【一〇八恋星☆水滸伝】呉用後伝 第三章 第六話~第十話 | andante cantabileーまなみんの別カレ日記ー

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こんばんは!



今日は下の子を連れて遊園地に行ってきた、まなみんです!!



仕事休みだったけど、体が少しも休まってない件www



さて、のんびり進めております呉用さんの後伝レポです。


恋星水滸伝もすっかり更新が停滞していて、ちょっと寂しいです・・・


最初の頃のイベント、またやって!!!←切実


んでは、ネタバレ!!




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呉用「戴宗の言うことが本当なら・・・皆は今まで聞いたことがないような雑音が聞こえるようになっているということだ・・・これは大きな問題だ」

郁里「・・・はい」



真剣な様子で言う呉用さんに、私もコクリと頷く。



郁里「戦のときに力を使って、その雑音がみんなに悪影響を与えたりしたら・・・」

呉用「ああ、そのとおりだ。そのことを考えると、雑音が聞こえない、という確証が持てるまで力は使えないな。郁里の力が及ぶのは梁山泊の主だった武将たちに対してだ。戦の最中、彼らの体に何か異常でも起これば一大事だ」

郁里「・・・はい。でも、どうしてこんなことに?」



私が問いかけると、呉用さんは考え込むような表情を見せた。



呉用「郁里、君は力を制御することができないだろう。訓練というものをやったことがないのだから、当たり前と言えば当たり前だが」

郁里「訓練・・・」


(そういえば、自分で力を使うというよりは、この力に振り回されている感じがしなくもない・・・)


郁里「この力って、訓練次第で自分の思い通りに使うことができるんでしょうか」

呉用「それは、私にもわからない。が・・・試してみる価値はあるかもしれないな。やるかどうかは、郁里の判断に任せる」

郁里「・・・はい」



呉用さんの言葉に小さく頷く。

しかし、私の心はすでに決まっていた。




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林冲「いい?郁里ちゃん」

郁里「はい・・・」

林冲「各隊長に連絡・・・左翼・右翼に分かれて、敵軍を包み込むように攻撃。敵軍を散らし、即座に撤退のこと」



目を閉じ、胸に手を当てる。

胸にある星のあざ。

その部分が熱くなる。



林冲「・・・すごいな」



少しの間のあと、林冲さんがつぶやいた。

目の前に展開する兵たちが、林冲さんが先ほど言ったとおりに動き出していた。



林冲「すごいよ、郁里ちゃん!」


(よかった・・・うまくいって)



