました
買い物かごに入っている「赤鬼」のお面を見つけては
おっ、赤鬼!だよね~と思いました
赤は進出色、青は後退色だから
パッと目につく?
赤は興奮する色、青は沈静する色だから
気分が盛り上がるのは赤?
青に対して、赤は膨張しているように見えなくもありません
「赤」は目立つので選ばれるのでしょうか
「赤」を見てイメージするのは
「火」「太陽」「血」などに関係するものが多いそうです
火の使用と死者を葬ることを知ったとき、人類の文化がうまれたという ※1
「火」は食事に関わるし、寒い時には暖をとれるし
生活をしていく上でとても必要です
なんと「赤」という漢字は
「大」と「火」の組み合わせなのです
「赤」の色の派生としましては
基本色彩語(「赤、黄、緑、青、紫、白、黒」などのこと)の中でも
初期にあります
1968年に発表された
文化人類学者バーリンと言語学者ケイによる基本色彩語の進化モデルでは
多くの言語で共通するのは
第1段階「白(white)」と「黒(black)」を表す色の名前があり
第2段階で「赤(red)」という概念が生まれた
と分析されています
また
2009年に発表された『ワールドカラーサーベイ』では
第1段階は「白 赤 黄」と「黒 緑 青」という概念であり
第2段階で「白」と「赤 黄」に分化、「黒 緑 青」とあります
~この後の進化モデルはここでは省きます~
日本語としては
佐竹昭廣説によれば
アカ(明)ークロ(暗)、シロ(顕)ーアオ(漠)のような対照的な光の印象を表していたことばだったそう※2
太陽の明るさを意味する「明暗顕漠」の「明」が「アカ」に対応したようです
そして『古事記』(712年)『日本書紀』(720年)には、
日本語最古の基本色彩語「しろ、くろ、あか、あを」が記されていた※1
~バーリンとケイの進化モデルでは
「赤(red)」の次の段階で「黄(yellow)」か「緑(green)」の概念が出てきますが
日本語では、「アオ」に「ミドリ」はすべて含まれていました~
~8世紀頃の日本語では、言葉の上では赤と黄の区別はなかったらしい。
黄の古訓は「アカシ」である。もちろん赤と黄の色の違いが識別できなかったわけではなく
言葉で区別しなかっただけ※1~
「赤」の言葉が示す色は
暖色と呼ばれる赤、橙、黄くらいまで含まれ
現在に比べてかなり広いです
暖かい印象を受けます
「赤」をみて日の丸の国旗を思い出す方も多いかもしれません
赤い丸は太陽を表しています
太陽の光をあびて
ほのぼの体が温まる”ひなたぼっこ”は気持ちがいいですよね
そして
赤は「血」の色
第2段階の言語システムの報告の多くで、赤色を指す語が「血液」を指す語に由来している※3
多くの言語で共通するそうです
確かに動脈を流れる鮮やかな色も
静脈を流れる濃い色も
哺乳類の血は「赤」色です
人は赤い色を見ると
緊張して血圧が上がり、脈拍が早まる傾向があります
興奮色といわれる所以です
怪我などをして流す「血」の緊急状況を
経験しているからかもしれません
「火」「太陽」「血」などの具体的なイメージはもとより
「情熱的」なイメージもある
「赤」は
エネルギーが強く感じられる色!
鬼の話に戻りますが
「赤鬼 青鬼 黄鬼」や「赤鬼 緑鬼 黒鬼」など
地域によって鬼の色が異なるそうです
でも「赤鬼」は必ずいる
「赤鬼」がいなかったら
どこか寂しい
心に残っている子どもの頃に読んだ絵本
今話題の
鬼の「黄みよりの赤」は
親しみのあるかんじがします
どちらも主役は
赤鬼です
しっくりきます
私たちに必要な色である
「赤」
そのエネルギーを
うまく使っていきたいです
あなたのハッピーにつながっていきますように
※1 『すぐわかる日本の伝統色』福田邦夫著
※2 『色の百科事典』日本色彩研究所編
※3 『基本色彩語 普遍性と進化について』ブレント・バーリン/ポール・ケイ著
☭カラークルーズHP↓
詳しくは こちらから.・♪°
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