こんにちは!
パスタはペスカトーレが一番好きなまなみんです!!
トマト味・・・大好きなんです(*゚ー゚*)
さて、ずっとどうしようか迷っていた呉用さんの続編に・・・とうとう手を付けようかと思います(笑)
配信当初は本編してなくてもいきなりプレイ可能だったんですが、今は本編クリア後じゃないとできないんですよね~
そのため、アメ限にしようかどうしようか悩んでいるんですよ←くだらない悩み
基本、プレイに制限があったり課金シナリオだったりするものにはアメ限かけるのですが・・・
とりあえず、後で考えます!(爆)
ネタバレ・ツッコミあり!
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林冲「そこ、斬り込みが甘い!踏み込んだ瞬間に、目を閉じるな!相手を見据えろ!」
梁山泊の広場に林冲さんの厳しい檄が飛ぶ。
実戦ではなく、訓練だというのに、広場に言い知れぬ緊張感が漂っていた。
(さすが林冲隊の訓練は厳しい・・・)
兵士の人たちに混ざって、後ろの方で剣を振るっていた私は、もう息も絶え絶え、と言った状態だった。
林冲「次、二人一組で打ち込み!」
そう言うと、林冲さんは一番後ろにいる私の方へとやってくる。
林冲「郁里ちゃんは、俺と」
郁里「はい、よろしくお願いします!」
構えをとる。
途端に、林冲さんから笑顔が消えた。
林冲「腕が下がってる」
郁里「はい!」
林冲「うん、いいね。それじゃあ、どこからでもかかっておいで」
言われたとおり、踏み込み、上段から打ち込む。
林冲「おっと」
林冲さんは持っていた木刀を使うこともなく、私の打ち込みを交わす。
林冲「遅い。それに、右足に力がかかりすぎ」
郁里「はい!」
頬を汗が伝う。
(肺が破れそう・・・)
頭上からは燦々と太陽が照りつけている。
目の前が一瞬、ぼやけた。
林冲「郁里ちゃん、休む?」
郁里「いえ、大丈夫です」
林冲「・・・君がそういうなら、無理に休ませたりしないよ?戦場では自分の力を見極めることも大切だ」
郁里「はい」
(もう一度・・・もう一度、打ち込んだら・・・)
木刀を持つ手に力を込めたときだった。
???「林冲!!」
郁里「呉用さん!」
声がしたほうへ振り向くと、自然と声が弾んだ。
林冲「なんだ・・・もう帰ってきたんだ。予定より早いんじゃないの?」
呉用「ああ、思ったより順調に進んだからな。それより、郁里・・・」
郁里「はい?」
呉用「私が出立する前に言ったことを覚えているか?」
郁里「え・・・」
呉用「無理をするな、危険なことはするな、ケガをするようなことはするな・・・この三つは必ず守るようにと言わなかったか」
www親かwww
郁里「そ、それは・・・」
林冲「それってまとめると、とにかく危ないことをするな、ってことだよね?」
呉用「なのに、どれも守れていないではないか。一体何の体操だ!」
途中で林冲さんが口を挟んだけれど、呉用さんは気にする様子もなく、厳しい言葉をつづける。
郁里「ごめんなさい・・・。呉用さんが梁山泊の外でがんばっているんだから、私もここでできることを頑張ろうと思って・・・」
呉用「言い訳は聞きたくない」
ピシャリと言われてしまい、私は黙り込むほかない。
www相変わらずだねwww
郁里「ごめんなさい、呉用さん」
呉用「・・・・・・」
もう一度、小さく謝ったけれど、呉用さんは何も言ってくれなかった。
そして、そのまま、私に背を向けた。
郁里「呉用さん・・・っ」
呼び止めようとしたけれど、呉用さんは足早に立ち去ってしまう。
wwwヤキモチですかwww
林冲「郁里ちゃん」
傍らに立つ林冲さんが控えめに声をかけてきた。
林冲「とりあえず、傷の手当て、しよう?」
林冲さんに言われてハッと腕を見る。
右腕からはポタポタと血が流れていた。
*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:
林冲「安道全先生ー!・・・っていないのかな?」
林冲さんにつれられてつれられて連れられて、医務室へとやってきた。
