こんばんは!
スマホでやたらミスタッチをしてしまう、まなみんです!!
未だに慣れませんwww
さて、テンション低めに進めております、林冲ルートです。
すでに呂方の方が良かったかな、と思い始めています(笑)
4エンド狙いで4ルート進行中ですが、何だか嫌な展開になっております。
では、ネタバレします~
*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
林冲「オレに見せて・・・」
林冲さんが胸元を隠している私の腕を、ぐっと掴んだ。
1:そんな人だったんですか?
2:何するんですかっ!
3:・・・・・・・・←
郁里「・・・・・」
私は黙ったまま、抵抗するように腕の力をこめた。
林冲「そんなに警戒しないで。いくらキミが可愛いからって、こんなところで襲ったりはしないから」
その言葉と表情に、顔が真っ赤になる。
(えっ・・・私、こんな状況で、照れてる・・・)
林冲「キミのその胸の痣、確認させてほしいんだ」
郁里「胸の・・・痣・・・」
(そう言えば、さっきの男も痣がどうつかって言ってたような?でも私、胸に痣なんかないはず・・・)
胸を押さえていた手の隙間から、それを確認しようとした時・・・。
(・・・あれ?)
林冲さんのずっと後ろ、何かが動いたような気がした。
(気のせい?それとも誰かいる?)
それが気になり、少しだけ覗き込むようにして見てみる。
すると・・・さっきまで倒れていたはずのあの男が、刀を振りかざしてこっちに向かってくる。
郁里「林冲さん、後ろっ!」
林冲「!!」
林冲さんは私から手を離し、慌てて矛を構えた。
大男「遅いわ!」
林冲「っっっ!」
男の刀に振り払われた林冲さんの矛は、大きな弧を描きながら飛んでいき、地面に突き刺さった。
大男「油断したな、若造」
林冲「そうでもないよ?ハッ!」
林冲さんは男の刀を蹴りあげると、間髪入れずに相手の胸元に飛び込んだ。
そして、男の腹に、右の拳を叩きこむ。
林冲さんの拳をまともに受けて、大男がよろける。
林冲「これで倒れないとは、意外とやるね。でも、まだまだこれからだよ」
大男「な、何っ!?」
林冲さんが立て続けに攻撃をしかけた。
防戦一方の男は、後ずさりしかできず、二人はあっという間に私から離れていく。
(あの人、ほんとに強い!武器も持ってないのに対等に・・・ううん、優勢で戦っている。でも・・・)
大男「どうした、威勢のいいのは最初だけか」
林冲「・・・・・」
心なしか、林冲さんのスピードが落ちてる気がする。
それに、顔にはさっきまでなかった傷が増えているような気も・・・。
大男「しくじったよなぁ。最初の一撃を柄でじゃなく、矛でついておきゃあ、こうはならなかったのにな」
林冲「ははっ、オレって紳士だからね。あの状況で矛なんて振り回したら、彼女を巻き添えにするだろ?可愛い女の子は傷つけたくないじゃないっ」
大男「ケッ、それで死んでりゃ世話ねぇぜ」
林冲「心配するな。死ぬつもりはサラサラない」
大男「悪いが・・・俺もだ・・・っ!」
にやりと笑った男が、また攻撃を始めた。
今度はさっきとは逆に、林冲さんが防戦一方になる。
大男「ほらほら、どうした!」
林冲「・・・・・」
(いくら強いからって、刀を持った人相手に素手じゃ無理だよ。いったいどうすればいいの・・・)
ただおろおろとするだけの自分の目に、地面に突き刺さった林冲さんの矛が映った。
(なんとかしてあれを林冲さんに渡せば・・・でも、あんな重そうな矛、持ち上げられない・・・とてもじゃないけど、無理、できない。でも・・・それじゃ・・・)
イライラ(-""-;)
林冲「っ!」
私が躊躇している間にも、林冲さんの傷は増えているようだった。
郁里「・・・・・」
(林冲さんは、私を助けるために戦ってくれているんだもの。怖いけど・・・ただ見てるわけにはいかない)
手の震えを止めようと、ぎゅっと力強く握る。
そして、大きく息を吸って、矛を見据えた。
(・・・今だ!)
