【一〇八恋星☆水滸伝】豹子頭・林冲ルート 第二章 第十一話~第十五話 | andante cantabileーまなみんの別カレ日記ー

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攻略記事を検索して来られた方は、「徒然日記」の「!注意!」という記事に目を通してください!!


こんばんは!



子供のインフルエンザの予防接種の予約をすっかり忘れていた、まなみんです!!



ヤバイ・・・!!年内の予約が取れなくなる・・・!!



さて、遅々として進まない林冲レポです。


かつて、これほどまで楽しくないレポがあったでしょうかwww


では、ネタバレです。




*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆




郁里「あの・・・」

林冲「ん?」

郁里「・・・退いてくれませんか?」

林冲「・・・あっ!」



今、気づいたように、林冲さんが私の上から飛び退いた。

それと同時に、私は慌てて乱れた衣服を整え、ベッドの上に座り直す。



林冲「ごめん、ごめん!重かった?」


wwwそういう問題ではないwww


郁里「いえ・・・大丈夫ですけど」


(問題は、そこじゃないんだけど・・・)


wwwだよねwww


郁里「そ、それで、こんな夜中にどうしたんですか」

林冲「実はね・・・」



真剣な顔で、林冲さんが私の顔を見つめた。



林冲「さっき仲間が、敵に捕まったって連絡が入った。救い出すため、夜明け前に出陣する」

郁里「そう・・・なんですか?」



“仲間を助けるために出陣する”



その言葉だけで、血の気がすうっと引いていく。

ここでは、それが戦を意味していて、命にかかわることだって、今の私には理解できるから。



(仲間を助ける戦っていうけど、それで林冲さんは無事に戻ってこられるのかな)



私の不安を察したのか、林冲さんが私の手をそっと握った。

そして・・・。



林冲「一緒に来てくれないか?」

郁里「・・・え?」



林冲さんの言葉に、自分の耳を疑う。



林冲「一緒に、仲間を救ってほしい」


(私に、戦に行けって言ってるの・・・もちろん、冗談だよね?)


林冲「・・・・・」



私を見つめる真剣な瞳から、それが冗談じゃない、と気づく。



郁里「いやいやいや、そんなの無理ですから!」


(戦の怖さはわかってる。だから、もうあんな場所には二度と行きたくない)


林冲「頼む!どうしても仲間を救わなきゃならないんだ!」

郁里「だったら尚更、私なんて足手まといになるだけですよ!」

林冲「ならない!何故ならキミには妖術がある!」

郁里「そんなこと言ったって・・・昼間は、そんな力、出なかったじゃないですか」

林冲「戴宗の見解じゃ、あの時は本当の危機じゃなかったから、発動しなかっただけで・・・」

郁里「本当の危機なんて直面したくないです!もし、また何も起こらなかったら、どうするんですかっ。私、死んじゃいますよ!!!」


(例え夢の中でも、それだけは絶対にイヤ)


wwwまったくだwww


林冲「大丈夫、キミは絶対に死なない」



林冲さんが、ぎゅっと私の手を強く握りしめた。


www何を根拠にwww



郁里「その根拠のない自信はどこからくるんですか」

林冲「根拠?根拠ならあるよ。何故なら・・・オレは強いから」


(・・・えっ?)


は?(・∀・)


林冲「その強いオレが、命をかけてキミを守るから・・・」



林冲さんが、握っている手に、さらに力をこめた。

その力と熱から、林冲さんの自信が伝わってくる。



林冲「だからキミは何も心配しなくてもいい。ただ、オレを信じて」


(・・・また、だ。どんなに無理なことでも、林冲さんが言うと・・・大丈夫なような気がしてくる)