医務室はがらんとしていて、人の気配はない。
林冲「オレの手当てでもいいかな?」
郁里「はい、もちろんです。すみません、迷惑かけちゃって」
林冲「郁里ちゃんが謝るところじゃないよ。調練中に怪我させたのは、オレの責任だし」
そう言いながら、林冲さんがささっと手当てをしてくれる。
林冲「あんまりひどくないみたいでよかった」
郁里「ほとんど、痛みもないですから」
林冲「皮を少し斬られただけでも、血って結構出るからね。それで、騒がなかっただけでも、えらいえらい」
ぽんぽん、と頭をなでられる。
林冲さんの温かい心遣いが、私の心に伝わってくる。
郁里「・・・ありがとうございます、林冲さん」
林冲「ん?手当ての礼なんて別にいいのに」
郁里「そうじゃなくって・・・励ましてくださって、ありがとうございます」
林冲「あ・・・」
林冲さんは一瞬、驚いたような表情を見せた後、苦笑いを浮かべた。
林冲「郁里ちゃんには隠し事ができないんだったね」
郁里「・・・すみません、覗くつもりはないんですけど」
wwwあ、そういう能力だっけwww
林冲「いいよいいよ。それも郁里ちゃんが悪いわけじゃないし。梁山泊にとって、大切な能力なんだから」
ここに来てから、目覚めた・・・と言っていいのだろうか。
私には、少し珍しい能力が備わっていた。
それは人の心を読み、伝える能力だった。
触れた人の心の中が読めてしまう。
はっきりと何を考えているのか、触れた瞬間にわかるのは呉用さんだけだ。
でも、他の人たちも、漠然としたものならわかる。
林冲「俺たちの心の中ってどういうふうに伝わってるの?」
郁里「集中すれば、言葉ではっきりと分かると思うんですけど、今みたいに触れたときは喜びとか悲しみ、怒りみたいな感情がなんとなく温度とか色でわかるんです。今の林冲さんは、とても柔らかな色だったので・・・励まそうとしてくれているんだ、ってわかりました」
林冲「そういうのは、さりげなくやりたいものなんだけど、うまくいかないなあ」
林冲さんが照れくさそうに微笑んだ。
郁里「今は、誰に触れても、穏やかな色味なんですけど。これが戦時になると、変わるんでしょうね」
林冲「ああ・・・」
林冲さんが物思いに耽るように、遠い目をした。
林冲「あの戦いの日々が、随分前のように感じられるな」
郁里「そうですね・・・」
先の曾家との戦い。
あの戦いで、呉用さんも命を落としそうになった。
林冲「史進や李逵なんかは、戦いに出たくてうずうずしてるみたいだけど」
郁里「林冲さんは違うんですか?」
林冲「当たり前のことだけど、戦いは、人が死ぬからね。そう考えると、やっぱりないほうがいい。でも・・・」
その時、ふと林冲さんが視線をあげた。
郁里「林冲さん?」
林冲「ごめん、ちょっと用を思い出した。先に行ってるね」
足早に林冲さんが出ていく。
(どうしたんだろう、林冲さん・・・)
ひとり、首をひねっていると・・・かすかに足音が聞こえた。
郁里「誰かいるんですか・・・?」
恐る恐る問いかけると、わずかな間があった。
それから、ゆっくりと出入り口に人影が現れた。
郁里「呉用さん!?」
呉用「・・・傷の手当ては終わったのか?」
郁里「は、はい・・・」
呉用「・・・そうか」
郁里「あの、呉用さんがここにいるのは・・・」
1:心配して・・・?←
2:怪我でもしたんですか?
3:安道全先生に用ですか?
郁里「ひょっとして私を心配して・・・」
呉用「たまたま、通りがかっただけだ」
ぷいっとそっぽをむかれてしまったけれど、その横顔はわずかに赤かった。
それだけ話すと、呉用さんはそのまま部屋を出て行こうとした。
郁里「ま、待ってください、呉用さん!」
呉用さんを引き留めようと手をのばす。
その腕に手が触れそうになったときだった。
呉用「触るな!」
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ヒロインちゃんの能力って、誰の心でも読めるってのだったっけ(笑)
やばい。全然おぼえてない。
呉用さんの心がみんなに筒抜けになるってのは覚えてたんだけどなwww