こんばんは!
子供のインフルエンザの予防接種の予約をすっかり忘れていた、まなみんです!!
ヤバイ・・・!!年内の予約が取れなくなる・・・!!
さて、遅々として進まない林冲レポです。
かつて、これほどまで楽しくないレポがあったでしょうかwww
では、ネタバレです。
*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
郁里「あの・・・」
林冲「ん?」
郁里「・・・退いてくれませんか?」
林冲「・・・あっ!」
今、気づいたように、林冲さんが私の上から飛び退いた。
それと同時に、私は慌てて乱れた衣服を整え、ベッドの上に座り直す。
林冲「ごめん、ごめん!重かった?」
wwwそういう問題ではないwww
郁里「いえ・・・大丈夫ですけど」
(問題は、そこじゃないんだけど・・・)
wwwだよねwww
郁里「そ、それで、こんな夜中にどうしたんですか」
林冲「実はね・・・」
真剣な顔で、林冲さんが私の顔を見つめた。
林冲「さっき仲間が、敵に捕まったって連絡が入った。救い出すため、夜明け前に出陣する」
郁里「そう・・・なんですか?」
“仲間を助けるために出陣する”
その言葉だけで、血の気がすうっと引いていく。
ここでは、それが戦を意味していて、命にかかわることだって、今の私には理解できるから。
(仲間を助ける戦っていうけど、それで林冲さんは無事に戻ってこられるのかな)
私の不安を察したのか、林冲さんが私の手をそっと握った。
そして・・・。
林冲「一緒に来てくれないか?」
郁里「・・・え?」
林冲さんの言葉に、自分の耳を疑う。
林冲「一緒に、仲間を救ってほしい」
(私に、戦に行けって言ってるの・・・もちろん、冗談だよね?)
林冲「・・・・・」
私を見つめる真剣な瞳から、それが冗談じゃない、と気づく。
郁里「いやいやいや、そんなの無理ですから!」
(戦の怖さはわかってる。だから、もうあんな場所には二度と行きたくない)
林冲「頼む!どうしても仲間を救わなきゃならないんだ!」
郁里「だったら尚更、私なんて足手まといになるだけですよ!」
林冲「ならない!何故ならキミには妖術がある!」
郁里「そんなこと言ったって・・・昼間は、そんな力、出なかったじゃないですか」
林冲「戴宗の見解じゃ、あの時は本当の危機じゃなかったから、発動しなかっただけで・・・」
郁里「本当の危機なんて直面したくないです!もし、また何も起こらなかったら、どうするんですかっ。私、死んじゃいますよ!!!」
(例え夢の中でも、それだけは絶対にイヤ)
wwwまったくだwww
林冲「大丈夫、キミは絶対に死なない」
林冲さんが、ぎゅっと私の手を強く握りしめた。
www何を根拠にwww
郁里「その根拠のない自信はどこからくるんですか」
林冲「根拠?根拠ならあるよ。何故なら・・・オレは強いから」
(・・・えっ?)
は?(・∀・)
林冲「その強いオレが、命をかけてキミを守るから・・・」
林冲さんが、握っている手に、さらに力をこめた。
その力と熱から、林冲さんの自信が伝わってくる。
林冲「だからキミは何も心配しなくてもいい。ただ、オレを信じて」
(・・・また、だ。どんなに無理なことでも、林冲さんが言うと・・・大丈夫なような気がしてくる)
林冲「一緒に来て、くれるね?」
郁里「・・・・・はい」
優しい瞳と、諭すような声に、私は素直にうなずいた。
林冲「ありがとう・・・」
林冲さんは安堵のため息をつくと、私をそっと引き寄せた。
私はあっという間に、その広い胸の中におさまる。
林冲「一緒に来てほしいとは言っても、前線に立てとは言わない。キミは陣の後ろに控えていてくれればいいし、もちろん護衛もつける」
郁里「林冲さんは?」
林冲「オレは前線で戦う。何人たりともキミに近づけはしない」
郁里「林冲さんは大丈夫なんですか?」
また不安が襲ってきて、私は林冲さんの顔を見上げた。
そんな私を安心させるように、林冲さんは優しく私の髪をなでる。
林冲「オレは大丈夫だよ。仲間を救うための戦いで、自分が死んでちゃ意味ないし。それに、さっきも言ったでしょ?オレは、強いから」
郁里「・・・・・」
林冲「郁里ちゃん・・・」
不安げな私を見る林冲さんの表情が、ふと変わった。
林冲「そんな目で見て・・・オレを・・・誘ってるの?」
(;・∀・)・・・は?
郁里「さ、誘って・・・そんなこと・・・ないです」
林冲「・・・ほんと?」
思わずうつむいた私の顎を、林冲さんがすっとすくい上げた。
無理やり視線がぶつかって、顔が赤くなっていくのがわかる。
(やだ・・・恥ずかしい)
慌てて視線を外そうとするものの、林冲さんの手は私の顎に添えられたままで、顔をそらすこともままならない。
林冲「・・・・・」
郁里「・・・・・」
見つめあったまま、沈黙が続く。
その間にも、私の心臓はどんどん加速し、大きな音をたてる。
(このままじゃ、心臓が爆発する。でも・・・どうして?林冲さんの瞳から目をそらせない)
気づけば、林冲さんの手は私の顎から外され、その手はゆっくりと移動し、頬を優しくなでる。
(・・・林冲さんの手、温かくて気持ちいい・・・)
しばらく私の頬を撫でていた手が止まり、少しだけ顔を上に向けた。
そして、ゆっくりと林冲さんの顔が近づいてくる。
(・・・あ、キス・・・?)
wwwほんっと、飢えてんねwww
それを感じ、私はそっと目を閉じた。
(・・・・・)
小さな音とともに、一瞬、おでこに柔らかい感触がした。
www気持ち悪い(´Д`)www
(お・・・でこ?)