林冲「一緒に来て、くれるね?」

郁里「・・・・・はい」



優しい瞳と、諭すような声に、私は素直にうなずいた。



林冲「ありがとう・・・」



林冲さんは安堵のため息をつくと、私をそっと引き寄せた。

私はあっという間に、その広い胸の中におさまる。



林冲「一緒に来てほしいとは言っても、前線に立てとは言わない。キミは陣の後ろに控えていてくれればいいし、もちろん護衛もつける」

郁里「林冲さんは?」

林冲「オレは前線で戦う。何人たりともキミに近づけはしない」

郁里「林冲さんは大丈夫なんですか?」



また不安が襲ってきて、私は林冲さんの顔を見上げた。

そんな私を安心させるように、林冲さんは優しく私の髪をなでる。



林冲「オレは大丈夫だよ。仲間を救うための戦いで、自分が死んでちゃ意味ないし。それに、さっきも言ったでしょ?オレは、強いから」

郁里「・・・・・」

林冲「郁里ちゃん・・・」



不安げな私を見る林冲さんの表情が、ふと変わった。



林冲「そんな目で見て・・・オレを・・・誘ってるの?」


(;・∀・)・・・は?


郁里「さ、誘って・・・そんなこと・・・ないです」

林冲「・・・ほんと?」



思わずうつむいた私の顎を、林冲さんがすっとすくい上げた。

無理やり視線がぶつかって、顔が赤くなっていくのがわかる。



(やだ・・・恥ずかしい)



慌てて視線を外そうとするものの、林冲さんの手は私の顎に添えられたままで、顔をそらすこともままならない。



林冲「・・・・・」

郁里「・・・・・」



見つめあったまま、沈黙が続く。

その間にも、私の心臓はどんどん加速し、大きな音をたてる。



(このままじゃ、心臓が爆発する。でも・・・どうして?林冲さんの瞳から目をそらせない)



気づけば、林冲さんの手は私の顎から外され、その手はゆっくりと移動し、頬を優しくなでる。



(・・・林冲さんの手、温かくて気持ちいい・・・)



しばらく私の頬を撫でていた手が止まり、少しだけ顔を上に向けた。

そして、ゆっくりと林冲さんの顔が近づいてくる。



(・・・あ、キス・・・?)


wwwほんっと、飢えてんねwww



それを感じ、私はそっと目を閉じた。



(・・・・・)



小さな音とともに、一瞬、おでこに柔らかい感触がした。


www気持ち悪い(´Д`)www



(お・・・でこ?)



驚いて目を開けると、まるでいたずらっ子のように笑う林冲さんの顔があった。



(・・・やられた!)



あまりの恥ずかしさに、何も言えなくなった私は、その場に突っ伏してしまった。



林冲「ふふっ、やっぱり郁里ちゃんって可愛い」

郁里「もうっ!大人をからかわないで!!」

林冲「ごめん、ごめん。それじゃ、後で迎えに来るから、それまでゆっくり休んでいてよ。それとも・・・一緒に寝る?」

郁里「結構です!」

林冲「そりゃあ、残念・・・おやすみ」



林冲さんが出て行き、部屋に静寂が戻る。



郁里「もーっ!!」


(私ってば、、全然免疫も学習機能もついてない!)


郁里「ほんと、林冲さんといると、調子狂う・・・」



私は治まらない鼓動を持て余しながら、布団を頭から被った。




*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:




夜明け前、約束通り林冲さんが迎えに来た。

私も出陣する軍の中に加わった。



(・・・嫌な雰囲気だな。なんだか、息苦しい・・・)



張り詰めた緊張感と兵士たちの熱気に圧倒されて、めまいを起こしそうだ。



郁里「すぐに出陣するんですか?」



気を紛らわそうと、隣にいた林冲さんに声をかけた。



林冲「ん、もうすぐ。今、各軍が人数や作戦の確認をしてるから、それが終わったらかな」

郁里「そうですか・・・」

林冲「緊張、してる?」

郁里「そりゃあ・・・」

林冲「だよね」



林冲さんが、申し訳なさそうに言った。

そして、私に向かって頭を下げる。



林冲「無理言ってごめん。でも、来てくれてありがとう」

郁里「顔を上げてください、林冲さん。私も妖術のこととか、自分のこととか気になるし、それに、ここに最初に来たのが戦場だったから、帰るためのきっかけも、戦場にあるかもしれないし」

