あけましておめでとうございます!!
おもち消化のため、ほぼ毎日お雑煮を食べております、まなみんです!!
太るわ!!!
さて、新年も林冲のレポでございます。
時間が開きすぎて、いつもどこまで進んだか覚えておりません笑
では、いつものネタバレでございます~
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林冲と食事をした後、部屋にもどる帰り道。
ふと足を止めた私を後ろから誰かがいきなり抱きしめた。
???「ため息をひとつこぼすと、幸せが一つ逃げていくんだぜ」
聞き覚えのある声に、呆れたため息を吐いた。
郁里「李俊さん、いきなりこんなことされたら、びっくりするじゃないですか」
李俊「お前が驚かすたびに可愛い顔をするからだろ?浮かない顔だな。また知恵熱か?」
郁里「・・・・・そんなもんです」
李俊「よくもまあ、飽きもせず悩んでばっかりいられるな。疲れねえか?」
wwwホント、そうだよねwww
郁里「私だって、好きで悩んでるわけじゃないですから。そう言う李俊さんは、悩みとかないんですか?」
李俊「悩みか・・・・・・ねえな」
www予想通りwww
郁里「思った通りの返事ですね」
李俊「はっはっは、そりゃありがとうよ。ま、悩もうが悩むまいが、どーせみんな最後には死んじまうんだ。だったら悩むだけ無駄だとは思わねえか」
郁里「ものすごく端的でわかりやすいですね」
私の言葉に、李俊さんがにやり、と笑う。
李俊「人生なんて生きるか死ぬか、のるかそるか、くらいでいいんだよ。あんま、深く考えんじゃねえぞ」
李俊さんが、私の肩をぽんと叩いた。
その優しい手の置き方で、李俊さんが私に気を使ってくれているのがわかる。
(なんだかんだ言って、いい人なんだよね)
郁里「ありがとうございます」
李俊「お嬢ちゃんがどうしても俺に礼をしたいっていうんなら、布団の中でたっぷりと・・・」
郁里「お断りしますっ!」
李俊「はっはっは、最後まで言わせろよ。それじゃ、な」
と、行こうとした李俊さんが、何かを思い出したように足を止めた。
李俊「そうだ、お嬢ちゃんはイケる口か?」
郁里「イケるって、お酒ですか?そうですね・・・嗜む程度なら」
李俊「そうか、そりゃ楽しみだぜ。じゃ、また後でな、お嬢ちゃん」
意味深な笑みを浮かべて、李俊さんが去っていった。
郁里「また後で・・・?」
*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:
“楽しみにしてる”と言っていた、李俊さんの意味深な笑みの理由は、その晩に判明した。
李逵「さあ、林冲さんの快気祝いだ、飲むぞー!」
李逵さんが嬉しそうに言って、それに合わせてみんなも声を上げた。
(つまり、宴会だってことね)
そう言っても、一つのテーブルで顔を合わせて飲む、会社の飲み会とは違い、各々が好きな場所で好きなように飲んで、騒いでいる。
(そっか・・・林冲さんの快気祝いってのは、口実なんだ)
呆れながらも、今このタイミングで宴会があるのは、私にとってありがたい。
(なんとなく、林冲とは顔を合わせにくいけど。姿を見てないと、心配で不安だし・・・宴会なら、近づかなくても林冲の様子がわかるからよかった)
そう思いながら、さりげなく林冲の姿を捜す。
林冲「・・・・・・」
すると、林冲は史進さんと何やら楽しそうに話をしていた。
(よかった、林冲も楽しんでるみたい。昼間のこと、あんまり気にしてないのかな・・・?)
