こんにちは!
スマホユーザーになったけど、未だにLINEを始めていない、まなみんです!!
あれって若い子がやるんだと思ってたけど、職場の同僚のいいトシした方々も、結構やってることに驚きました。
さて、クライマックスの黒崎先生ルートです。
これが終われば、残るはエンドのみです。
恋星水滸伝は全エンドレポしますが、こちらはハッピーエンドのみのupになりますのでご了承ください。
では、ネタバレです。
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黒崎「・・・偽装じゃないと言ったら?」
彩香「・・・?」
黒崎「誰でもよかったわけじゃない、お前だから結婚したんだ。そう言ったら・・・お前、信じるか?」
一瞬、その言葉にすがってしまいそうになる。
けれど、そんなはずはないことは私が一番よくわかっていた・・・。
wwwなぜそこまで思い込むのかwww
だって私たちは今まで会ったこともない。
最初の出会いの誘拐未遂のときだって・・・一目ぼれなんていうシチュエーションではなかった。
www部屋に忍び込んで見つけた、あの調査資料のことは記憶の彼方かwww
彩香「そんなの、信じられるわけない・・・」
黒崎「・・・そうか」
冬太くんに持ってきてもらった離婚届を広げる。
すでに私の署名、捺印は済ませてある。
www冬太に「黒崎」の印鑑まで買わせたのかなwww
諒さんは驚いた様子もなく、無表情に用紙を眺めている。
wwwこの手の届の用紙って、すっごいペラッペラなのはなんでだろうwww
黒崎「これがお前の答えか?そうだな、百合の父親からの慰謝料があれば、俺に借金も返せる。これ以上俺の言う通りにする必要もない。いいだろう」
あっさりとした態度に、どこかで期待してたんだなって思う。
やはり悲しい気持ちになってしまう。
引き留めてくれる気はない・・・ということはやっぱり、私との結婚はただの契約でしかなかったんだ。
wwwうっぜぇーーーーーー!!!www
諒さんは離婚届を丁寧にたたむと、胸ポケットにしまいこんだ。
黒崎「退院したら、まず俺の部屋に来い。荷物もあるからな。それまでに署名しておく」
彩香「うん・・・お願いします」
そのまま用紙を持って病室を出て行く諒さん。
彼の姿が見えなくなると、布団に突っ伏して思う存分泣いた。
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退院の日。
諒さんはわざわざ休みを取って、私を車で部屋まで送り届けてくれた。
ダイニングにはきれいなアレンジメントの花々がたくさん飾られている。
彩香「うわあ、きれいなお花・・・」
黒崎「今日がお前の退院日だと知って、志信さんと総司さんが届けてくれた」
彩香「・・・うれしい」
ダイニングには、すでに署名・捺印された離婚届が置かれている。
黒崎「・・・これはお前に任せる」
そう言って諒さんは私に離婚届を手渡した。
震える手でそれを受け取る。
黒崎「彩香、お前に・・・何か渡したいんだが」
彩香「え?」
黒崎「短期間だったが、俺たちは夫婦だったんだ。財産分与は必要だと思わないか?お前が望むものを渡したい・・・金でもいいぞ」
彩香「・・・そんな・・・」
1:お金なんかいらない
2:何もいらない←
3:気持ちだけで十分
彩香「何もいりません」
黒崎「そうか・・・」
そう言ってうつむいた諒さんは、どこかさみしそうに見えた。
でも、そういわれてみれば・・・せっかく好きな人と結婚していたという事実があるのに、何の思い出の品もないのはさみしいかもしれない。
私はふと、思いついたものを口にしてみた。
彩香「あの・・・ひとつだけ欲しいものがあるんだけど」
黒崎「なんだ?何でも言ってみろ」
www美味しくご飯が炊ける炊飯器が欲しいwww←今、リアルに欲しいモノ
彩香「諒さんの私室にかかっているパステル画・・・あれが欲しいの」
黒崎「・・・もちろん、構わないが」
諒さんはすぐに私室に向かい、パステル画を持ってきてくれた。
やっぱり色合いが美しくて・・・とても好きな絵だと思った。
www実はすっごい高価な絵でした、とかいうオチはないだろうなwww
彩香「もらってもいいの?」