林冲「・・・帰りたいんだ」



思ってもいなかった言葉に、きょとんとする。

そんな私をよそに、林冲さんは言葉を続けた。



林冲「帰りたいんでしょ?どこかは知らないけれど・・・元の場所に」

郁里「・・・・・もちろんです」



少し間をあけてから、答えた。

そんな自分を不思議に思う。



(あれ?私、帰りたいんだ、よね?帰りたいはずなのに、こんな誰も知り合いのいない、戦があるようなところなんて、嫌なはずなのに。私・・・おかしいな・・・本当に、帰りたい・・・のかな・・・)



自分の気持ちがわからなくて、混乱気味になる。

そんな私を見て、林冲さんがぼそりとつぶやいた。



林冲「・・・オトコ?」

郁里「は?」



まったくもって予想外の質問に、今度は言葉を失う。

そんな私を林冲さんが不思議そうな顔で見た。



林冲「だよね・・・慣れてたし」

郁里「何がですか?」

林冲「そりゃあ・・・・・接吻」

郁里「せっ・・・・・!?」


(接吻・・・って、キスのことだよね?キスに慣れてる?私が?)



その言葉に、私の胸の奥がキリッと痛んだ。



(なんで、そんなこと言われなきゃならないの?)



そう思った瞬間、私の口は、胸の痛みを吐き出すように林冲さんを責め立てた。



郁里「慣れてるのはどっち?あんな人前で強引にキスしておいて」

林冲「きす?」

郁里「だから、その・・・接吻のこと」



使い慣れない言葉からか、その響きがなんだか恥ずかしくて、思わず口ごもってしまう。



林冲「なんだ、接吻か。まあ・・・そりゃね、否定はしないけど」



また胸の奥がチクッとした。



(林冲さんだって、いい大人なんだからキスくらい慣れていても当然でしょ?私だって・・・慣れてるつもりはないけど、そこそこ経験あるし。でも、やだな。なんだかモヤモヤする・・・)


林冲「で、元の場所には、会いたいオトコがいる・・・と」

郁里「なんでそうなるんですか?」

林冲「だって、いるから帰りたいんでしょ?その人に会いたいんでしょ?」

郁里「・・・オトコなんていません」

林冲「じゃあ、どうして」

郁里「どうしてって・・・」


(・・・あれ?元の場所に帰ると・・・どうなるの?辛い仕事が待ってて、でも彼氏は待っていなくて・・・帰っても・・・嫌なことばかりだ。わ・・・なんか、へこんできた)


wwwこのルートも、甘ったれの恋愛脳かwww


郁里「・・・・・・」



大きなため息をついて、肩を落とす私を見て、林冲さんが慌てたように顔を覗き込んだ。



林冲「ご、ごめんっ。そうだよね、帰りたいに決まってるよね。なに言ってんだろ、オレ・・・」


wwwまったくだなwww


郁里「・・・・・」

林冲「ほんとにごめん、オレが悪かった。だから、そんな泣きそうな顔しないで」

郁里「ううん・・・私こそ、大人げなくてごめんなさい」

林冲「そんなに帰りたいなら・・・後でちゃんと帰る方法をさがしてあげるから」

郁里「・・・はい」


(これ以上、戦前の林冲さんに気を使わせたらダメだ。帰るとか、帰らないとかは、方法が見つかってからにしよう)


林冲「うん、よし、これで仲直りだ」



林冲さんは、そう微笑むと、ゆっくりと顔を近づけてきた。



林冲「じゃあ、仲直りのしるしに・・・」




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林冲がますますキライになりそうですwww


てか、その前にレポを続けていけるか心配ですwww