くじいた足の痛みも忘れ、走り出そうとしたその時・・・。
林冲「危ない!」
ヒュン!と、風を切るような音がし、ものすごいスピードで目の前を何かが通り過ぎた。
郁里「な、何?」
見れば、サバイバルナイフのような刃物が、岩の割れ目に刺さっていた
林冲「大丈夫っ!?」
郁里「・・・・・」
恐怖のあまり声が出ず、私はただ、こくこくとうなずくことしかできない。
大男「人の心配してる場合じゃねえだろ?」
私に気を取られた林冲さんが、男に蹴り上げられた。
(このままじゃ・・・林冲さんが…殺され・・・る?私のために・・・私を助ける・・・ために・・・)
その時・・・私の心臓がどくん、と大きく鳴った。
同時に鼓動はどんどん早くなり、血液が逆流するような感覚に襲われる。
(な、何?この感じ・・・心臓が・・・爆発しそうで・・・く、苦しい・・・)
立っていることもできず、胸を押さえながらその場にしゃがみ込む。
すると、その押さえた手の隙間から、光が漏れていることに気づいた。
林冲「ぐあっ!」
叫び声に顔を上げると、倒れ込んだ林冲さんに、男が刀を振りかざしていた。
郁里「林冲さんっ!」
大男「死ね」
大きな刀が、林冲さんに向かって振り下ろされる。
郁里「いやぁぁぁぁぁっ!!!」
まさに林冲さんに刀が振り下ろされる瞬間、私の胸から、目を開けていられないほどの眩しい光が放たれ、辺り一面を覆った。
大男「ぐあっ!?」
すぅっと光が消え、景色が戻る。
郁里「今のは・・・えっ!?」
呆然と辺りを見回していた私の視界に、ぐったりと倒れている男の姿が飛び込んでくる。
(いったい、何が起きたの?それに、私の体、焼けるように熱い・・・)
呆然とする私に林冲さんが駆け寄ってくる。
林冲「キミは・・・仲間なのか?」
郁里「え?」
唐突な言葉に、思わず息をのむ。
(仲間・・・?私が?)
林冲「・・・・・」
驚きながらも、神妙な顔で私をじっと見つめる。
でも、私はなんて答えていいかわからなくて、ただ見つめ返すしかできない。
林冲「・・・・・」
林冲さんが、ゆっくりと私に向けて手を伸ばしてきた。
その時・・・。
史進「捜したぞ、林冲!」
史進さんの声がして、林冲さんがびくっと手を引っ込めた。
そして、自分のマントを外すと、私の胸を隠すようにしてそっとかけてくれる。
史進「いつまでもこんなところで油を売っているな。お前が隊をはぐれたおかげで、形勢は逆転。わが軍の危機だぞ!」
史進さんが、まるで“お前のせいだ”と言わんばかりに、私を睨んだ。
その鋭い視線に、私の心が委縮する。
wwwま、当然さねwww
(そ、そんな・・・軍の危機って、私のせいなの?)
wwwある意味ねwww
史進さんの視線から逃げようと、目を逸らす。
林冲「彼女は何にも悪くないだろ?だいたい彼女を無理やり連れて来たのはオレなんだからさ」
史進「・・・む」
林冲さんが笑顔でぴしゃりと言って、史進さんが黙り込む。
同時に、その言葉が私の胸にも刺さった。
(・・・やだ、私。林冲さんは命がけで私を助けてくれたのに、すぐに人のせいにして・・・恥ずかしい)
林冲「・・・何、落ち込んでるの?」
思わずうつむいた私の顔を、林冲さんが覗き込んだ。
そして、動けば触れそうな距離で、私をじっと見つめる。
林冲「・・・・・」
濁りのない真っ直ぐな瞳で見つめられて動けなくなる。
そして、林冲さんはゆっくりと両手を伸ばすと、優しく包み込むように私の頬に触れた。
郁里「・・・・・」
林冲「大丈夫、オレに任せて」
両頬に触れた手が少し動いて、林冲さんの額と私の額がこつんと触れた。
www私のキライなシチュエーションですwww
ますます近づいた顔に、心臓がとくん、と反応する。
林冲「・・・形勢なんてまたひっくり返せばいい。ようは、勝てばいいんだからさ。だから、キミはなにも心配しなくていいんだよ」
穏やかな声と、両頬から林冲さんのぬくもりと、そのやさしさが伝わってくる。
林冲「・・・ね?」
郁里「・・・はい」
林冲さんは、私の返事に安心したように微笑むと、そっと両手を離した。
林冲「ってことでいいだろ?史進」
史進「・・・言うと思った」
林冲「ははっ、さすがだな」
林冲さんが、笑いながら馬に飛び乗る。
