こんばんは!
一日中台風情報を見てたまなみんです!!(13日現在)
せっかくの休みなのに・・・(笑)
さて、レポのネタが尽きて悩んだ結果、林冲のレポを始めることにしました(笑)
ごっとんのレポを始める前は、呂方のレポにしようかと思ってたんですが、ちょっと彼は萌えなくて←ヒドイ
かといって、林冲に萌えてるわけではないのですがwww
では、毎度おなじみのネタバレです。
今回レポがプレイと同時進行なので、かなり更新が遅いと思います(;´∀`)
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何も・・・感じなかった。
胸の痛みとともに光に包まれた後、気が付けば、真っ暗闇の中、ただ落ちていくだけの感覚にさらされた。
www想像すると、かなり怖いwww
とてつもない高さから、真っ逆さまに落ちていくような・・・。
郁里「・・・・・・・・あっ!!」
不安と恐怖がこみあげ、声にならない悲鳴が口からこぼれる。
その次の瞬間・・・。
郁里「な・・・なにっ!?」
あらゆる五感がよみがえり、一気に体に流れ込んでくる。
ぬるい風、血の混じった匂い、地鳴り、怒号。
そして目の前では、馬に乗り武装した男たちが、容赦なく敵を倒していく。
高台から見下ろす景色は、まさに映画やテレビで観た世界。
郁里「これは・・・もしかして、い、戦?」
呆然と見つめ、息をのむ。
郁里「あの人は・・・?」
???「っっっ!」
ずっと先、谷場で戦う兵士に目を奪われた。
長い矛のような武器を操り、次々と倒していく戦いぶりは遠目から見ても見事で。
凛としたその姿は、一瞬ここが戦場であることを忘れるほど、綺麗だった。
(戦ってるって言うより、まるで舞を舞ってるみたい・・・)
???「・・・・・?」
郁里「・・・えっ!」
(目が合った?まさか・・・こんなに離れているのに?)
???「・・・・・・」
その男の人は、馬と矛で敵を蹴散らすと、方向を変え、走り出した。
その先は、どうやら私のようだ。
彼の勢いに押されるように、無意識に私の足が後ずさりをする。
(・・・逃げ・・・なきゃ!!)
私は自分の声に弾かれるように駆け出した。
でも・・・。
郁里「痛っ!」
岩に躓いた足に激痛が走る。
郁里「なんでっ・・・!私、裸足なのっ!?」
(それに私が着てるの、部屋着じゃない!)
wwwさっきまで自分の部屋にいたからね(・∀・)www
わけがわからずうずくまっている私を、突然大きな影が覆った。
(今度は・・・何?)
恐る恐る顔をあげると、そこには・・・。
???「・・・・・」
さっきの人が、馬に乗ったまま、私を見下ろしていた。
(い、いつの間に・・・?)
まるで瞬間移動でもしたようなその人を、私は呆然と見つめ返した。
郁里「あ、あなたは・・・?」
???「オレは梁山泊、騎兵軍五虎将、林冲。キミは?」
(リョウザンパク?リンチュウ・・・?それって何?それにこの人、日本人じゃない?)
林冲「もう一回、聞くよ。キミは誰?」
郁里「え・・・あ、あの・・・」
頭の中が混乱して、上手く言葉が出ない。
すると・・・。
林冲「仕方ないな」
林冲と名乗るその人は、ため息をついて馬から降りた。
そして私にゆっくりと近づいてくる。
郁里「・・・・・」
手に持った、先の曲がった恐ろしい形の矛。
泥と血で汚れた体。
(そうだ、この人・・・さっきまで戦ってたんだ。ってことは・・・まさか、こ・・・殺される・・・?)