黒崎「もちろんだ。だが、これは俺が描いた絵で・・・特に価値のあるものじゃないぞ?」
彩香「やっぱりそうだったんだ!すごいね・・・諒さんにこんな趣味があったなんて意外だな」
黒崎「・・・母の趣味だったんだ。母が死んでからはずっと、パステル画ばかり描いていた・・・今でも何かに行き詰ったりすると、無性に描きたくなる」
彩香「ありがとう、大切にするね」
黒崎「・・・なら、俺も一つ頼みごとがある。聞いてくれるか?」
彩香「うん」
黒崎「俺もお前の持ち物を何か持っていたい」
そう言われても、私が持っているもので諒さんが欲しがるようなものなんて何も・・・。
そう思って迷っていると、諒さんが私の手元を指差した。
黒崎「その指輪、大事なものか?」
諒さんが指さしたのは、私が中指に着けているリングだ。
これは私が初任給で買ったもので、それなりに思い入れはあるけれど・・・諒さんに持っていてもらえるならうれしい、そう思った。
彩香「ずっと身に着けてたからボロボロだけど・・・こんなのでよかったら」
そう言って指輪を外し、彼のてのひらに乗せる。
黒崎「・・・ありがとう」
諒さんはじっと、何かを考え込むように指輪を見つめていた。
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家まで送っていく、という諒さんの申し出を断り、私はその足で区役所に向かった。
wwwこういう行動だけは早いな!www
離婚届を提出すると、一気に体の力が抜けていくのを感じた。
(でもまだだ・・・まだ、最後の仕事が残っている)
約束の時間は午後3時。
私が向かった先は、佐和総合病院、外科部長佐和英士の事務室だった。
1週間前にアポイントを取っておいたのだ。
(諒さんの足を引っ張るような真似は、もう絶対にさせない・・・)
そのためなら、なんでもできる覚悟だった。
私はドアの前に立ち、深呼吸をした後・・・ゆっくりとノックした。
部屋には英士さんだけではなく、予想通り美濃部さんも待機していた。
私の姿を見ると、ふたりは揃ってニヤニヤと嫌な笑いを浮かべた。
佐和英士「不肖の弟の元奥様が、俺に何の用でしょうか?慰謝料のことでもめているなら、弁護士を紹介しましょうか?」
からかうような口調にムッとするが、ここで挑発に乗ってはいけない。
私は彼の発言をきれいに無視することにした。
美濃部に向かって言う。
彩香「美濃部さん。例の医療ミスのこと・・・どうすれば公表しないでいてくださいますか?」
www好き好き言う割には、彼は医療ミスの隠ぺいなんてしない!って信じてやることはできないのねwww
美濃部「・・・何を言っているんですか?あなたはもう黒崎先生と離婚なさったんじゃないんですか?だったらもう何の関係もないでしょう」
彩香「・・・黒崎先生に恩返しをしたいんです。私にできることなら、何でもしますから!!」
私はすがるような気持ちで頭を下げた。
英士さんが渇いた笑い声を立てる。
佐和英士「何でもするって?君は自分の価値ってものがわかってないんだね。君が俺たちにできることなんて何もないんだよ?自分に払える対価があると思うこと自体が図々しい」
wwwそれは同感www
取り付く島もない言葉。
自分が取るに足らない存在だということはわかっているけれど、改めて突きつけられるとグサリと胸に突き刺さる。
絶望感が胸の内に広がっていく。
その時、何の前触れもなく突然、事務室の扉が開いた。
佐和英士「おい、誰だ!?許可なく部屋に・・・って、お前は」
椅子から立ち上がって抗議の声を上げた英士さんが、ぴたりと動きを止めた。
美濃部さんもあっけにとられた表情で固まっている。
私は、ゆっくりと背後を振り返った。
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自分から離婚を切り出しておいて、引き留められなかったらグズグズ悲しむとか、ウザすぎるwww
この子、絶対に、彼氏の気を引くために簡単に「別れよっか」とか言うタイプだよね。
てか、ライターさんは、こんなヒロインがプレイヤーに支持されるとは・・・もちろん思ってないよね(´・ω・`)?
さあ、いよいよ次でラストです!!