林冲「それじゃ、行ってくるけど。中途半端な場所は危険だから・・・」
林冲さんが史進さんを見て、にこっと笑う。
林冲「彼女を本陣まで連れて行って」
史進「・・・言うと思った」
史進さんがため息をこぼした。
郁里「あ、あの・・・」
史進「お前に選択権はない。黙って来い」
(選択権なんて最初からひとつもなかったけど。ここまで来たら、二人に従うしかないよ、ね。それ・・・に、なんだか・・・体・・・が、すごく重い・・・)
林冲「史進、彼女を頼んだからね」
史進「・・・承知」
郁里「お気を・・・つけて」
まだ体にはさっきの熱が残っているようで、今の私は、それを言うのでやっとだった。
林冲「ありがとう。それじゃ、また後でね」
郁里「・・・はい」
林冲さんが背を向けると同時に、その場に倒れ込み、史進さんが慌てて駆け寄ってきた。
史進「・・・!おいっ!」
(どうしたんだろ・・・体の力が抜けて・・・)
郁里「いえ、大丈・・・夫で・・・す」
史進「どう見ても大丈夫ではないっ!しっかりしろ!」
景色と林冲さんの背中がぐらり、と揺れて、私の意識は遠のいていった・・・。
*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:
(・・・・・なんだろ、体がふわふわしてる・・・まるで・・・誰かに抱きかかえられているみた・・・)
林冲「あ、起きた?」
郁里「いっ!?」
wwwwww
まっさきに見てたのは、上から私を覗き込んでいる林冲さんの笑顔。
(これはもしかして・・・私・・・林冲さんにお姫様だっこされてる?)
郁里「あ、あの、降ろしてください」
林冲「ダメ」
郁里「どうして?私、自分で歩けますから」
林冲「足、くじいてるんでしょ?すごく腫れてるし。診てもらうまで、無理はしない方がいい」
(そうだ、私、ここにきてすぐに転んだんだった・・・って、ここ、どこ?)
われに返って辺りを見回す。
(何これ、すごい壁っていうか山に囲まれてる。それにこの建物は、やっぱりここ、中国なの?・・・それもかなり古い感じがする)
男1「林冲さん、また手柄を上げたんですって!」
男2「さすが林冲さんだ!林冲さんがいる限り、梁山泊は安泰ですよ」
(林冲さんが歩くたびに、人が寄ってきて称えてる。ここでは有名人なのかな?それにしても・・・)
林冲さんに抱きかかえられたまま、その顔を見つめる。
(こうやって改めて見ると、整ったキレイな顔をしてるな。そんなに逞しいようには見えないのに、あんなに長くて重い矛を難なく操って、しかもすごく強くて、何者かもわからない私を助けてくれて・・・優しくしてくれて)
郁里「ちょっと・・・いいな」
www頭の中お花畑www
林冲「ん?何か言った?」
郁里「いえっ、なんでもありませんっ」
林冲「・・・ヘンなの」
(やだ、私ってば無意識に声に出してた?こんな時に、何を考えてるのよ・・・何ひとつわからない状況なのに)
なんだか無性に恥ずかしくなって、顔が赤くなっていくのを感じる。
私はそれを見られないように、林冲さんの腕の中でうつむいた。
???「なんだぁ?そのオンナ、捕虜か?」
突然現れた男の人が、私の顔を覗き込んだ。
捕虜という言葉に、嫌な感じがよぎる。
でも、それよりも・・・。
(え・・・何?この人・・・やだ・・・顔、近い・・・)
www目が悪いんじゃない?←違www
思わず顔をそむけた私の気持ちを察したのか、林冲さんがすっとその男の人から私を離してくれた。
林冲「ダメだよ、李俊くん。この人はね・・・」
林冲さんが、その場に私を降ろした。
郁里「・・・え?」
腰を支えていた林冲さんの手が、そのまま私の体を引き寄せた。
そして、もう片方の手を私の頭の後ろに沿えると、くっと顔を持ち上げる。
郁里「・・・・・・」
林冲「・・・・・・」
私を見つめる林冲さんの顔がゆっくりと近づいてきて・・・私の唇に・・・っ!
*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
おでこごっつんこ、私、キライなんですよね~
ちなみに今流行りの壁ドンも大嫌いですね~
大体、何?壁ドンってネーミングwww
欽ドンかっつーの←若い人はわからないツッコミ