www顔合わせにくいとか言うてたくせに、うぜえなwww
無意識に、林冲の姿を目で追う。
そのたびに、胸の奥がぎゅっと締め付けられるようだった。
(考えてみれば、林冲を避けていたら、ずっと苦しいまま。別にケンカしたわけじゃないんだから、普通に話しかければいいじゃない)
そうして、林冲のところに向かおうとした時だった。
???「おい、お嬢ちゃん、こっちに来て酌をしてくれよ」
ご機嫌な声が、私の背中にぶつかった。
郁里「この声は・・・」
嫌な予感がして振り返れば、案の定、赤い顔をした李俊さんが私に向かって手を招いている。
李俊「おーい、何してんだよ。さっさとこっちへ来い!」
(・・・・・どうしようかな。酔っ払った李俊さんはタチが悪そうだけど、私のこと、心配してくれたり、励ましてくれたりしたもんね。お酌ぐらいは、してあげなきゃ・・・かな)
林冲のことが気になりながらも、李俊さんのところに向かおうとすると、誰かが私の肩をぐっと引き寄せた。
戴宗「おっと、子猫ちゃんはオレの酌をするんだよ」
郁里「戴宗さん。でも、私は今、李俊さんのところに・・・」
戴宗「あいつの酒はやめておけ。子供には強すぎる」
戴宗さんの言葉が、かちんとくる。
郁里「・・・・・子供ですって?」
戴宗「おぉ、こりゃ失礼した。お前さんはガキじゃなくて、子猫ちゃんだったな。どうだい、子猫ちゃん、そんなに酔いたいんなら・・・・・オレのところでマタタビでもかじったらどうだ?」
(完全に私のこと馬鹿にしてるよね!)
wwwされてもおかしくないからねwww
李俊「おい、何してる、早く来い」
李俊さんが、待ちくたびれたように叫んだ。
その声に負けずに叫び返す。
郁里「すぐに行くから、ちょっと待っててください!」
そうしてから、私はそばにあった湯呑を手に取り、さらにそばにいた李逵さんを呼び止めた。
郁里「李逵さん、そのお酒、注いでくれますか」
李逵「ヒューッ!承知!」
李逵さんが歓声を上げながら、私にお酒を注いだ。
濁ったそれからは、すでに強烈なアルコール臭がする。
(わ・・・なに?これ。お酒っていうより、エタノールの匂いがする)
戴宗「どうした子猫ちゃん。無理しなくてもいいんだぜ?」
(完全に面白がって煽られてるのはわかってる。でも、ここで引いたらオンナがすたる)
wwwバカだなwww
私は大きく息を吸うと、杯の中のお酒を一気に口の中に流し込んだ。
(・・・・・まず・・・い・・・これは・・・絶対に・・・まずい・・・)
戴宗さんやみんなに煽られ、調子に乗って飲んだせいで、私はすっかり酔っ払ってしまった。
その証拠に、目の前の景色はぼんやりとし、足元はなんだかふわふわする。
(・・・ちょっと、酔いを・・・醒まして・・・こよう)
ひとり庭に出る。
煌々とした月が辺りを照らして、散歩くらいはできそうだ。
(それにしても、宴会なんて久しぶり。会社じゃ、仕事が忙しいのと、何だかめんどくさいのと。あいつとの・・・デートがあったから、あんまり参加してなかったし)
郁里「うん、たまにはこんなのもいいかも」
そんなことを考えながら、夜風にあたっていた。
すると、後ろから誰かの足音と気配が近づいてきた。
???「郁里?」
郁里「林冲!」
突然現れた林冲に驚きつつも、酔っているせいかさほど動揺はしなかった。
昼間のぎこちなさはもうなく、いつも通りに話しかける。
1:どうしたの?
2:ちょうどよかった←
3:楽しんでる?
