こんばんは!
増税パニックで厄日が続いております、まなみんです!!
ほんと、いつになったら落ち着くんだ・・・(涙)
さ、休みの日にまで仕事のこと考えるのイヤなんで、史進レポに行きます。
ちなみに、記事全消えの後のやり直し記事なんで、モチベーションが上がりませんwww
ネタバレ!!
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史進くんの瞳が私をとらえる。
(やっと・・・史進くんの気持ちを聞くことができる?)
うわぁ・・・告白待ちの女だぁ・・・感じわる!( ̄□ ̄;)
小波のように揺れていたその目に、決意らしきものが宿った次の瞬間。
史進くんの表情がハッと厳しいものになった。
間髪入れずに、誰かが走り寄ってきた。
兵「頭!」
史進「夜襲か」
兵「はいっ!」
史進「全員、戦闘態勢を」
兵「整え終えています!」
史進「・・・よし。今、行く」
史進「はっ」
兵が立ち去ると、史進くんが私を振り向いた。
史進「郁里は部屋に戻って待っていてくれ」
郁里「私も一緒に行く」
言うと思った(-""-;)
史進「おそらく宋軍の兵は相当数いる。いつ、どこから攻撃を受けるかわからない」
郁里「それは少華山のどこにいても一緒でしょう?それに、私がいたら、意外と突破口が見えたりするかもしれないよ?」
うぜぇな~( ̄∩ ̄#それは地獄への突破口か?
史進「・・・ふふ、それは心強い言葉だな」
それから、史進くんは少し考えるような表情を見せ・・・。
史進「ひとつ、やっておきたいことがある」
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やっておきたいことがある。
そう言う史進くんによって、私は急いで支度をさせられた。
郁里「史進くん、これは・・・」
私は史進くんが用意した着物に着替えて、驚きの声をあげた。
それは、少華山の兵たちと同じ格好だった。
郁里「どうして?」
史進「その格好のほうが動きやすいだろう?それに、矢がかすったくらいなら、肌が傷つくのを防げる」
郁里「そうかもしれないけど・・・」
史進「お前の服はまとめて背負っておけ。その格好を見たら、朱武あたりがニヤニヤしながら冷やかすだろうな・・・」
なんとなく、嫌な予感が心をよぎり、史進くんをじっと見つめてしまう。
史進「・・・なんだ。そんな悲しそうな目で見るな」
郁里「悲しくなんかない。ただ、不安なだけで・・・」
史進「いいか、郁里。よく聞け」
史進くんが私の肩をグッと掴んだ。
史進「もし、俺に何かあったら・・・」
郁里「何かあったら、なんて言わないで!」
史進「いいから聞け!」
荒々しい声で史進くんが言う。
史進「何かあったら、兵に紛れて逃げろ」
1:どうしてそんなこと言うの
2:何も起こらない←
3:嫌!
郁里「何も起こらないよ、絶対に・・・」
史進「そう思うなら、大人しく俺の言うことを聞いてくれ」
郁里「・・・・・」
いつになく厳しい史進くんの言葉に、私は声を詰まらせる。
郁里「大丈夫。史進くんには何も起こらないよ。私が保証する」
www何を根拠にwww
自信を持って言うと、史進くんはふっと笑みを浮かべた。
史進「天女のご宣託か。ありがたいな」
史進くんがグッと私の手を握った。
史進「・・・行くぞ」
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史進「情勢はどうだ」
兵「はっ。現在、複数方向から攻撃を受けているのは確かです」
史進「攻撃箇所は全て把握できているのか」
兵「三方向なのはわかっているのですが、斥候が戻っておらず・・・更に攻撃してくる箇所は増えてくる可能性はあります」
史進「そうか・・・」
兵「兵数は、各所五百前後かと」
史進「こちらが手薄なのをよく知っている、ということか」
史進くんが唇をかんだ。
史進「地形はとくと知り尽くした少華山だが現状をもう少し詳しく知りたい・・・」
兵「しかし、この暗闇では・・・」
史進「分かっている」
郁里「・・・あの」
みんなの会話に、私は小さく手を挙げた。
史進「なんだ?」
郁里「火矢を放つのはどうでしょう。相手に損害を与えなくても、地面が照らされて、動く影くらいは見えるはずでしょ?」
www山ん中でかwww
史進「・・・簡単な仕組みだが、効果はありそうだ」
史進くんはそう言うと私の頭をワシワシとなでた。
史進「火矢を用意しろ!」
史進くんの命令で火矢が用意される。
郁里「森が焼けたりしないかな?」
www今更その心配かwww
史進「山火事になるほどは放たぬ。が、それなりの量を撃たねば意味がないからな。多少火事が起こるのも仕方ない」
www山火事なめんなよwww
(私は思いつきで言っちゃったけど、史進くんはいろいろ考えているんだな・・・)
www思いつきで山火事を起こす女www
兵「頭、準備が整いました」
史進「よし、合図を出せ」
そして、一斉に火矢が放たれた。
八方に放たれた火矢は周囲を照らし出す。
郁里「・・・・・!」
史進「西と南東に影!兵がいる!防備を固めるぞ!」
あわただしく兵が動く。
すると・・・。
思った通りの場所に攻め込んでくる一隊と交戦になり、ギリギリのところで、宋軍を退けることができた。
郁里「危なかったね・・・」
史進「ああ、なだれ込まれるところだった」
史進くんがほうっと息をつく。
史進「しかし・・・これはまずいな」
郁里「え?」
史進「今、五ケ所から同時に攻められている状態だ。兵数もたぶん一千程度・・・」
郁里「ちょ、ちょっと待って。今、少華山にはどれぐらいの兵数が残っているの?」
史進「四百だ」
(四百人しかいないようには見えないんだけど・・・!)
