こんばんは!
最近菓子パンばっか食べてるまなみんです!!
いや、ローソンのリラッ○マシール集めてるもんでwww
それでは、SPが時間制限に引っかかってるので、史進外伝レポで~す。
ネタバレ!!
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史進「そこに大きな石がある。気をつけろ」
私の足元を気遣うように史進くんが言った。
結局、史進くんが少華山を案内してくれることになった。
(ようやく、二人になれた・・・)
そう思ったけれど、やっぱり少し恥ずかしくて、史進くんみたいにはっきりと口にすることはできなかった。
史進「なんだ、疲れたか。人の顔をじっと見たりして」
郁里「う、ううん。緑がたくさんあっていいところだね、少華山って」
史進「梁山泊も緑は多かったが?」
郁里「・・・梁山泊と同じくらい、少華山もいいところだね」
史進「考え事をしていると、転ぶぞ」
郁里「考え事なんてしてないし・・・」
反抗するように小さい声で言うと、史進くんはフッと笑みを浮かべた。
史進「面白いな、郁里は」
なんとなく、さっきまでみんなにからかわれていた史進くんにそう言われると、ちょっとだけ悔しい気分になる。
史進「今みたいに、お前の心が手に取るように分かるときもあれば、全くわからないときもある」
(今、私の考え、バレバレなの!?それは困る・・・!史進くんと二人になれて嬉しいだなんて・・・)
www顔に出てるんじゃないの?www
史進「でも、分かっても、分からなくても、もっとお前のことを知りたくなる」
郁里「そうなの・・・?」
史進「そう思うのは武芸と郁里のことぐらいだな」
www武芸と同列に扱われるとかwww
そんなふうに言う史進くんの表情はとても穏やかで、少し驚いてしまう。
穏やかな表情の理由が自分だったら嬉しいのに、と少しだけ欲張りなことを考える。
郁里「あれ・・・」
史進「どうかしたか」
私はふと、ある音に気がついて耳をすませた。
郁里「なんだか、水・・・川の流れのような音が聞こえる」
史進「気がついたか」
史進くんがある方向を指差す。
史進「あちらの方には黄河が流れている」
郁里「へえ・・・」
(あの、教科書でしか知らない黄河が・・・)
郁里「じゃあ、少華山にも水軍があるの?」
史進「いや」
郁里「梁山泊も黄河の支流沿いにあるんだったら、そのほうが移動も輸送も楽なんじゃ・・・」
私の言葉に史進くんが目を見開いた。
史進「郁里でも、そんなことを考えるのか」
wwwこの子、時々冴えてるのよwww
郁里「・・・梁山泊にいるときに、いろんな人から話を聞いていたから」
史進「そのうち、水軍も持つことになるかもしれないが、今のところ、予定はない。少華山は人数もそう多くないし。それに俺たちの主力は騎馬だ」
ゆっくりと、史進くんが少華山について説明し始める。
史進「少華山の主な役割は、宋軍の輸送部隊を混乱させることだ」
郁里「・・・」
史進「今、地味な役割だと思っただろう」
郁里「お、思ってないよ!」
www図星ですかwww
史進「輸送部隊の混乱は重要な仕事だ。そもそも兵糧がなければ、思うように戦をすることもできない。あえて食わないことで力を発揮することもできるが、まあ、それは稀なことだ」
郁里「でも毎回、邪魔をしていたら、敵も勘付くんじゃ?」
史進「ああ、少華山を大きく迂回したり、いろいろと抜け道を探し出して使っている」
郁里「そういうのは放っておくの?」
史進「迂回する道順など、そう多くあるわけでもない。抜け道のほうは、得た情報をもとに奇襲をかける」
首を傾げると、史進くんは笑みを浮かべた。
史進「なぜ、朱武たちが、少華山に帰る際に山賊や盗賊を始末しつつ帰ったかわかるか?」
史進くんの問いかけに私はますます首をひねる。
郁里「朱武さんたちが山賊を退治した理由・・・」
1:武功をあげるため?
2:村人を助けたかった
3:見返りを求めていた?←
郁里「助けることで、何か見返りを求めていたとか・・・」
史進「当たらずと言えども遠からず、といったところだな」
郁里「もったいぶらずに教えて」
史進「簡単な話だ。村人たちは、俺たちよりもずっと自分の村、その周辺の道に詳しい」
郁里「あ・・・っ。情報をもらっていたっていうのは、村の人たちから?」
史進「そうだ。しかし、村人たちも、何も得をしないのに我々に協力はしない」
郁里「も、もしかして、朱武さんが村の娘さんたちをたぶらかして・・・」
wwwさっきの話、聞いてたかい?(・∀・)www
史進「・・・今、初めて朱武に少し同情したぞ。情報を得る代わりに、山賊や官軍の強奪から村人を守っている。とは言え、助けを求められてから動いたのでは、必ず怪我人が出る」
郁里「それで、今回は先手を打った、っていうこと?」
wwwまだ何もしてないのに、ボコボコにしたったのねwww
史進「そういうことだ。朱武が提案してくれた」
郁里「そうだったんだ・・・」
(あんな風に、朱武さんが村の女性から人気があるのは、ただ女をたらしこんでいるからっていうだけじゃないんだな・・・)
wwwアンタ、さっきから朱武にひどいよwww
郁里「朱武さんって、結構いろいろ考えているんだね」
史進「呉用殿に次ぐ梁山泊の軍師でもあるからな」
郁里「えっ!」
(・・・そうなんだ。意外・・・)
史進「本人は、呉用殿にはまだ及ばぬ、と言っているが」
ふと、朱武さんの顔が思い出される。
郁里「史進くんはすごい人たちが仲間なんだね」