郁里「ちょうどよかった。ちょっと林冲と話したい気分だったんだ」
林冲「そう?でもオレは、かなり郁里と話したい気分なんだけどね」
(林冲ってば・・・)
林冲「顔、赤いよ。酔い覚ましにちょっと歩く?それとも座る?」
郁里「・・・座る」
赤くなったのは、お酒のせいだけじゃない顔を、見られないよう、うつむきながら答えた。
林冲「ん。じゃあ・・・あそこに座ろう」
林冲がさりげなく私の腰に手を添え、うながした。
ただ、されるがままにその場に腰を下ろすと、林冲も隣に座った。
林冲「梁山泊の中にはいろんな人たちがいる。あんまり無防備な姿を見せちゃダメだよ?」
wwwなんでお前にそんなこと言われなあかんねんwww
郁里「無防備?」
林冲「うん。女好きの荒くれ者も多いからね。そんな色っぽい顔で、夜中にひとりでフラフラしてたら、変な気を起こす人もいるかもしれない」
郁里「それって襲われるってこと?はははっ、私なんかに欲情する人なんかいないって」
www嫌な女だwww
酔っ払った勢いで、いつもの私より下品な口調になる。
(これじゃ、なんだか酔っぱらいオヤジみたい。でも、何にも考えずに思ったことを好きに言うのって、楽なんだな・・・)
wwwあとが大変だけどねwww
林冲「いるよ、いくらでも。少なくともオレは・・・欲情する」
月明かりに照らされた林冲の顔は、薄暗いからか、それとも私の頭がぼんやりしているからなのか、はっきりとはわからなくて。
その言葉の真意は読み取れない。
林冲「ま、今でも郁里のことを天女だと信じている人たちも多いし、一応、オレのオンナってことになってるから、むやみに手を出されることはないと思うけど」
林冲の言葉が、また胸をチクリと刺した。
郁里「一応・・・か」
林冲「郁里・・・」
ぼそり、とつぶやいた私に、林冲がため息を吐いた。
それはまるで“またか”と呆れているようで。
(あー、ダメだ。せっかくいい感じだったのに、私ったらまた・・・)
同じ間違いを繰り返す自分にへこみ、がっくりとうなだれる。
そんな私の頭を、背中から回された林冲の手がそっと持ち上げた。
そして、そのまま頭を抱きよせ、自分の肩にもたれさせる。
林冲「眠かったら寝てもいいよ。ちゃんと運んであげるから」
郁里「・・・」
林冲が私の頭を撫でる。
私はそんな林冲の手と、よりかかった肩の温かさを、黙ったままじっと感じていた。
(やだな・・・林冲の優しさがすごく心地良くて、すごくドキドキして、すごく痛い・・・)
郁里「・・・ねえ、林冲」
ふいに、私の口が勝手に動いた。
林冲「ん?」
郁里「もう人を愛さないって言ってたのに、どうしてそんなに優しくするの?」
wwwほんと、ソレだよねwww
林冲「・・・」
突然の私の問いに、一瞬、林冲の手が止まる。
そして、また何事もなかったように、私の頭を撫でた。
林冲「人を愛することと、優しくすることは別でしょ?」
郁里「それは林冲の勝手な言い分だよ。優しさの全てが思いやりになる訳じゃない。時には優しさが人を傷つけることだってあるんだよ。だいたいさ・・・」
林冲「・・・・・・」
郁里「いきなり抱きしめられたり、必要以上に優しくされたり、命をかけて守られたり、かばってもらったり、キスなんかされたり・・・」
林冲「・・・・・・」
郁里「こっちはね、失恋直後の傷心中なのよ。そんな時に、林冲みたいなイケメンに優しくされたら、浮かれて、調子に乗って・・・期待、しちゃうじゃない」
“キス”とか“イケメン”だとか言ってもわかんないだろうな・・・なんて思いながらも、私は機関銃のように一気にまくしたてた。
そんな私を、林冲がじっと見つめている。
(あぁ・・・完全に呆れられちゃったな)
そう自覚し、私は大きなため息を落とした。
すると・・・。
林冲「郁里」
郁里「何?」
ぶっきらぼうに返事をして、林冲を見る。
林冲「郁里・・・オレのこと、好きなの?」
郁里「なっ―――!」
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最低男・その名は林冲www
気を持たせるだけ持たせといて、叩き落とす笑
このルートのこの部分が、ほんと意味不明です。