私はまるで蛇に睨まれた蛙のように、その場で固まった。
林冲「ははっ、取って食うわけじゃないからさ。そんなに怯えなくてもいいよ」
郁里「・・・は?」
予想外の言葉と笑顔に、突拍子もない声を出してしまった。
するとその人は、笑いながら、座り込んでいた私の前にしゃがみ、視線を下げた。
まるで子供の相手をするように、話しかけてくる。
林冲「なんて言われても、こんな状態じゃ仕方ないか。ごめんね、こんな格好で」
www違う意味でお互い様www
郁里「は、はい・・・」
林冲「うん、それでキミは・・・」
???「おい、林冲。何をしている」
鋭い声がする方を見ると、そこには声と同じく鋭い目をした男の人が、やはり馬に乗ってこっちを見ていた。
林冲「ああ、史進。実は可愛い女の子を見つけてね」
史進「女?こんなところに女など・・・」
郁里「・・・・・」
史進「いるな」
wwwwww
林冲「だろ?」
林冲さんの言葉に、史進さんが無表情のままうなずいた。
言葉は少ないけれど、ぽんぽんと交わされるテンポのよい会話。
よほど仲がいいのだろう。
史進「それで、どうするつもりだ?」
林冲「そうだな・・・」
その時、近くの岩場の裏から、男の人の叫び声と大きな物音が聞こえた。
林冲「まずいな」
郁里「え?」
林冲さんが私の腕をぐっと掴む。
でもそれは、決して乱暴な扱いではなかった。
郁里「あ、あの?」
林冲「とりあえず移動しよう。話は後で、ゆっくりとね」
そう言い終わるや否や、林冲さんは私の手をぐっと引いて、そのまま軽々と自分の肩に担ぎ上げた。
そして、自分と私の体を馬に乗せる。
林冲「はい、それじゃ落ちないようにオレに掴まってね」
林冲さんが私の手を自分の腰に回させた。
ゴツゴツして、ツルツルとした鎧に、私の手が定まらない。
(こんなの掴まってられないよ。絶対に振り落される!)
郁里「お、降ろして!」
林冲「暴れないの。暴れたら落ちるし、喋ると舌噛むよ?」
郁里「でも、こんなっ・・・」
林冲「行くよ、史進」
史進「ったく・・・承知」
私の意見などまったく聞いてはもらえず、林冲さんは馬を走らせた。
私はただ、馬から落ちないように、必死にしがみつくことしかできない。
(いったいどこに連れて行くつもりなの・・?)
林冲「はッ!どう、どう・・・」
林冲さんが、岩場の陰で馬を止めた。
そして辺りを窺いながら、私をそっと降ろす。
郁里「あ、あの?」
呆然とする私を見て、林冲さんがクスリと笑う。
林冲「まただ」
郁里「え?」
林冲「さっきからキミ、“え?”と“あの”しか言ってないよ」
郁里「えっ?・・・あっ!」
イライラ(-""-;)
林冲「ほらね?」
(そう言われればそうだけど、こんな時に言葉なんか出てこない)
林冲「さてと、キミの可愛い声は後でゆっくり聞かせてもらうとして、さっさと片付けてこようか」
史進「俺は・・・もともとそのつもりだ」
(し、史進さん、いたんだ・・・喋らないと、気配までなくなって、なんだかちょっと怖い)
林冲「悪い、悪い。じゃ、行ってくるから、キミはここで待ってて」
1:早く戻ってきてくださいね!←
2:ひとりでですか?
3:無理です!
郁里「あの・・・早く戻ってきてくださいね!」
何を言っても無駄なような気がして、ただそれだけをお願いする。
すると林冲さんが、そっと私の手を両手で握りしめた。
林冲「もちろんだよ。ごめんね、こんなところで心細い思いをさせて。でも、なるべく早く戻ってくるから、オレを信じて待ってて。大丈夫、ここの陰でじっとしていれば、誰にも見つからないし。すぐ戻ってくるから」
郁里「は、はい」
史進「行くぞ・・・」
林冲「応っ!」
あっという間に二人の姿が見えなくなって、ため息をつく。
(でも、こうなったら林冲さんに言われたとおり、ここに隠れていた方がいいよね?でも、いったい何がどうなって、こうなっちゃったんだろう・・・)
まだ混乱している頭を必死に落ち着かせて考えてみる。
(まず、ここはどこ?あの二人や戦ってる人たちを見る限り、日本じゃ・・・ない。きっとアジアの・・・そう・・・中国辺り?)
景色を確認するために、恐る恐る外を見る。
(うん、この感じ、教科書とか映画で見た気がする。嫌だな・・・こういう場所で、戦があって、こうやって隠れていると、大抵・・・)
郁里「・・・・・っ!」
突然、後ろから首に硬いものが押しつけられる。
そのひやりとした感触と、嫌な予感に息が止まりそうになった。
wwwこういう展開は必須事項www
???「ゆっくりとこっちを向け」
耳障りなしゃがれた声がして、仕方なくそっと後ろを向くと・・・。
郁里「っ!!」
振り返った途端、喉元に鋭い切っ先を突き付けられて、また息が止まる。
大男「・・・ほう、奇妙な格好をしてるが、なかなかいい女じゃねぇか。こんなところで何をしている・・・」
地なのか汚れているのかわからないほど黒い、顔と体。
ギラギラとした目からの舐めまわすような視線と、下品な笑い声に、恐怖とは違う嫌悪が私を襲う。
(まさか、本当に悪役が出てくるなんて・・・。でも、林冲さんたちはまだ戻って来そうにないし、逃げ切れる自信もない。いったいどうしたらいいの・・・?)