史進「・・・どうした、急に」
郁里「朱武さんもそうだし、陳達さんの優しくて強い心・・・楊春さんのことはまだよく分からないけど・・・」
私が呟くように言うと、史進くんはふっと黙り込んだ。
その視線はどこか遠くを見つめているようだった。
郁里「・・・あれ、私、何か変なこと言った?」
史進「あ、いや・・・嬉しかっただけだ。あいつらは、俺の大切な仲間だから」
郁里「そっか」
史進「あ・・・郁里。ちょっと待て」
郁里「え?」
史進くんの方を見ると、ゆっくりと私に向かって手を伸ばした。
声もなく、じっと真剣な目で私を見つめてくるので、少し緊張する。
やがて、史進くんが指が私の髪に触れた。
史進「蝶が、髪にとまっていた」
見ると、史進くんの指には蝶がいた。
虫は割と平気だけど、蝶はダメ!。(´д`lll)
郁里「綺麗な蝶・・・」
史進「この辺りは、いろんな種類の蝶がいるんだ。まだ時期ではないが、時には、蝶が雪のように舞うこともある。とても美しいぞ。機会が合えば、お前にも見せてやりたい」
そう言うと、史進くんは蝶をそっと空に放った。
優しい瞳で蝶を見送る史進くんに私は胸の奥が一瞬、チリッと痛んだ。
史進「しかし、蝶がとまっていたほうがちょうどよかったな」
郁里「え?」
史進「良い髪飾りになっていた」
史進くんが腰をかがめ、道に生えている花を一本手折った。
そして、その花をそっと私の髪に差す。
史進「・・・これでよし」
彼は満足そうに微笑んだ。
☆特別シナリオ発生!☆
郁里「・・・・・・」
史進「何をそんなに驚いた顔をしているんだ」
郁里「史進くんが花を贈ってくれるのにびっくりして」
www花を贈る、というほどのことではないwww
史進「お、俺だってそれぐらいは・・・する」
郁里「女の子が花で喜ぶなんて、誰から教わったの?」
そう問いかけると、史進くんがブスッとした表情を見せた。
史進「別に教わったわけではない」
郁里「じゃあ、自分で・・・?」
史進「お前を見ていたら分かる。何をしてもらったら、どんな言葉をもらったら嬉しいか」
(ちゃんと、私を見てくれてるんだ・・・)
wwwその割には、本編じゃダメダメだったじゃんwww
郁里「そんなに・・・わかりやすいかな」
史進「郁里はコロコロとよく表情が変わる。見ていて飽きない」
郁里「それって褒めてる?」
史進「当たり前だ。俺は郁里のそういうところが好きだし」
いつもどおりサラリと言われて、私は口をつぐむ。
(どうしてこういうところでは好きって言えるのに、肝心な時には・・・)
郁里「・・・史進くんは、私のこと、好きなの?」
ちゃんと言って欲しくなって、私は少し意地悪な質問をする。
すると、史進くんはふいっと視線をよそに向けた。
史進「・・・・・?そんなこと、誰が言った」
wwwアンタやwww
(言ったよ!今、はっきりと言ってたよ!)
史進「そもそも、そのようなことを言っている状況ではないだろう」
ビシッと言い切る史進くん。
そう、無意識のうちの言動を全く自覚していないというのが、私にとっては何とも悔しい。
史進「・・・」
でも、そんな私の気持ちを知ってか知らずか、史進くんはとても上機嫌のようだった。
史進「少華山にいる間は、ときどき散歩にでかけよう」
郁里「え・・・」
史進「ここにいる間はおそらく、戦もないだろうしな」
穏やかな表情で言う史進くんに、なぜか私の心は強く締め付けられた。
☆特別シナリオ終了☆
史進「戦のさなかとはいえ、少しは楽しむこともないと寂しいだろう」
郁里「・・・・・・」
(史進くんがこんなふうに言うなんて・・・)
少し意外な気持ちで史進くんを見つめる。
史進「なんだ、じっと見て」
郁里「梁山泊にいるときよりも、史進くんが落ち着いているように見えたから」
史進「梁山泊では俺以外に指示をくれる人も、全体を見る人間もいる。しかし、ここでは俺が全てをこなさなければならない」
郁里「梁山泊にいるときよりも、責任は重いよね」
史進「ああ。でも、郁里も家に帰れば、緊張などしないだろう?」
郁里「あ・・・」
史進「俺にとっては、少華山はそういう場所なんだ」
(家のようなもので、そして、ここにいる人たちは家族のようなもの・・・)
史進「とはいえ、ひとたび戦となれば、全力でここを守らなければならない。そして、近隣の村人たちもな」
史進くんの表情が不意に引き締まったものになる。
(梁山泊にいるときよりもさらに、ここでの史進くんが頼もしく見える・・・ひとつの山、山に関わる人たちのことを守ろうと思ったら、強くなりたい、っていう気持ちより大きくなるはずだよね)
史進「すまん、こんな話をしてもつまらなかったか」
郁里「ううん!少華山に来てよかったな、と思っていたの。史進くんっていう人が、どういうふうにできてきたのかがわかった気がして、嬉しいなって」
史進「郁里・・・」
少し驚いたように目を見開いたあと、史進くんはふわりと微笑んだ。
史進「・・・・・そうか」
私たちは顔を見合わせ、微笑んでいたけれど・・・。
史進「・・・・・!」
史進くんがハッと周囲を見回した。
史進「蹄の音・・・誰か来る」
郁里「少華山の人?」
史進「いや・・・」
史進くんは私を背中にかばうようにして立ち、ある方向を見つめた。
そこに姿を現したのは・・・。
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最近すっごく夜ねむくて、ちっとも更新がはかどらないよぅ(ノ◇≦。)
年のせいかねwww