驚いて目を開けると、まるでいたずらっ子のように笑う林冲さんの顔があった。
(・・・やられた!)
あまりの恥ずかしさに、何も言えなくなった私は、その場に突っ伏してしまった。
林冲「ふふっ、やっぱり郁里ちゃんって可愛い」
郁里「もうっ!大人をからかわないで!!」
林冲「ごめん、ごめん。それじゃ、後で迎えに来るから、それまでゆっくり休んでいてよ。それとも・・・一緒に寝る?」
郁里「結構です!」
林冲「そりゃあ、残念・・・おやすみ」
林冲さんが出て行き、部屋に静寂が戻る。
郁里「もーっ!!」
(私ってば、、全然免疫も学習機能もついてない!)
郁里「ほんと、林冲さんといると、調子狂う・・・」
私は治まらない鼓動を持て余しながら、布団を頭から被った。
*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:
夜明け前、約束通り林冲さんが迎えに来た。
私も出陣する軍の中に加わった。
(・・・嫌な雰囲気だな。なんだか、息苦しい・・・)
張り詰めた緊張感と兵士たちの熱気に圧倒されて、めまいを起こしそうだ。
郁里「すぐに出陣するんですか?」
気を紛らわそうと、隣にいた林冲さんに声をかけた。
林冲「ん、もうすぐ。今、各軍が人数や作戦の確認をしてるから、それが終わったらかな」
郁里「そうですか・・・」
林冲「緊張、してる?」
郁里「そりゃあ・・・」
林冲「だよね」
林冲さんが、申し訳なさそうに言った。
そして、私に向かって頭を下げる。
林冲「無理言ってごめん。でも、来てくれてありがとう」
郁里「顔を上げてください、林冲さん。私も妖術のこととか、自分のこととか気になるし、それに、ここに最初に来たのが戦場だったから、帰るためのきっかけも、戦場にあるかもしれないし」
林冲「・・・帰りたいんだ」
思ってもいなかった言葉に、きょとんとする。
そんな私をよそに、林冲さんは言葉を続けた。
林冲「帰りたいんでしょ?どこかは知らないけれど・・・元の場所に」
郁里「・・・・・もちろんです」
少し間をあけてから、答えた。
そんな自分を不思議に思う。
(あれ?私、帰りたいんだ、よね?帰りたいはずなのに、こんな誰も知り合いのいない、戦があるようなところなんて、嫌なはずなのに。私・・・おかしいな・・・本当に、帰りたい・・・のかな・・・)
自分の気持ちがわからなくて、混乱気味になる。
そんな私を見て、林冲さんがぼそりとつぶやいた。
林冲「・・・オトコ?」
郁里「は?」
まったくもって予想外の質問に、今度は言葉を失う。
そんな私を林冲さんが不思議そうな顔で見た。
林冲「だよね・・・慣れてたし」
郁里「何がですか?」
林冲「そりゃあ・・・・・接吻」
郁里「せっ・・・・・!?」
(接吻・・・って、キスのことだよね?キスに慣れてる?私が?)
その言葉に、私の胸の奥がキリッと痛んだ。
(なんで、そんなこと言われなきゃならないの?)
そう思った瞬間、私の口は、胸の痛みを吐き出すように林冲さんを責め立てた。
郁里「慣れてるのはどっち?あんな人前で強引にキスしておいて」
林冲「きす?」
郁里「だから、その・・・接吻のこと」
使い慣れない言葉からか、その響きがなんだか恥ずかしくて、思わず口ごもってしまう。
林冲「なんだ、接吻か。まあ・・・そりゃね、否定はしないけど」
また胸の奥がチクッとした。
(林冲さんだって、いい大人なんだからキスくらい慣れていても当然でしょ?私だって・・・慣れてるつもりはないけど、そこそこ経験あるし。でも、やだな。なんだかモヤモヤする・・・)
林冲「で、元の場所には、会いたいオトコがいる・・・と」
郁里「なんでそうなるんですか?」
林冲「だって、いるから帰りたいんでしょ?その人に会いたいんでしょ?」
郁里「・・・オトコなんていません」
林冲「じゃあ、どうして」
郁里「どうしてって・・・」
(・・・あれ?元の場所に帰ると・・・どうなるの?辛い仕事が待ってて、でも彼氏は待っていなくて・・・帰っても・・・嫌なことばかりだ。わ・・・なんか、へこんできた)
wwwこのルートも、甘ったれの恋愛脳かwww
郁里「・・・・・・」
大きなため息をついて、肩を落とす私を見て、林冲さんが慌てたように顔を覗き込んだ。
林冲「ご、ごめんっ。そうだよね、帰りたいに決まってるよね。なに言ってんだろ、オレ・・・」
wwwまったくだなwww
郁里「・・・・・」
林冲「ほんとにごめん、オレが悪かった。だから、そんな泣きそうな顔しないで」
郁里「ううん・・・私こそ、大人げなくてごめんなさい」
林冲「そんなに帰りたいなら・・・後でちゃんと帰る方法をさがしてあげるから」
郁里「・・・はい」
(これ以上、戦前の林冲さんに気を使わせたらダメだ。帰るとか、帰らないとかは、方法が見つかってからにしよう)
林冲「うん、よし、これで仲直りだ」
林冲さんは、そう微笑むと、ゆっくりと顔を近づけてきた。
林冲「じゃあ、仲直りのしるしに・・・」
*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
林冲がますますキライになりそうですwww
てか、その前にレポを続けていけるか心配ですwww