大男「おい女、質問に答えろ」
(どう見ても林冲さんたちとは敵だよね?って言うより、何を言ってもいいようにはならない気がする)
こんな状況では、案どころか言葉すら浮かばなくて。
私はただその卑猥な笑みと、鋭い切っ先の前に立ちすくむことしかできなかった。
大男「そうか、答える気はねぇか。それじゃ、しょうがねぇ・・・もったいねぇけど・・・殺すか」
男がニヤリと笑った。
(え・・・?今、なんて・・・?・・・殺すって・・・言わなかった?)
男の言葉が聞き間違いではないと、さっきより強く押しつけられる切っ先でわかる。
チクリとするそれは、今にも喉を突き破りそうで、私は息をすることもままならない。
郁里「い、嫌・・・助けて」
大男「そうだろう・・・そうだよなぁ・・・俺を楽しませてくれるなら、考え直してやってもいいぜ?」
www死んだ方がマシwww
郁里「・・・え?」
喉に突き付けていた切っ先が、すっと離れたかと思うと、私の襟元を掴んで引き寄せた。
郁里「嫌あぁぁぁっ!」
恐怖で足がすくむ。
大男「おい、何勝手にしゃがみこんでるんだ。もっと俺を楽しませてくれよ?」
切っ先とごつごつとした汚い大きな手が、強い力で私の両腕を押さえる。
いやらしい顔つきになった男が顔を近づけてきて・・・ふと、目線を私の胸元に落とした。
大男「ん・・・胸元に痣なんてあるのか。珍しいな。しかし、へへへ、それもまたそそられるな・・・」
男が何を言っているのかもわからないほど、私の頭の中は真っ白になっていた。
その時・・・。
林冲「おっ待たせーっ!」
高らかな声と共に、林冲さんが姿を現した。
ちょうど落ちてきた陽を背にするその姿は、まるで遅れて来た正義のヒーローのようで。
郁里「林冲さん!」
林冲「遅れてごめん。向こうの片付けがちょっと手間取っちゃってね」
大男「なんだてめぇ」
林冲「でももう大丈夫。こっちもすぐに片づけるから」
大男「この野郎、俺を無視してんじゃねぇ!」
まだ男の腕の中だというのに、私の口から安堵のため息がこぼれた。
林冲さんの笑顔は、それくらい明るくて頼もしくて、“絶対に助けてくれる”と思わせるものだった。
林冲「さあて、お前の相手はこのオレだ・・・さっさとその人から汚い手を離してもらおうか。さもないと痛い目にあわせちゃうよ」
大男「青臭せぇ、ガキがいきがってんじゃねえよ。女が欲しけりゃ、力づくできな」
林冲「・・・はぁ。いかにも!ってくらい、いかにもな悪役のセリフだよな。そういうヤツって、得てしてコロッと負けちゃうんだぜ。・・・知ってた?」
www鉄板だもんねwww
大男「なっ、なんだと!?その言葉・・・後悔するんじゃねぇぞ」
林冲さんは、男のすごんだ声にもひるまない。
それどころか、にこっと微笑んだかと思うと、矛の持ち手をくるりと変え、一直線にこちらに向かってきた。
そして目にも留まらないほどの早業で、男の首元を突く。
大男「うぐぇっ!」
ふっとばされた男がうめき声を上げて、地面を転がる。
林冲「だから言っただろ?痛い目にあわせるって。それにオレ、ガキじゃないから・・・って、もう聞こえてないか」
その言葉通り、いつの間にか大男は動かなくなっていた。
呆然とする私に林冲さんが、何もなかったように余裕の顔つきで微笑んだ。
林冲「大丈夫だった?」
郁里「は、はい、ありがとうございました」
林冲「礼には及ばないよ。でも、怖い思いをさせて、ほんとごめん・・・」
急に、林冲さんから笑みが消えた。
(え・・・どうしたんだろう?・・・あれ?林冲さんがじっと見つめてるのは・・・)
林冲「・・・・・」
(・・・私の胸?)
郁里「!!!」
そこでようやく自分の胸が少しはだけていることに気づく。
不可抗力とはいえ、こんな姿を男の人に見られるのは何より恥ずかしい。
私は慌てて胸元を正した。
林冲「隠さないで」
さっきまでの笑顔とはまるで違う、真剣というより、深刻そうな表情で私をじっと見つめた。
そして、私の腕をぐっと握り・・・。
林冲「オレによく、見せて・・・」
*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
林冲ルート、もう全然覚えてないわ~
てか、思ったより長くて時間かかってしまった(笑)