呉用さんと話をしてから、私は力の訓練を始めていた。



林冲「こんなことまで、できるようになってたんだ」

郁里「そう、みたいです。梁山泊で暮らすうちに、自然と力がついていたらしくて、自分の意志でも思考を伝達できるようになりました」

戴宗「でも、直接気持ちを読めるのは軍師のだけなんだろ?」



「暇だから」と訓練に付き添っていた戴宗さんが言葉を挟む。



郁里「・・・はい。それに、呉用さんの気持ちは、自然にみんなに伝わってしまうので、もう少し自分でも制御できるようになれたらいいな、って」

戴宗「愛だな、愛」


www昔似たようなキャッチコピーがあったような・・・www


林冲「えらいな、郁里ちゃんは」

郁里「・・・なんだか林冲さんも戴宗さんも、私のことからかってません?」

林冲「そんなことないよ。呉用さんのために、それだけ頑張れるって、すごいことだと思うな」

戴宗「愛だよ、どう考えても愛だ」



林冲さんの率直な褒め言葉と戴宗さんの茶化したような言葉に、少し恥ずかしくなってしまう。



戴宗「ところで子猫ちゃん、他の隊の調練にもついていくのかい」

郁里「そのつもりです」

林冲「へぇ」

郁里「いろんな方につかせてもらって、経験を積もうと思って」

林冲「がんばるのはいいけど、無理しないようにね。それじゃあ、そろそろ次の指示を頼むよ」

郁里「はい!」




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【呉用から見た景色】




宋江「何を見ているんだい?」


wwwきゃあ(〃∇〃)宋江さん久しぶりwww



水辺に立って遠く見つめていると、宋江様が声をかけてきた。



呉用「いえ、少し風を浴びたくなりまして」


www「風を浴びる」って表現、初めて聞いたわwww


宋江「ほう、梁山泊の軍師ともあろうあなたが、何も考えずに風を浴びているのかい?珍しいこともあるんだね」

呉用「そういう気分のときもありますので」

宋江「素直じゃないな。林冲について調練に参加している郁里さんのことが、気になるんだろう?」

呉用「・・・・・」

宋江「私の前でまで、虚勢を張る必要はないよ」

呉用「虚勢など、張っていません。・・・私は、梁山泊にこの身を捧げると決めた人間です。そして、そのためなら・・・郁里をも利用すると」

宋江「果たして、あなたにそんなことができるかな」

呉用「してみせます。それに・・・この訓練で郁里自身が成長するなら、結果的には、郁里自身を助けることにも、なるはずですので」



そんな私を宋江様が見つめる。

その視線には、悲しいような寂しいような・・・複雑な色が混ざり合っていた。



宋江「呉用、あなたの中の優先順位を、ぜひとも教えてもらいたいものだ」

呉用「は・・・?」

宋江「梁山泊か、それとも、郁里さんか」


wwwすごいこと聞くなぁwww


呉用「愚問です、宋江様」



私がきっぱりと答えると、宋江様はわずかに笑みを漏らした。



宋江「・・・それでいいのかな」

呉用「むろん」

宋江「・・・まあ、あまり無理はしないように」



宋江様はそう言い残すと、その場を立ち去ってしまった。



呉用「優先順位、か・・・」



遠くを見つめながら、ポツリとつぶやく。



呉用「まずは郁里の能力の成長・・・これは問題なさそうだな」



自分の口調がずいぶんと淡々としたもので、どこか冷たい響きをまとっていると、気づいた・・・気づいたが・・・。



呉用「今はそんなことを気にしている場合ではない。この次は・・・」




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李逵「姉ちゃん、疲れはとれたかい?」



調練を終えて部屋で休んでいると、李逵さんが部屋にやってきた。

私は今日、李逵さんの隊の調練に参加していたのだ。



郁里「李逵さん、今日はありがとうございました」

李逵「いいってことよ!むしろ、礼を言わなきゃいけねえのはおいらのほうだぃ」

郁里「え?」

李逵「おいら、いつも命令が雑だって呉用さんに怒られてたんだけどよぉ、おいらの命令を、姉ちゃんがわかりやすく皆に伝えてくれたおかげで、いつもより兵士たちの動きがよかったのさ!」

郁里「え?そうなんですか?」

李逵「ああ、感謝してもしたりねぇ!そんで、おいら、姉ちゃんに礼がしたくて・・・」



“礼”という言葉に、一瞬ドキッとしてしまう。



(この間、李逵さんは絞めたばかりの鶏を持ってきたんだよね)



今日は何が出てくるんだろう、と少し警戒していると・・・。



李逵「ほら、これだ!」



李逵さんが取り出したのは・・・見たところ、何の変哲もない饅頭だった。



李逵「『原はすぐに食えるものの方が喜ぶはずだ』って史進さんが言うからさ」


www史進、グッジョブwww


(・・・史進さんの指摘が的確過ぎて・・・)


郁里「ありがとうございます」

李逵「これくらい、いいってことよ」



私がお礼を言うと、李逵さんは嬉しそうな顔をした。

それからしばらく、にこやかに李逵さんと話をしていると・・・。



呉用「これは・・・ずいぶんと賑やかだな」

李逵「おっ、先生!こんな時間に姉ちゃんのところにくるたぁ、夜這いでしたかい?」


wwwはい、そうです。とか言うわけナイwww


呉用「なっ・・・ち、ちっ、違うに決まっているだろう!わたっ、私は・・・調練の具合を聞きに来ただけだ」

李逵「ふっふーん・・・じゃ、おいらはもう行くぜ。どうせ、先生の心ん中は全部聞こえちまうんだ。見てるより、興奮すること間違いなしだぁな」

郁里「ちょっ・・・何言ってるんですか!?」

李逵「へへっ、じゃあな!」



元気よく李逵さんが部屋を出て行き、呉用さんと2人、気まずい雰囲気の中で茫然と立ちすくむ。



(李逵さんってば、変なこと言って・・・)



少し赤くなった顔を意識しながら、呉用さんのほうに向きなおると・・・。



呉用「その・・・どうだったのだ、訓練のほうは?」



1:手応えを感じています←

2:がんばってます

3:順調です



郁里「手応えを感じています」

呉用「それは頼もしい。郁里、君の力を頼りにしているぞ」



そう言うと、呉用さんはポンポン、と私の頭をなでてくれた。

そのしぐさが嬉しくて、自然と笑顔がこぼれてしまう。



郁里「とりあえず、調練中は雑音を聞いたという人もいなかったみたいですし。自分では、力を安定して使えているような気がします。戴宗さんにも成長してるって褒めてもらえましたし」

呉用「そうか、それならよかった。例の雑音のことはまだ気を付けなければならないだろうが・・・それ以上に今回の訓練で、郁里も力をつけたようで、私も嬉しい」



手放しでこうやって褒めることは呉用さんにしては珍しく、私はどこかソワソワしてしまう。



呉用「せっかくがんばったのだ、何か褒美が必要だと思うのだが」

郁里「え・・・」



呉用さんの指が、私の首筋を優しくなぞった。




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久しぶりの宋江さんに、ちょっと小躍りしちゃったよwww


あの二人の会話は、いつも萌えております←そんな色っぽい話はしていないのに