史進「それぞれが二人分の仕事をしているからな。だが、それもいつまでもつことか。なにせ疲労は倍も積み重なる」
郁里「・・・何か、次の手はある?」
史進「・・・・・」
史進くんが唇をなでながら考える。
それから近くにいた兵に声をかけた。
史進「陳達たちからの伝令は来ているか」
兵「いえ・・・村の件が罠だったこと以外は特に。どの隊からも連絡は入っていません」
史進「そうか」
史進くんは頷いたあと、唇をキリッと引き結んだ。
史進「各隊に山を捨てて逃げるように伝えろ。怪我をした者から避難を優先させる」
郁里「史進くん・・・!?」
兵「しかし・・・」
史進「囲まれるまで時間がないぞ。できるだけ退却を悟られないようにしろ。最後に俺が抜ける」
兵「しかし・・・!」
史進「反論はするな。これ以上、兵をいたずらに死なせるわけにはいかない。いいな」
兵「っ・・・はい」
兵は唇をかみしめ、走り去る。
郁里「史進くん・・・大丈夫なの?」
史進「何がだ」
郁里「少華山を離れたりして・・・戻ってこられなくなったら」
史進「この周辺の地形についてなら、俺たち以上に知っている者はいない。それに・・・俺たちを誰だと思っている。梁山泊の黒龍騎士団だぞ」
史進くんはそう言うと、自信ありげに微笑んだ。
史進「必ず、取り返す」
その微笑みを見ていると、本当に大丈夫なような気がしてくるから不思議だ。
史進「さて・・・」
史進くんが私を見据えた。
史進「他の兵たちと逃げろ、と言いたいところなんだが」
郁里「・・・・・・」
じっと見つめ返すと、史進くんは笑みを浮かべた。
史進「その調子じゃ、言うことは聞いてくれないか」
郁里「・・・たくさんの敵を相手にするなら、私がいたほうがいいでしょう?」
wwwいや、むしろいない方がいいだろうwww
史進「・・・ああ。そうだな。共に、戦うとするか」
史進くんの言葉に私は大きく頷いた。
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少華山の軍が少しずつ隠れるように退却し始める。
こちらはギリギリの兵力ながら、史進くんが直接指揮したおかげか、宋軍の勢いはなかなか強くならない。
そろそろ全員で退却しなければならないというタイミングで、私と史進くんは馬に乗った。
史進「よし!残りの兵も退却!」
山に残っていた五十名ほどが一斉に馬にまたがり、退却路に群がる。
史進「いいか、必ず生きて誰かの隊と合流しろ!そして現状を事細かに伝えるのだぞ!」
兵「おう!」
史進「よし、また会おう。散れっ!!!」
五十名がばらばらに馬を走らせた。
史進くんは馬の上からその様子を少し眺めている。
そして、その後ろに座る私に、小さな声で話しかけてきた。
史進「・・・柴進殿をお助けしたときも、こんな風に一緒だったな」
郁里「うん。あのときは守りの意識は私が受け持ったよね」
史進「ああ。・・・今日もそれで頼む」
郁里「はい」
しっかりと史進くんの腰を掴む。
(敵の攻撃の気配は、私が全部気づいて見せるんだから・・・!)
史進「・・・よし、逃げるぞ」
史進くんが馬を走らせた。
しばらくすると、宋軍が背後に迫ってくるのがわかった。
史進「他の味方は全部逃げられたか!」
郁里「うん!私たちが最後だよ!」
史進くんは槍を構えて、追いすがってくる宋軍の先頭の二人、三人を次々と倒していく。
次第に少華山軍が遠のき、宋軍の数が増えていく。
史進「・・・っ」
相手が九紋竜史進と気づいた一部の兵は及び腰になったけど、それでも大半の敵は果敢に攻めてくる。
(このままじゃ・・・囲まれる!)
不安が過ったとき・・・。
不意に、とても強い気が体を包みこんだ。
(まさか、敵が増えた・・・!?)
そう思い、ゾッとしたけれど・・・。
(違う・・・これは、知っている人の気だ・・・!)
郁里「朱武さんっ!!!」
史進「なにっ!」
朱武「ははは、さすが娘さんは僕のことをよくわかっているね。さあ、助太刀するよ、頭」
現れたのは兵を率いた朱武さんだった。
あっという間に宋軍を突き崩し、そばに寄ってくる。
郁里「助かりました・・・!」
朱武「おや、そんなに嬉しそうにされると・・・美しい顔をもっと近くで拝んでおかないといけないな。頭を助けるのはそのあとで・・・」
史進「軽口をたたいている場合か!さっさと手伝え!」
朱武「・・・やれやれ、ごほうびがなければやる気など出ないというのに」
そういいながらも、朱武さんの軍はまたたくまに宋軍を蹴散らしていくのだった。
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朱武さんたちはあっという間に追ってくる宋軍を追い払った。
史進「郁里、今のうちに自分の着物に着替えてこい」
郁里「う、うん」
朱武「おいおい、着替えてしまうのかい。もう少し、娘さんの麗しい男装を愛でていたかったのに」
史進「郁里、構うな。さっさと行け。俺が見張っている」
朱武「覗くなんて無粋なことは主義じゃないから安心して。そもそもそんなことしなくても、僕の前ではみんな自ら脱い・・・」
史進「それより、陳達たちは」
史進くんが遮るようにして言うと、朱武さんは大きくため息をついた。
朱武「それが・・・」
朱武さんの表情が、見たこともないくらい引き締まって、私はどきりとする。
wwwどうでもいいから、さっさと着替えなよwww
朱武「なかなかにまずいことになっているよ・・・」
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このルートのヒロインちゃんも、たいがいウザイですね~(笑)
まあ、乙ゲーのヒロインって、たいがいウザイことが多いですけどね!